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日本機械学会編 |
A5・462頁 / 11000円 発行年月日 : 1992年10月 ISBN : 4-7655-3244-5 |
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【在庫ございません】 現場技術者を対象に,計測の目的,精度,不確かさの定義,および取得データのもつ意味と統計処理による活用手法など計測に関連する必須事項を詳述.各章にQ&Aを設け,最近の技術の趨勢と話題を理解・把握できるように構成した. 【主要目次】1.湿度計測(基礎/計測の原理/計測機器/湿度計の校正・検査/地球大気環境と湿度計測/産業での湿度計測と制御) 2.水分計測(基礎/気体・液体・固体の水分計測/計測機器・センサ) 3.計測概論(基礎/統計手法の導入/不確かさの推定と表現)
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湿度・水分計測と環境のモニタ
第1編 湿度計測
第1章 湿度の基礎 1.1 水の相変化 1.1.1 状態図 1.1.2 気体の状態方程式 1.2 水蒸気の状態方程式 1.2.1 理想気体としての扱い 1.2.2 平らな水(氷)面上の飽和水蒸気圧 1.2.3 球形をした水(氷)面上の飽和水上気圧 1.2.4 混合気体(乾燥空気)の状態方程式 1.2.5 湿潤空気 1.3 水蒸気量の表 1.3.1 湿度の定義 1.3.2 湿度の表し方 1.3.3 湿度表示変数の相互関係 1.4 湿度にかかわる指数 1.4.1 不快指数 1.4.2 実効湿度 1.5 湿度と吸着水 1.5.1 固体表面と吸着現象 1.5.2 吸着水と固体の物性 Q & A 参考文献
第2章 湿度計測の原理 2.1 計測方法の分類について 2.2 水蒸気量を測る方法 2.2.1 質量を測る方法 2.2.2 体積を量る方法 2.2.3 圧力を測る方法 2.3 水の蒸発による方法 2.4 露点を測る方法 2.4.1 冷却による方法 2.4.2 加熱による方法 2.4.3 その他 2.5 機械的変位による方法 2.5.1 毛髪湿度計 2.5.2 バイメタル式湿度計 2.6 電気的特性を利用する方法 2.6.1 2端子インピーダンス素子 2.6.2 電解質系センサ 2.6.3 高分子絶縁膜系センサ 2.6.4 セラミックス系センサ 2.7 電磁波を利用する方法 2.7.1 マイクロ波湿度計 2.7.2 赤外線湿度計 2.7.3 紫外線湿度計 2.8 物質定数の変化を利用する方法 2.9 化学的変化を利用する方法 2.9.1 カールフィッシャー試薬を用いる方法 2.9.2 指示薬を利用する方法 2.10 その他の方法 2.10.1 固体電解質による方法 2.10.2 水晶振動子を用いる方法 2.10.3 電界電流を利用する方法 2.10.4 超音波を利用する方法 Q & A 参考文献
第3章 湿度の計測機器 3.1 乾湿計 3.1.1 通風式乾湿計の性能別分類 3.1.2 無通風の簡易乾湿計 3.1.3 乾湿計の特性 3.1.4 通風乾湿計の取扱い上の留意点 3.2 機械的変位式湿度計 3.2.1 毛髪湿度計 3.2.2 高分子フィルムを使用した湿度計 3.2.3 バイメタル式湿度計 3.3 露点計 3.3.1 鏡面冷却式露点計 3.3.2 水晶振動子露点計 3.3.3 塩化リチウム露点計 3.4 電子式湿度計 3.4.1 セラミック湿度センサの抵抗変化を利用した湿度計(非加熱型) 3.4.2 セラミック湿度センサの抵抗変化を利用した湿度計(加熱型) 3.4.3 高分子湿度センサの抵抗変化を利用した湿度計 3.4.4 高分子湿度センサの静電容量を利用した湿度計 3.4.5 電解質の伝導変化を利用した湿度計 3.4.6 炭素皮膜を使用したラジオゾンデ湿度計 3.5 熱伝導式湿度計 3.5.1 サーミスタ湿度センサ 3.5.2 サーミスタ湿度センサの使い方(熱伝導式湿度計) 3.6 ジルコニア式酸素計を利用した湿度計 3.6.1 測定原理 3.6.2 検出器の構造 3.6.3 特徴 3.6.4 まとめ Q & A 参考文献
