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書籍詳細
 
城と城下町
−築城術の系譜−
高見敞志著
B6・222頁 / 2090円
発行年月日 : 2009年7月
ISBN : 978-4-7655-4462-7
 

内容紹介
【美本ございません】
城や城下町の多くは,戦国時代から江戸時代はじめにかけてつくられた。しかし,その設計方法はいまだによくわかっていない。城や城下町はどのようにしてつくられたか?
群雄割拠する戦乱から幕藩体制の確立までの歴史をたどりながら,軍事,宗教,技術面からその謎を解き明かす。黒田孝高,藤堂高虎,南光坊天海ら軍師によるもう一つの戦国史。
 
目次
はじめに

第1章 どのようにして城下町はつくられたのか
1 小倉城下町の謎解きから着想を得る
2 「基本寸法を六十間とする大和三角形」の発見
3 設計方法に関する着想を中津城下町で検証する

第2章 文献にみる城下町の設計方法とその背景
1 史料にみる仮説の根拠
2 測量・設計技術からみる仮説の根拠
3 「一直線上の配置」の背景
4 「六十間系大和三角形」の背景
5 家康の遺言と日光への遷宮

第3章 天守の位置はどのように決められたのか
1 天守の位置決めの分類
2 「一直線上の配置」型
3 「一直線上の配置」と「六十間系大和三角形」併用型
4 「六十間系大和三角形」型

第4章 城下町の施設はどのように配置されたのか
1 城下町の施設の配置
2 「直線」による軍事施設の配置
3 「六十間大和三角形」による社寺の配置

第5章 城下町の街路はどのように引かれたのか
1 町割の理念
2 町割の基軸の設定
3 町割の手法

第6章 城下町設計方法の変容
1 天守の位置決めの変容
2 施設配置の変容
3 町割の変容

終章 築城術の系譜と応用
1 平安京大内裏の位置決めを推定する
2 築城術の変容の意味と起源
3 名築城家と築城術
4 築城術の見直しから現都市計画へ

主な参考文献

おわりに
Copyright