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事業の意思決定 |
−基礎理論からリアルオプションの実践まで− |
湊隆幸著 |
A5・196頁 / 3080円 発行年月日 : 2010年6月 ISBN : 978-4-7655-4127-5 |
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事業の意思決定において,キーワードとなるのがリスクマネジメントである。リスクマネジメントとは,事業の収益性に関する価値最大化行動を意味するが,それは単なるリスクの低減ではなく,将来の行動の柔軟性を考慮することによるオプション評価を含む。オプションは不確実性に対処するための新しい概念である。費用便益分析といった基礎理論からリアルオプションの実践までを,専門的な知識を待たない人でも理解できるよう,数式をできるだけ使用せず,平易な表現で解説した。
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第1章 価値評価への扉 1.1 事業価値の多角的議論 1.2 動機づけとしての不確実性とリスク 1.3 持続型社会における価値評価の視点 1.4 まとめ
第2章 理論か勘か 2.1 ものの決め方 2.2 理論から迫る 2.3 勘と理論のギャップ 2.4 理論と勘の意思決定支援手法 2.5 まとめ
第3章 価値の本質 3.1 時間とばらつきの取り扱い 3.2 問題の構造化と選択 3.3 本源的価値の分析 3.4 まとめ
第4章 機会費用の理論 4.1 理論モデル 4.2 回帰モデル 4.3 まとめ
第5章 行動の柔軟性 5.1 リスクマネジメント基本戦略 5.2 リアルオプションとは 5.3 事業投資のリアルオプション 5.4 まとめ
第6章 実践への扉 6.1 実践のための分析ツール 6.2 実践への適用事例 6.3 実践の技法 6.4 まとめ
第7章 評価における社会学的視点 7.1 技術は便益かコストか 7.2 インフラの副次的影響 7.3 革新技術の不確実性とシナリオ 7.4 まとめ
巻末付録T 意思決定の関連知識 巻末付録U 問題の解答
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