第4章 湿度の標準と湿度計の校正・検査 4.1 標準とは 4.2 基準の装置 4.2.1 秤量法による湿度の絶対測定装置 4.2.2 恒湿発生方式 4.2.3 基準の恒湿発生装置 4.2.4 基準の湿度計 4.3 標準供給とトレーサビリティ 4.3.1 国内の動向 4.3.2 外国の動向 4.4 実用標準 4.4.1 分流法による装置 4.4.2 飽和塩法による装置 4.5 校正・検査 Q & A 参考文献
第5章 地球大気環境と湿度計測 5.1 水循環 5.1.1 水の誕生 5.1.2 水の循環と分布 5.2 地球大気中の水蒸気の役割 5.2.1 大気運動の熱源 5.2.2 温室効果 5.3 気象分野における湿度計測 5.3.1 発展経緯 5.3.2 定常気象観測の経緯と現状 5.3.3 要請されている精度 5.4 地球規模の環境問題にかかわる湿度計測 5.4.1 成層圏水蒸気量の計測 5.4.2 人工衛星からの計測 5.4.3 水蒸気の比較観測 5.4.4 西太平洋域対流圏の航空機観測 5.4.5 大気水蒸気量計測の新技術 Q & A 参考文献
第6章 産業における湿度計測と制御 6.1 産業と湿度計測 6.1.1 産業一般における湿度計測 6.1.2 印刷と湿度と測定 6.1.3 食品産業における湿度計測 6.2 工場における湿度計測・制御 6.2.1 加湿・除湿装置 6.2.2 塗装工場 6.2.3 納豆工場 6.2.4 パン工場 6.2.5 しいたけ工房 6.3 環境試験 6.3.1 環境試験とは 6.3.2 環境試験の発祥 6.3.3 環境試験の種類 6.3.4 環境試験の規格 6.3.5 環境試験器 6.4 湿度センサの現状 Q & A 参考文献
第2編 水分計測
第1章 水分の基礎 1.1 水分の定義 1.2 水分の表し方 1.2.1 含水率(Moisture Content または Water Content) 1.2.2 湿気密度(Moisture Density) 1.2.3 飽和度(Saturation Degree) 1.2.4 水分張力(Moisture Tension) 1.2.5 水分活性(Moisture Activity) Q & A 参考文献
第2章 気体の微量水分の計測 2.1 校正方法と計測システム 2.1.1 校正方法 2.1.2 計測システム 2.2 各種の計測方法 2.2.1 静電容量法 2.2.2 光学式露点法 2.2.3 水晶発振子法 2.2.4 五酸化リン吸収電解法 2.2.5 各種微量水分の計測器 2.3 計測における問題点 2.3.1 計測時の問題点 2.3.2 校正用ガスの問題点 2.4 半導体産業における問題点 2.4.1 はじめに 2.4.2 集積回路制作における水分低減の必要性 2.4.3 ガス中の水分低減の方法 2.4.4 半導体産業における水分計測の現状と課題 Q & A 参考文献
第3章 液体中の水分計測 3.1 液体中水分の計測法(原理) 3.1.1 化学的測定法 3.1.2 電磁波吸収測定法 3.1.3 電気的測定法 3.1.4 熱的測定法 3.1.5 水分分離測定法 3.1.6 物理的水分計測法 3.2 各種計測法(計器)の適用分野 3.2.1 カールフィッシャー法(水分計) 3.2.2 他の化学的方法 3.2.3 近赤外吸収法 3.2.4 中性子線水分計,マイクロ波水分計,比導電率水分計および比誘電率水分計 3.2.5 熱的測定方法 3.2.6 分離測定法 3.2.7 物性値測定法 Q & A 参考文献
第4章 固体の水分の計測 4.1 水分計測の原理 4.1.1 乾燥質量法 4.1.2 カールフィッシャー法 4.1.3 誘電率法 4.1.4 マイクロ波法 4.1.5 赤外線法 4.1.6 中性子法 4.2 木材の水分計測 4.2.1 木材の構造と水分状態 4.2.2 木材水分量の表し方 4.2.3 含水率の推定法−吸湿量および木材比重− 4.2.4 試料からの水分分離を伴う方法 4.2.5 間接的(非破壊的)な方法 4.3 紙の水分計測 4.3.1 はじめに 4.3.2 近赤外線・透過式水分計 4.3.3 透過型赤外線3波長水分計 4.3.4 近赤外線・反射式水分計 4.3.5 幅方向スキャニング型マイクロ波水分計 4.3.6 