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書籍詳細
 
(CAP)・・・
花澤義巳著
B5・234頁 / 3080円
発行年月日 : 2008年8月
ISBN : 978-4-7655-4459-7
 

内容紹介
昭和60年8月12日夕刻,日本航空123便が御巣鷹の尾根に墜落した。単独事故として最大の犠牲者520名である。航空事故調査報告書の隔壁大破・急減圧説に対し様々な疑問が投げかけられた。本書は,日本乗員組合連絡会議の主張『日航123便に急減圧はなかった』に対する反論をまとめたものである。タイトル『(CAP)・・・』は事故調報告書のCVR記録から採用した。__は判読不確実、・・・は判読不能を表し,墜落直前の機長,最期の言葉である。筆者はこの言葉を
(CAP)もうだめだ
と聴き取った。
 
目次

序 章 K夫妻との会話

第1章 フラッターは発生したか
 1-1 不可解な理屈
 1-2 尾部の低周波振動
 1-3 量子化と標本化
 1-4 国語の問題
 1-5 VRTGデータ
 1-6 LNGGデータ
 1-7 LATGデータ
 1-8 フラッターは発生したか
 1-9 二つの事故

第2章 ティルトは外れたか
 2-1 ティルトについて
 2-2 LNGGとVRTG
 2-3 データの信頼性
 2-4 オートパイロット解除警報音
 2-5 油圧喪失後のティルト
 2-6 ティルトは外れたか

第3章 急減圧はなかったか
 3-1 急減圧とハイポキシアについて
 3-2 対 立 点
 3-3 反  駁
 3-4 緊急降下
 3-5 証  言
 3-6 似て非なるもの
 3-7 フゴイドの制御
 3-8 事故調の急減圧試験
 3-9 急減圧はなかったか

第4章 CVRの判読
 4-1 CVRについて
 4-2 聴き取り結果の変遷
 4-3 オールエンジン・・・
 4-4 大 ポ カ
 4-5 CVR音声の非公開
 4-6 聴き取り結果

第5章 謎
 5-1 オートパイロット解除警報音の謎
 5-2 右旋回の謎
 5-3 PRA開始時刻の謎
 5-4 客室温度の謎
 5-5 減圧症の謎
 5-6 火災警報音の謎
 5-7 プレッシャー・リリーフ・ドアの謎

第6章 課題と提言
 6-1 異常発生後の乗員の対応
 6-2 異常発生時の地上支援
 6-3 遭難機の捜索と救助活動
 6-4 事故後に講じられた措置
 6-5 事故調査委員会

終 章 書評と雑感

附録1 事故調報告書抜粋
 認定した事実
 結  論
 交信記録
 CVR記録
 DFDR
 DFDR拡大図

附録2 用語・度量衡換算表
 和文用語
 欧文用語
 数値用語
 度量衡換算表
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