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小幡章著 |
A5・258頁 / 2640円 発行年月日 : 2002年11月 ISBN : 4-7655-3255-0 |
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ものつくりを主たる仕事とする人たちに「開発」のプロセス,技法などを解説するテキスト.著者の長年の開発実務経験をもとに,利益を生み出せる新製品や新事業のアイデアをどのように出し,あるいは引き出し,それをどう評価し,いかに実体としてまとめあげてゆくかについて論じ,手順と方法を多数のフローチャートや図で具体的に示す.
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第1章 開発とは何か 1 はじめに 2 開発とは 3 開発における創造的総合化とは 夢の実現と真理の探究/発明と発見,研究と開発/開発の区分 4 開発における実体化とは 5 創造的開発の基本的課題 リスクの分散/総合性の確保/技術の蓄積/マネジメント 6 ダイナミズムの必要性 7 美的バランス感覚の養成
第2章 開発ギアとしての思考プロセス・技術・ツール 1 開発をスムースに進ませる条件 創造性と総合性/固有技術/創造に関わるギア/最適選択技術 2 創造の標準プロセス アブダクション/アブダクションの効率化/技術的な問題解決に関わる標準的創造パターン/感性に関わる標準的な創造バターン/創造のガイドとしての発想法/対象の観察/継続すること 3 開発を見る技術と専門技術 可視化技術と評価技術/開発をつくる専門技術 4 開発を見せるためのツール 開発を見せるための基本ツール/開発構想を表すドキュメント
第3章 開発構想の創造・ガードと評価 1 構想をつくる創造プロセスの区分 創造的総合化の基本ステップ/ニーズ主体の開発とシーズ主体の開発/開発構想創造の準備 2 ニーズを主体に開発構想を創造する 3 シーズを主体に開発構想を創造する シーズ主体の開発構想創造法/技術作業の計画化 4 キャッチアップ開発 5 技術開発の進め方 はじめに/技術開発の一つのパターン 6 構想をガードするシステム 生物界を手本とした創造に関わる活動/優位を占める基礎条件/ガード・システム 7 初期構想の経済性評価とリスクの局限 官公庁・企業向けの開発/一般消費者向けの開発
第4章 開発構想の設計 1 はじめに レビューとリファインによる実体化/レビューの基本ツール/レビューの要点 2 仕様の健全性管理(客観性保持の要) 仕様管理の必要性/仕様変遷管理シート/仕様の干渉に関するマクロ・レビュー 3 構想のレビューとリファインの技法 レビュード・デンドログラム/構造をもつ機能システムのマクロ・レビュー/シーケンシャル・メカニズムの連想的レビュー法/一般的な初期段階ハザード対策 4 経済性の確認 官公庁・企業向けの開発/一般消費者向けの開発 5 開発プロセスのドキュメンテーション プロセスの整理が技術的財産である/開発のドキュメンテーション
第5章 開発の運営 1 全般 はじめに/開発が先か,管理が先か/開発のディレクターとマネージャー/効率的な運営条件 2 方針 開発における方針の重要性/優れた方針の条件/方針のあり方と効果 3 開発のディレクターが留意すべき点 マネジメント・スタイルの切替え/開発の備え/開発対象創造作業の活性化/合理的なリスク概念に基づく経済性の追求/開発の実行と効率化/開発担当マネージャーの選定
第6章 開発と社会とのかかわり 1 開発の社会適合性 開発が社会に適合する条件/顧客が認める価格と社会的制約/顧客による選択 2 配列の美 3 むすび
付録 A−1 アブダクティブ・プログラミング(AP法) 最適化法の復習/「あぶり出し」の概念に基づくAP法 A−2 開発管理技術 開発プログラムによるチェック/構想レビューのチェック・リスト A−3 既存開発手法と本書との関連 一般的な発想法/開発実務効率向上手法/調達者が定める開発管理手法/価値の創出を目的とした体系的開発管理技法
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