空洞共振型マイクロ波水分計 4.3.7 静電容量型水分計 4.3.8 近赤外線マルチ水分率センサ 4.4 土の水分計測 4.4.1 炉乾法(質量法,Gravimetry) 4.4.2 テンシオメータ法(Tensionmetry) 4.4.3 多重電極水分センサ法(セラミックセンサ法) 4.4.4 線熱源ヒートプローブによる熱伝導率法(ヒートプローブ法) 4.4.5 可視〜近赤外波長によるリモートセンシング法(Remote Sensing Spectrometry) 4.4.6 その他の方法 4.5 医薬品の水分計測 4.5.1 乾燥減量試験法 4.5.2 水分測定法(カールフィッシャー法) 4.6 固体の水分の計測における問題点 4.6.1 建築材料 4.6.2 電子材料 4.6.3 食品 Q & A 参考文献
第5章 水分計測用機器・センサ 5.1 カールフィッシャー水分測定装置 5.1.1 概要 5.1.2 KF容量滴定装置 5.1.3 KF電量滴定装置 5.1.4 固体試料用水分気化装置 5.1.5 液体試料用水分気化装置 5.1.6 全自動水分測定システム 5.2 近赤外線吸収水分計測器 5.2.1 近赤外線分光法の原理 5.2.2 近赤外分光方式 5.2.3 測光モードとサンプルの呈示法 5.2.4 キャリブレーションの実用化 5.3 マイクロ波乾燥水分計 5.3.1 原理 5.3.2 装置 5.3.3 現状 5.4 赤外線乾燥水分計 5.4.1 上皿天秤式赤外線水分計 5.4.2 自動重量測定式赤外線水分計 5.4.3 水分測定への適用 5.4.4 その他の機能 5.5 高周波容量式水分計 5.5.1 はじめに 5.5.2 原理 5.5.3 測定に影響する因子 5.5.4 実用器の紹介 5.6 電気抵抗式水分計 5.6.1 原理 5.6.2 米麦用水分計 5.7 負圧式・ガス圧式水分計 5.7.1 負圧式水分計 5.7.2 ガス圧式水分計 5.8 水晶振動子式水分計 5.8.1 はじめに 5.8.2 原理 5.9 静電容量水分計 5.9.1 センサの構造と測定原理 5.9.2 測定器のシステムブロック図 5.9.3 特徴 5.9.4 主な用途 5.9.5 測定精度,測定範囲 5.9.6 その他 Q & A 参考文献
第3編 計測概論
第1章 計測の基礎 1.1 計測の目的 1.1.1 目標の設定 1.1.2 特性値の決定 1.1.3 測定方式の選択 1.2 測定方式の分類 1.2.1 直接測定と間接測定 1.2.2 比較測定と絶対測定 1.2.3 種々の測定方式 1.3 計測システムの設計と構築 1.4 誤差要因の究明 1.4.1 原理・法則に基づく誤差 1.4.2 測定機器に基づく誤差 1.4.3 測定者に起因する誤差 1.4.4 測定環境・測定条件に起因する誤差 1.4.5 間違いによる誤差 1.4.6 測定限界(感度,ゆらぎ) Q & A
第2章 統計的手法の導入 2.1 統計の基礎 2.1.1 数値の扱い方 2.1.2 中心の位置を表す統計量 2.1.3 ばらつきを表す統計量 2.1.4 分布の形を表す統計量 2.1.5 測定結果の図式表現 2.2 統計的検定と推定 2.2.1 信頼率と危険率 2.2.2 検定と推定 2.2.3 平均値の差の検定 2.2.4 ばらつきの差の検定 2.3 実験計画法 2.3.1 構造模型 2.3.2 分散分析と要因効果 2.3.3 多元配置による分析 2.4 相関と回帰 2.4.1 単相関分析 2.4.2 単回帰分析 2.5 関数近似(最小2乗法) 2.5.1 通常の最小2乗法 2.5.2 デミングの最小2乗法 Q & A
第3章 不確かさの推定と表現(精度表示の概念) 3.1 不確かさの概念(総合的な評価) 3.1.1 表す値の不確かさ 3.1.2 表す値の安定性 3.1.3 入出力の対応性 3.2 統計的扱いと経験的扱い 3.2.1 系統誤差と偶然誤差 3.2.2 Aタイプの誤差とBタイプの誤差 3.3 不確かさの総合的な評価と表示 3.3.1 客観的評価(4W1Hの概念の導入) 3.3.2 標準の必要性 3.3.3 校正の意義と方法 Q & A
付表 索引
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