|
宮入裕夫著 |
A5・318頁 / 3850円 発行年月日 : 2003年3月 ISBN : 4-7655-3257-7 |
|
|
|
【出荷までに1週間程度お時間を頂く場合がございます】 複合化による材料・製品の高性能化,高機能化のための基本的な技術について解説し,さまざまな複合材料の物性などを紹介する書.成形加工法や各種機能と材料設計・製品設計などを具体的に解説し,知能材料をはじめとする未来材料にも言及する.
|
|
|
|
第1章 材料の変形と強さ 1.1 丸棒と柱 1.2 横荷重をうける梁 1.3 梁の強さと変形の防止 1.4 曲げ強さと剛性 1.5 積層界面の役割 1.6 負荷形態と弾性率
第2章 複合材料の力学的挙動 2.1 材料の弾性挙動とHooke則 2.2 垂直応力とせん断応力 2.3 一方向強化材の弾性率と複合則 2.4 異方性板のHooke則 2.5 脆性材料の強化 CFの補強効果/CFの強化と力学的挙動
第3章 複合材料と機能 3.1 軽量性 3.2 耐食性 3.3 エネルギ吸収能 3.4 耐熱特性 3.5 耐摩耗性 3.6 電気絶縁特性 3.7 電波透過性 3.8 断熱特性と緩衝性 3.9 音響特性
第4章 積層構造と軽量性 4.1 軽量性と曲げ剛性 4.2 サンドイッチ板とハイブリッド板 複合材の構成と複合板/ハイブリッド板/サンドイッチ板 4.3 サンドイッチ板の応力と剛性 サンドイッチ板の応力/サンドイッチ板の剛性 4.4 木材の積層板(合板) 木材の物性/合板と集成材の構成
第5章 複合材料の成形加工 5.1 繊維の形態と成形法 5.2 ハンドレイアップ成形法 5.3 スプレイアップ成形法 5.4 フィラメントワインディング成形法 5.5 レジントランスファー成形法 5.6 プレス成形法 コールドプレス成形法/ホットプレス成形法 5.7 引抜き成形法 5.8 真空バッグ成形法 5.9 オートクレーブ成形法
第6章 繊維強化材と機能材料 6.1 ガラス繊維 ガラス繊維の種類/ガラス長繊維の製造方法/ガラス繊維の形態と成形方法/ガラス繊維の表面処理/ガラス繊維の機能的特性/ガラス繊維強化材の用途 6.2 炭素繊維 炭素繊維の特性と分類/炭素繊維の構造と機能/ピッチ系炭素繊維/PAN系炭素繊維/CFRPの機能的特性と用途 6.3 アルミナ繊維 アルミナ繊維の種類と物性/アルミナ繊維強化複合材料/アルミナ長繊維の物性と用途 6.4 炭化ケイ素繊維 炭化ケイ素繊維(ニカロン)/炭化ケイ素(チラノ)繊維 6.5 アラミド繊維 ポリアミド繊維の構造と物性/パラ系芳香族ポリアミドの構造と物性/アラミド繊維の用途 6.6 超高強度ポリエチレン繊維 超高強度ポリエチレンの製造/超高強度ポリエチレン繊維の物性/超高強度ポリエチレン繊維の応用 6.7 ポリエステル繊維 ポリエステル繊維の物性/表面処理/ポリエステル繊維の用途
第7章 熱的特性に関する材料設計 7.1 比熱と熱伝導率 7.2 繊維強化材の熱膨張率 7.3 熱膨張率と発生する応力 7.4 熱変形を考慮したHooke則 7.5 積層構造の熱変形 7.6 CFRPの熱的特性
第8章 材料の機能設計 8.1 機能的特性の発掘 8.2 軽量化設計 負荷形態と基本部材の軽量化/平板の軽量化/軽量性と座屈メリット 8.3 遮音材料の設計 吸音性と遮音性/吸音・遮音材料/遮音性能を有する鈴構造 8.4 制振材料 8.5 耐摩耗・耐摩擦性の設計 充てん材と耐摩耗・耐摩擦性/耐摩耗・耐摩擦特性に及ぼす因子/湿潤摩擦/FRPの摩耗・摩擦過程と評価 8.6 電磁気的特性 電磁気的性質/電気伝導率/電磁遮蔽特性/電磁気特性の応用 8.7 機能設計
第9章 複合機能と製品設計 9.1 プラスチック系構造用材料 浴槽および浴槽ユニット/大形容器とタンク類/合併浄化槽 9.2 FRP構造体の設計 FRP大形容器の種類/FRP製パネルタンクの設計/FRP構造の設計 9.3 FRP製フライホイール フライホイールに蓄えられるエネルギ/基材構成と成形方法 9.4 FRP製コイルばね フィラメントワインディング成形法/コイルばねの応力と断面形状/FRP製コイルばね 9.5 自動車用リーフスプリング FRP製板ばねの物性/FRPリーフスプリングの設計/リーフスプリングの設計と成形方法
第10章 未来材料(知能・資源・環境) 10.1 材料の歴史と高機能化 材料の歴史/知能化と材料/環境対応と資源の活用 10.2 生体と知能材料 生体の機能と材料/高機能化と知能化/センサ材料とアクチュエータ材料/高機能材料と知能材料 10.3 環境と材料 有害化学物質/内分泌撹乱化学物質(環境ホルモン) 10.4 資源の有効利用 資源の活用/プラスチックの再資源化/廃材の活用と設計
|
|
|