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デフレ食農物語 |
−食料戦争に巻き込まれないための処方箋− |
坂口和彦著 |
B6・212頁 / 2200円 発行年月日 : 2010年1月 ISBN : 978-4-7655-4463-4 |
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世界経済が混沌とするなか,世界の食料事情は深刻さを増している。人口増加に食料生産が追いつかず,飢餓人口を増加させている。加えて農地とりまく環境は悪化しており,農地の争奪戦がはじまっている。本書は,これまでの日本の農業行政の問題点や日本人の食の問題を指摘し,デフレ経済のなかでの正しい食と農のあり方を提案する。
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序 章 小さな歴史から 1 八つ当たりと警鐘乱打 2 「クウノ企画」と一人二脚 3 小さな歴史
第1章 60年前に経験した苦い食料不足 1 今じゃ「まさか」と思う食い物で人生を始めた 2 みそ汁だけだった母畑村の学校給食 3 世界的な食料不足に足をすくわれない大準備 4 デフレ時代の食と農
第2章 50パーセントを超えている食料自給率 1 食料輸入大国を喧伝する政府の「食料自給率」 2 10年後の自給率を45パーセントにすると政府宣言 3 経営感覚に優れた農家だけに自給率向上を託す政府 4 「『インチキ食料自給率』に騙されるな!」(『農業経営者』平成20年10月号)に学ぶ 5 カロリーベース食料自給率は国家食料安全保障のため
第3章 恐ろしい日本人の「スギカフンショウ」 1 一体それはナニモノ? 2 人もペットも満腹肥満の日本 3 だから危険食品の輸入は止まらない 4 毒入りギョーザ事件で考えた 5 健康美容ダイエットのすすめ
第4章 日本人は「食い方」を改めることが大課題 1 生ゴミに混じるまともな生鮮食品の恐ろしい現実 2 お金があっても海外食料の買い食いは慎む 3 端境期の食材を使う料理を求めてはならない 4 「ばっかり食」もよいもの、でも自分で調理してこそ 5 日本人は米を食わないとダメ 6 食肉の理解を正さないと健康畜産物を確保できない 7 「地産地工地食」を徹底すれば救われる
第5章 農業パワーアップの三銃士 1 「石垣農家論」で新農家を支える 2 農業をやりたい人を増やす 3 土地利用型農業を導入してパワーアップを決める
第6章 農業再生の鉄人「五人衆」 1 岩澤信夫さんの不耕起移植栽培 2 高松求さんのミラクル畑作 3 飯山一郎さんの植物性乳酸菌運動 4 小林一年さんのファームとエコタウン 5 松浦新吾郎さんの農業用万田酵素
第7章 農業入門のインフォメーション 1 公的機関のサービス 2 民間関係のサービス
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