gihodo shuppan
HOME 新刊案内 ジャンル別書籍 購入案内 会社案内 お問い合せ
書籍詳細
 
生物資源の王国「奄美」
徳廣重著
B6・192頁 / 1980円
発行年月日 : 2000年11月
ISBN : 4-7655-4421-4
 

内容紹介
【美本ございません】
【出荷までに1週間程度お時間を頂く場合がございます】
「東洋のガラパゴス」とも称される奄美の地理や歴史,生物種の宝庫としての姿などを紹介するとともに,奄美出身の化学者である著者が,将来への夢,バイオテクノロジーによる豊富な生物資源活用の途を,熱く語った読み物.ちょっと知的なガイドブックとしても読める.
 
目次
第1章 奄美諸島ガイド
1 奄美(あまみ)は何県にある?
2 奄美の諸島
3 奄美諸島の山河
4 住んでいる人たち
人口総数と世帯数/年齢構成/長寿人口/老年人口比に見る従来法と徳法の特徴と使い分け
5 教育と人材の島
「にらいかない」信仰にみる教育/黒砂糖の「勝手世騒動」/「結い」の心と「すとごれ」精神/学校教育
6 こんな文化がある
奄美の方言/民謡と踊り/文化財
7 生計を支える産業
農業/水産業/林業/商工業
第2章 天の恵みと地の恵み
1 亜熱帯の北限,常夏の地域
2 四方海の道の島
奄美諸島の生立ち/道の島
3 いろいろな生き物を育む宝島
国指定の天然記念物/アマミと名のつく生き物たち/生物相の境界線/奄美諸島は東洋のガラパゴス

第3章 奄美の生き物たち
1 なぜ生き物が多いのだろう
地理学的条件/気候の温暖化/食物連鎖
2 奄美諸島の動物たち
奄美諸島における動物の分布状況/奄美大島の哺乳類/奄美大島の鳥類/奄美大島の両生類/奄美大島の爬虫類
3 奄美諸島の植物たち
4 他の生き物たち

第4章 バイオ資源は生かすもの
1 奄美が誇る大島紬
2 生命産業のサトウキビ
3 長寿世界一の島は薬草が豊富
4 南国を彩る花
5 黒豚・黒牛は人気筋
6 魔除けのハブが島を救っている
徳之島でなぜハブ咬傷者が多いのか/ハブを擁護する
7 ミバエ滅ぼし果樹栽培
特殊病害虫と駆除/果樹の栽培/パッションフルーツの栽培

第5章 バイオテクノロジーの光
1 バイオテクノロジーとは
2 バイオテクノロジーの基本原理
3 DNA情報によるタンパク質の合成
二重らせん構造/DNAの複製/タンパク質の組成/生物の細胞/DNA塩基の遺伝暗号/DNAによるタンパク質の合成
4 バイオテクノロジーの基本技術
遺伝子組換え操作/細胞融合操作/組織・細胞培養操作/バイオリアクター
5 バイオテクノロジーのメリット
常温常圧で機能を発揮すること/酵素の至適pHが中性付近にあること/酵素の基質特異性/立体特異性
6 バイオテクノロジーのリスク
100%安全・安心なものはない/安全・安心は,教育と技術の向上で高まる/リスクは軽減できるもの/バイオテクノロジーに対する「不安感」/バイオテクノロジーのリスク

第6章 生物が主役のバイテク時代
1 生物機能は打ち出の小槌
2 バイテク時代
環境問題
3 バイオテクノロジーに期待するもの
循環型社会の構築/未来型食糧の生産

第7章 バイテク時代を担う生物資源王国を生かすシナリオ
1 国際的な保護を
2 種子バンクを奄美に
3 研究・教育機関の設置が不可欠
バイテク研究センターの創設を/大学等の高等教育機関の創設を/社団法人奄美振興研究協会(奄振研)の調査報告書

資料 奄美諸島の植物
1 種子,被子および双子葉植物
種子,被子および双子葉植物(合弁花類)/種子,被子および双子葉植物(離弁花類)
2 単子葉植物
3 裸子植物と羊歯植物
裸子植物/羊歯植物
Copyright