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岩森暁著 |
A5・196頁 / 3080円 発行年月日 : 2006年7月 ISBN : 4-7655-3260-7 |
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本書は,機械技術者を目指す学生向けに,金属/セラミックス/プラスチックなどの基本特性(物性) や加工技術について述べるとともに,加工技術やその応用例についても解説した。特に,材料の分子構造など,機械系の学生にはあまり馴染みのない化学的な特性も記載するように心がけた。機械系学部に所属する大学生,大学院生の教科書として使用されるべく執筆されている。 【主要目次】1.章金属材料/2.章セラミックス材料/3.章高分子材料/4.複合材料/5.接着・接合技術/6.電子材料と加工技術/7.医用材料/8.環境材料
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第1章 金属材料 1.1 鉄鋼材料 1.1.1 鉄の性質 1.1.2 炭素鋼 1.1.3 炭素鋼の熱処理 1.1.4 鋳鉄 1.2 非鉄金属材料 1.2.1 銅および銅合金 1.2.2 アルミニウムおよびアルミニウム合金 1.2.3 チタンおよびチタン合金 1.2.4 マグネシウムおよびマグネシウム合金 1.2.5 コバルトおよびコバルト合金 1.2.6 ニッケルおよびニッケル合金 1.2.7 低融点金属およびその合金 1.2.8 高融点金属 1.3 塑性加工 1.3.1 圧延加工 1.3.2 鍛造加工 1.3.3 押出し加工 1.3.4 引抜き加工 1.3.5 曲げ加工 1.3.6 せん断加工 1.3.7 絞り加工 1.3.8 転造加工
第2章 セラミックス材料 2.1 セラミックスの機械材料への応用 2.2 セラミックス材料の用途 2.3 セラミックス材料の特性 2.3.1 酸化物セラミックス材料 2.3.2 窒化物セラミックス材料 2.3.3 炭化物セラミックス材料 2.4 構造用精密部品としてのセラミックス材料 2.4.1 高温用機器および部品 2.4.2 常温機器および部品 2.4.3 電気・電子機器部品 2.4.4 光学機器部品 2.4.5 生体材料 2.5 セラミックスの破壊強度 2.6 セラミックスの機械的性質 2.6.1 強度評価法 2.6.2 セラミックスの機械強度と機械特性 2.6.3 セラミックスの熱的性質 2.6.4 セラミックスの化学安定性
第3章 高分子材料 3.1 機械的性質 3.1.1 弾性率と応力--ひずみ曲線 3.1.2 クリープと粘弾性特性 3.1.3 動的粘弾性特性 3.1.4 衝撃特性 3.2 高分子材料の特性 3.2.1 ポリエチレン 3.2.2 ポリプロピレン 3.2.3 ポリスチレン 3.2.4 ポリメチルメタクリレート 3.2.5 フッ素系樹脂 3.2.6 ポリアミド 3.2.7 ポリエステル 3.2.8 ポリカーボネート 3.2.9 ポリサルホン・ポリエーテルサルホン 3.2.10 ポリフェニレンサルファイド 3.2.11 ポリイミド 3.2.12 ポリエーテルエーテルケトン 3.2.13 液晶ポリマー
第4章 複合材料 4.1 金属基複合材料 4.1.1 分散材(強化材) 4.1.2 マトリックス(母材) 4.1.3 製造法 4.2 セラミックス基複合材料 4.3 高分子基複合材料 4.3.1 強化材 4.3.2 マトリックス 4.3.3 製造法 4.4 先進複合材料(ACM)
第5章 接着・接合技術 5.1 接着・接合 5.2 接着剤による接着と分類 5.2.1 液状モノマーまたはオリゴマータイプ 5.2.2 溶液またはエマルジョンタイプ 5.2.3 熱溶融接着剤 5.3 有機接着剤の成分による分類 5.3.1 天然高分子系接着剤 5.3.2 熱可塑性接着剤 5.3.3 熱硬化性接着剤 5.4 無機系接着剤 5.5 金属材料の接着 5.5.1 ハンダによる接着 5.5.2 メタライズ 5.6 接着のメカニズム 5.7 セラミックスとの接着 5.7.1 固相--液相接着 5.7.2 固相加圧接着 5.7.3 溶接接着 5.7.4 機械的接合
第6章 電子材料と加工技術 6.1 半導体の特性 6.1.1 半導体 6.1.2 高集積化のための集積回路材料 6.1.3 半導体材料の製造法 6.2 薄膜形成技術 6.2.1 高品質単結晶作製法 6.2.2 薄膜形成法 6.3 微細加工技術 6.3.1 リソグラフィ技術 6.3.2 レーザ加工技術 6.3.3 エッチング技術 6.4 ディスプレイへの応用 6.4.1 液晶 6.1.2 有機EL(エレクトロルミネッセンス)
第7章 医用材料 7.1. 医用材料の種類 7.1.1 硬組織の生体材料 7.1.2 軟組織の生体材料 7.2 医用材料の適用例 7.2.1 ディスポーザブル用品 7.2.2 手術用材料 7.2.3 形成外科用材料 7.2.4 眼科用医用材料 7.2.5 代謝機能材料 7.2.6 抗血栓材料 7.2.7 カテーテル 7.2.8 整形外科用材料 7.2.9 歯科用材料 7.3 医用材料の安全評価 7.3.1 毒性試験 7.3.2 機械的試験
第8章 環境材料 8.1 地球環境問題 8.1.1 地球温暖化 8.1.2 酸性雨 8.1.3 オゾン層破壊 8.1.4 森林破壊 8.1.5 砂漠化 8.2 環境汚染 8.2.1 化学物質による環境汚染 8.2.2 廃棄物による環境汚染 8.2.3 リサイクルに関する法規制 8.2.4 環境修復技術 8.3 環境材料 8.3.1 金属環境材料 8.3.2 セラミックス環境材料 8.3.3 高分子環境材料
文献 索引
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