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日本機械学会編 |
A5・440頁 / 5280円 発行年月日 : 2018年11月 ISBN : 978-4-7655-3267-9 |
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原子力発電所細管の破断や亀裂などが大きな問題となったように,流体と構造物が連成して発生させる振動によるトラブルは,後を絶たない。本書は,その流体関連振動に関する知見,とくに設計者として知っておくべき基礎的な事項について,過去の事例を踏まえて,整理・集約した。設計者や現場担当者のみならず,規格技術者,大学院生にとっても有用な書となっている。第3版では,時代の要請に応える形で,「数値流体力学の適用方法」と「技術ロードマップ」を追加し,全10章の構成とした。
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1 概 論 1.1 はじめに 1.2 モデル化の方法 1.3 流体関連振動の基本的メカニズム
2 直交流れによる流体励起振動 2.1 円形断面・単一体 2.2 円形断面2体 2.3 円形断面・多数体 2.4 矩形断面 他 2.5 管群による気柱共鳴 2.6 対策のヒント
3 外部平行流による振動 3.1 直管・管群 3.2 弾性平板・シェルの振動 3.3 すきま流れによる振動
4 管内流による振動 4.1 直管・曲がり管 4.2 ベローズ関連の振動 4.3 コラプシブルチューブ
5 管内の圧力波による振動 5.1 圧縮機に起因する配管内圧力脈動 5.2 ポンプ・水車に起因する配管内圧力脈動 5.3 水 撃 5.4 はく離による自励音等 5.5 弁の関係する振動
6 熱に起因する振動 6.1 熱・燃焼による振動騒音 6.2 凝縮による流体振動 6.3 沸騰に伴う流体振動
7 回転機械に関連する振動 7.1 翼および翼列の振動 7.2 部分的に液体を満たす回転体の振動 7.3 シールの流れによる振動
8 流体−構造連成系の振動 8.1 流体−構造連成系の振動概説 8.2 付加質量・負荷減衰 8.3 スロッシングとバルジング 8.4 ゲートの振動
9 流体関連振動の数値解析 9.1 数値流体解析の概要 9.2 構造解析に用いられる数値解析の概要 9.3 流体構造連成振動の解析
10 流体関連振動の技術ロードマップ 10.1 はじめに 10.2 社会的・技術的ニーズ 10.3 キーテクノロジー 10.4 将来の社会に対する展望 10.5 技術分野ごとのロードマップ
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