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中村太士・辻本哲郎・天野邦彦監修/河川環境目標検討委員会編集 |
B5・136頁 / 3080円 発行年月日 : 2008年7月 ISBN : 978-4-7655-3431-4 |
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河川環境について,その目標を具体化し,提示しながら環境保全に取り組む書。目標設定の流れや分析・評価といった用語をイメージしやすくするために,人の健康診断の類推表現を適宜用いている。その上で,河川環境の目標設定の流れの概要や留意事項,目標設定の流れの全体像や段階ごとの内容,現状の把握から保全・再生の必要性の評価までの段階で利用できると思われる手法を示した。また,適宜概念的な項目については解説を加えるとともに,今後さらに議論が必要な論点を整理した。
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第1章 河川環境の目標設定の考え方 1.1 河川環境の質とその変遷の概要 1.2 河川環境の潜在的な状態と目標 1.3 河川環境の目標設定 1.4 河川環境の目標設定の流れ(概要) 1.5 河川環境の目標設定において留意すべきこと
第2章 河川環境の目標設定の流れ 2.1 集団検診(「現状の把握」,「現状の評価」)の段階 2.2 精密検査(「将来予測」,「保全・再生の必要性の検討」)の段階 2.3 治療(「具体的な対策の検討」,「対策の実施」)の段階 2.4 経過観察(「フォローアップ」)の段階
第3章 集団検診(現状の把握と評価)の方法 3.1 現状の把握の方法 3.2 現状の評価 3.3 今後の課題
第4章 精密検査(将来予測と保全・再生の必要性の検討) 4.1 歴史的変遷の整理 4.2 インパクト−レスポンスの想定・検証 4.3 原因の検証と将来予測 4.4 保全・再生の必要性の検討
第5章 治療から経過観察まで(対策の実施やフォローアップの事例) 5.1 治療方法の選定 5.2 経過観察 5.3 治療プログラムの事例 5.3.1 自然再生事業等での治療方針の設定例 5.3.2 多摩川における事例 5.3.3 標津川における事例 5.3.4 北川における事例 5.3.5 円山川における事例
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