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大塚謙一著 |
A5・206頁 / 2420円 発行年月日 : 2006年2月 ISBN : 4-7655-4233-5 |
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酒はまず神に捧げられ,神とともに飲まれていた。また,酒は醫と同源で,つまり薬でもあった。酒は時代とともに重要なものになり,人間の歴史とともに歩んできている。原料は多種多様であり,工程も多様である。これは,酒のルーツは一元ではなく多元的であることを示している。神話の酒,伝説の酒,伝承の酒,伝播の酒,伝承の蒸留酒、伝播の蒸留酒,伝承の混成酒に区分し,その由来,特徴,変遷,つまり酒の履歴を解説した。
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本書の構成 1 酒の変遷 文明と酒 古代オリエントの中で 世界の酒の変遷 古代の酒 中世の酒 近世の酒 2 醸造酒 酒神と神話の酒 エジプトの酒神 オシリス ギリシャの酒神 ディオニュソス(バッカス) 中国の酒神 儀狄と杜康 日本の酒神 メキシコの酒神とプルケ酒 伝説の酒 猿酒伝説 幻覚の酒 インドの古酒 伝承の酒 中国の古酒 中国の現代の黄酒 推理 緑酒のこと 日本の古酒 中世の日本の古酒 麹について コウジカビとクモノスカビ 照葉樹林文化圏の酒 朝鮮の酒 アフリカの酒 伝播の酒 口噛みの酒 モンゴロイドの酒 インディオの酒 チッチャ 蜜酒 椰子酒 乳酒 ビールの起源と伝播 ビールの変遷 日本のビール ワインの起源 東方への伝播 葡萄の破砕と搾汁法の変遷 現在のワインの多様性 ワインの名産地 日本ワインの夜明け シードル(林檎酒) 3 蒸留酒 蒸留酒の起源と蒸留器の変遷 蒸留酒の起源 蒸留器の変遷 伝来―伝承型蒸留酒 アラック 中国の白酒 日本の焼酎 メキシコのテキーラ 伝播型蒸留酒 ウイスキー ブランデー 果実ブランデー ヨーロッパのスピリッツ ラム オコレホウ 4 混成酒 リキュール 薬酒 5 僧院寺社と酒 ワインと僧院 ビールと僧院 リキュールと僧院 日本酒と寺社 中国酒と僧坊
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