|
田中充・馬場健司編著 |
A5・264頁 / 2970円 発行年月日 : 2021年10月 ISBN : 978-4-7655-3478-9 |
|
|
|
近年の地球温暖化の進行とその深刻な影響が拡大するなかで、気候変動への関心は急速に高まっています。2018年6月制定の気候変動適応法を受けて、国内では体系的な適応策の取組みが始まりました。地域における気候変動影響の把握と適応策の推進は、先行者が着手する導入期から、多くの関係者に広がる成長期・拡大期へと移行している段階です。本書は、気候変動影響の把握や適応の取組みを、社会への展開と実装化を図る手法である「社会技術」の概念に包含して、具体的な考え方と枠組み、地域での実践例を紹介し、そうした社会技術が地域に定着することを願って執筆したものです。本書を活用することにより、地域に根ざした実効ある適応策の立案・推進が期待されます。(「はじめに」より抜粋)
|
|
|
|
はじめに 適応策の社会実装化に向けて
第1部 気候変動影響と適応をめぐる政策と技術の動向
第1章 気候変動適応法と自治体の役割 第2章 地域適応の拠点:地域気候変動適応センターの取組みと課題 第3章 適応策検討に必要な技術開発の概要 第4章 気候変動適応技術の地域間での波及要因
第2部 科学的知見を社会に実装化するための社会技術
第5章 庁内外との計画策定支援社会技術1:コデザインワークショップ(適応自治体フォーラム) 第6章 庁内外との計画策定支援社会技術2:気候変動リスクアセスメントと庁内合意形成 第7章 地域社会とのコミュニケーション社会技術1:地域適応シナリオ 第8章 地域社会とのコミュニケーション社会技術2:気候変動リスクコミュニケーション 第9章 ボトムアップによる社会実践:「気候変動の地元学」を入口とした気候変動適応コミュニティの形成
おわりに
|
|
|