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くらしの活銅学 |
−健康と衛生に不可欠なミラクルミネラル− |
長橋捷監修・日本銅センター編 |
B6・186頁 / 1320円 発行年月日 : 2007年2月 ISBN : 978-4-7655-4236-4 |
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優れた加工性や導電性をもつ銅は,古代から生活の中に幅広く取り入れられてきた.最近では,銅のもつ「抗菌性」が認められ,人と地球に優しい金属として医療機関・高齢者施設の衛生保持や健康維持等,新しい分野での貢献が期待されている.本書では,さまざまな道具や装置となって,われわれのくらしを支えてきた銅の姿を追い,またこれまであまり知られなかった銅の利点や特性について公平に正しく紹介する。銅製品を使う人,作る人,扱う人等一般の読者向けに,読切り形式でやさしく語る40話。
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身近な銅をよりよく知っていただくために
〈食生活と銅〉 チョコレートの意外な効用 海のミルク――牡蠣 みんな大好き! 卵焼きをおいしく焼くなら…… 和菓子職人が選ぶ秘密兵器 大根を「おろす」のは日本だけの文化 吾輩はビール好きの猫である 人気のIH炊飯器も、やはり「初めチョロチョロ」 美味にこだわる春夏秋冬
〈銅と健康〉 くらっときたら血のミネラル、栄養機能食品の新しい仲間 緑青の真実 賢者は歴史に学ぶ ミラクルパワーの源はなに? 長寿村を調べてみると…… アルツハイマー病にひとすじの光 少子化時代、大事な赤ちゃんを丈夫に育てる 光合成は生命維持の原点
〈銅と衛生・抗菌〉 ヒントは十円玉にあり 「緑青は猛毒」って誰に聞いたの? 青い水の正体は…… びっくり妙薬の中身 院内感染も怖くない!? あのレジオネラ菌が参った! ライフラインを安全に、衛生的に 病気のもと、こわーい蚊を絶つ 水虫くん、サヨナラ 台所のひと工夫で湖が蘇った 短期間で川を蘇らせる イオンは強い味方です
〈銅よもやま話〉 銅と人類、一万年のおつきあい 「もったいない」の精神、直島にあり 最古の貨幣は和銅開ちん、それとも富本銭? 今日もどこかでピカッ、ゴロゴロ――避雷針 幕末の軍艦「開陽丸」をそのまま海中保存 天智天皇の水時計を動かしたのは「銅管」 はがね山の「銅御殿」から原子時計の「時」を送信 金管、木管、銅の響き ワールドカップに響き渡る銅製ホイッスル 銅――永久に、モニュメントとともに それぞれのエコロジー 銅を食べる苔「ホンモンジゴケ」
あとがき
コラム 二天自作の銅細工、武蔵の剣 歌舞伎に銅のかつらあり 雑菌防止に、お酒のお燗に、いろいろ使える銅の効果 めざせマイナス6%! エコ給湯器を支える銅製熱交換器 エンゲージリングの起源は「鍵」 放射性廃棄物の保管に、期待される銅の耐久性 いまでも使える硬貨は35種類! 世界の切手に「銅」の絵柄 時代の最先端を支える、古くて新しい金属 全国で21万台も走っていた人力車 マンハッタンは銅の島? クルマの中の銅
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