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Fortress言語 |
−マルチコア時代の並列化プログラミング言語− |
中山茂著 |
A5・180頁 / 2420円 発行年月日 : 2007年3月 ISBN : 978-4-7655-3337-9 |
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マルチコアPCの新世代プロセッサに対応した新言語Fortressの解説書。Fortress言語はマルチコアを効率的に利用した並列処理を基本としており,FortranやJavaで培った言語を参考にして,大規模な科学技術計算や最適化を重視した並列計算に適した環境になっている。出来上がったプログラム言語を組み立てるのではなく,成長できるプログラム言語で,黒板に数式を書くようにして,科学技術計算をコーディングできる。
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第1章 Fortress言語入門
1 Java言語とFortress言語 2 Fortress言語の特徴 3 Fortress言語のインストール 3.1 Fortress開発ツールのダウンロード 3.2 Fortressの動作環境と初期設定 3.3 Fortressインタプリタの実行コマンド 4 手続き指向,オブジェクト指向とコンポーネント指向との比較 4.1 手続き指向のC言語 4.2 オブジェクト指向のJava言語 4.3 コンポーネント指向のFortress言語 5 Fortressプログラムの特徴 5.1 黒板に書いたような数式のFortressプログラム 5.2 並列で動作するFortressプログラム 5.3 オブジェクトobjectを利用したFortressプログラム 5.4 トレイトtraitを利用したFortressプログラム
第2章 Fortress言語の基本
1 Fortress識別子,Fortress区切り子,Fortressコメント記号 2 Fortress直定数 3 変数に値の配置 3.1 結合演算 3.2 割当て演算 3.3 生成演算 4 Fortressのデータ型 5 数値に対する演算 6 整数Integralに対する演算 6.1 整数演算 6.2 ビット演算 7 整数ZZ64に対する演算 8 文字列に対する演算 9 Booleanに対する演算 10 Fortress演算子 10.1 単純代入演算と複合代入演算 10.2 条件演算の代用 10.3 演算式におけるホワイトスペースの書き方 11 Fortress予約語 11.1 Fortressキーワード 11.2 基本データ型の使い方 11.3 case 11.4 typecase 12 Fortress流れ制御 12.1 選択制御 12.2 反復制御
第3章 Fortress言語の特徴
1 配 列 1.1 一次元配列 1.2 多次元配列 1.3 ベクトルと行列 2 関 数 2.1 組み込み数学関数 2.2 ユーザ関数の作り方 2.3 キーワードfnによる関数定義 2.4 関数のオーバーロード 3 演算子のユーザ定義とオーバーロード 4 並列処理 4.1 高速化計算モデル 4.2 マルチコアでの並列処理実験 4.3 原子性atomicの使い方
第4章 Fortress言語のコンポーネント指向
1 コンポーネント指向 2 オブジェクトobject 2.1 関数オブジェクト 2.2 データ型宣言のある関数オブジェクト 2.3 フィールドのある関数オブジェクト 2.4 selfパラメータ 2.5 staticパラメータを用いたオブジェクト 3 トレイトtrait 3.1 トレイトtraitの定義とオブジェクトobjectへの組み入れ 3.2 トレイトtraitの多重継承 3.3 excludesを用いた排他的トレイト継承 3.4 実装されたメソッドが設定されたトレイト 3.5 staticパラメータを用いたトレイト
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