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道・湊・鉄道と共に歩む かながわの街の歴史 |
−古代から現代に至るまで− |
小方武雄著 |
A5・200頁 / 2619円 発行年月日 : 2012年5月 ISBN : 978-4-7655-4472-6 |
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著者が生まれ育ち,さらに40年間県土づくりに励んだ神奈川の街の歴史について,5年の歳月をかけてまとめあげた書。道,湊,鉄道といった交通の要所を見ながら,古代からの長い歴史に光を当てて綴っている。また,交通の他に神社の配置や古墳からも地域や人々の生活の場について考察しており,生きた街の変化を振り返ることができる一冊。
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「街」の移り変わり 1 県西地域 2 湘南地域 (コラム 湘南地域の遺跡等マップ) 3 三浦半島地域 4 県央地域 (コラム 海老名周辺の遺跡等マップ) 5 県北地域 6 川崎市域 7 横浜市域
鎌倉・小田原の街づくり 1 鳥居との関係が多い鎌倉の道 2 鎌倉八幡宮と若宮大路 3 東西・南北の道が多い小田原 4 小田原城天守閣と周辺の神社との関係
街の浮き沈み 1 政治体制が変われば街も変わる 2 社寺と共に発展した街 3 産業とともに発展した街 4 新しい道(橋)ができて寂れた街 5 街に大きな影響を与えた鉄道 6 衰退した街
道の移り変わり 1 昔も今も県土の要──東海道 2 古代から主要な道──矢倉沢往還 3 「お酢街道」と呼ばれた中原街道 4 甲州街道と20号 5 横浜、藤沢からの道──八王子道(現国道16号、467号) 6 江戸へ向かった津久井道(津久井地域)
舟運の移り変わり 1 江戸時代までは主要な交通手段の海上交通 2 母なる川──相模川 3 酒匂川は水害との闘い 4 鶴見川でも水運が 5 境川は白旗神社まで 6 多摩川は何処を流れていたのか
歴史と共に変化する街 1 古墳・横穴墓の時代と大和政権が確立するまで──奈良時代以前(〜710年) 2 大和政権が充実していた時代──奈良時代(710〜794年) (コラム 関東の国の名前) 3 国府が平塚にあった頃──平安前期(9〜10世紀) 4 国府は大磯へ──平安後期(11〜12世紀) 5 鎌倉を中心として──鎌倉時代(12世紀末〜14世紀前半) 6 鎌倉から小田原中心の街へ──室町・戦国時代(14世紀中期〜16世紀) 7 街道中心に発展する街──江戸時代(16〜19世紀後半) 8 鉄道が大きく街を変える──明治時代(19世紀後半〜20世紀前半) 9 自動車が社会を変える──大正・昭和時代
神社の配置と古代の歴史 1 神社や古墳から歴史を見る 2 式内社 3 神社と神社の結びつき 4 宇都母知神社と寒川神社 5 湊における神社群 6 鶴見川中流域の杉山神社群 (コラム 安房の謎解き) 7 定角三角形のつくり方
参考文献 付録
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