|
川口和英著 |
A5・240頁 / 3300円 発行年月日 : 2011年5月 ISBN : 978-4-7655-4126-8 |
|
|
|
ある集客施設がゴーイングコンサーン(経営的に持続していく)を果たしていくことは,実は人をいかにして集めるかということであり,ビジネスや経営にも直結する話である。これは企業にとっても関心の高いところであるが,こうした問題を紐解く鍵やアイデアを生み出すためのヒントというのは,意外と文献も限られており,従来十分に研究の対象とされてこなかった分野である。本書は,「集客」を科学的にとらえ,理論面と実践面での考察をすること,デザイン的な展開事例や開発におけるヒント等を解説することを目的としてまとめている。
|
|
|
|
第1章 人を集めること 1.1 集客の考え方 1.2 人が集まることを分析する 1.3 集客施設の入場者数予測 1.4 ハフモデルが何故成り立つのか 1.5 入場者数予測の位置づけ
第2章 人集めのターゲット 2.1 人集めの方向 2.2 施設タイプによる類型 2.3 集客の戦略
第3章 人集めを予測する 3.1 集客施設の需給モデルと魅力係数の検討 3.2 施設モデルの適用 3.3 魅力係数の検討 3.4 需給モデルを使用した入場者数予測 3.5 需給モデルの考え方 3.6 全国大規模集客施設整備の比較 3.7 背後圏を探る
第4章 人の施設内での行動・流れを予測する 4.1 集客施設内の行動の分析 4.2 ハイブリッド水族館における人の行動 4.3 マルコフモデルを用いた分析 4.4 情報端末によるデータ収集 4.5 行動分析の展開の方法 4.6 広域的な人の流れについて 4.7 ネットワークの分析
第5章 人集めの費用便益分析 5.1 費用便益とは何か 5.2 プロジェクト分析の種類と特徴 5.3 費用便益に関する考察
第6章 人集めの空間デザイン 6.1 ミュージアム(美術館、博物館) 6.2 テーマパーク 6.3 都市開発の中での集客力の向上 6.4 歴史的景観・資源の活用 6.5 集客空間の考察
第7章 人集めの波及 7.1 施設整備のもたらす効果 7.2 集客施設整備の乗数効果 7.3 産業連関表の仕組み 7.4 集客系施設の整備効果試算のフロー 7.5 波及効果推計に関する方向性 7.6 産業連関分析による整備効果の把握事例
補足資料 1.5時間〜4時間圏のケース
コラム(1〜21)
索引
|
|
|