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谷口守著 |
B6・118頁 / 1650円 発行年月日 : 2005年10月 ISBN : 978-4-7655-4121-3 |
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近年盛んに実施されている学生による授業評価。しかし,大学で講義を行うほとんどの教師は,「教える技術」を学んだことがない。多額の費用をかけて行う授業評価の結果を利用し,学生に「わかる!」と言わせる講義にしてはどうだろう。本書は,その方法を紹介するものである。
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第一章 なぜ授業評価をおこなうのか? ■ それがあなたを変えるのです ■ ノウハウをオープンに ■ 本書のまとめ方
第二章 授業評価ポイントアップ方策 初級編 十か条 一 第一印象は大切 二 総合評価に最も影響するのは「熱意」 三 まず、相手がわかることから話す 四 最低限の準備から 五 終了時刻を守ること 六 「距離」を短く 七 説明責任(アカウンタビリティ)を果たす 八 「地図」を示す 九 同じ話をする、同じ話をしない、同じ話もする。 十 捨てることを考える
第三章 授業評価ポイントアップ方策 中級編 十か条 一 パワーポイントを使わない 二 最新の話題を常にもっておく 三 あなたがここにいる意味を伝える 四 よいことはほめる、悪いことはしかる 五 オフィスアワーを嗤う 六 個人仕様のレポートを添削する 七 質問は公開する 八 授業の前後に雑談する 九 熊のようにウロウロする 十 学生にも話をさせる
第四章 授業評価ポイントアップ方策 上級編 十か条 一 学生のスキを突く 二 回答に応じて話題を変える 三 「わかりません」は無しにする 四 学生の名前を覚える 五 学外者を引きずり込む 六 悪口と自慢話だけはしない 七 ささいな疑問、発見をバカにしない 八 米国の大学講義に出席してみる 九 昨年と同じ講義はしない 十 そして、あなたの個性を大切に
第五章 管理者編 十か条 (授業評価アンケート導入から教員個人評価へ) 一 どんな授業評価アンケートをつくるのか 二 その有効性を正しく理解する 三 人気投票と混同しない 四 一割の講義が九割の不満を生んでいる 五 専門外、大人数授業は難しい 六 変化値で評価してはならない 七 他人の評価結果と混ぜない 八 教官による授業評価は無意味 九 学生にまかせてよいこと、悪いこと 十 アンケートは必要最小限で
参考文献 付録 付録1 総合評価に影響を及ぼす要因のモデル分析 付録2 カリフォルニア州立大学バークレイ校における取り組み
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