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書籍詳細
 
水処理薬品ハンドブック
藤田賢二著
A5・318頁 / 5170円
発行年月日 : 2003年10月
ISBN : 4-7655-3192-9
 

内容紹介
【美本ございません】
薬品を軸に,水処理にかかわる技術を集大成した書.薬品注入の技術は,化学の基礎知識から,機械,電気,計装のエンジニアリング,配管工事等の末端技術まで,工学の広い範囲にまたがっている.しかし,いずれの分野においても,要求される知識はさほど高いものではなく,むしろ,それらをいかに有効に使い,どうまとめ上げるかということが要点になる.本書は,そのような観点から,薬品注入に関する技術情報をできる限り大量に収集し,大局から個別へと整理して,実務的に解説した書である.
 
目次
第1章 薬品の種類と法律
1.1 薬品の種類
1.2 薬品に関する法律

第2章 水処理薬品の働き
2.1 凝集剤
凝集の目的/凝集理論/藻類・有機物の凝集/凝集剤の注入率/凝集用薬剤の種類
2.2 凝集補助剤・高分子凝集剤
凝集補助剤の用途と分類/無機高分子凝集補助剤/天然有機高分子凝集補助剤/合成高分子凝集剤
2.3 pH調整剤
pH調製の目的/凝集処理におけるpH制御/水中金属の除去:水酸化物処理/高pH処理水の中性化とランゲリア指数の改善/その他のpH制御/アルカリ剤/酸
2.4 硬度除去剤と硬度付与剤
硬度/アルカリ度/炭酸カルシウム飽和指数(ランゲリア・インデックス)/水の軟化法/硬度の付与
2.5 殺菌剤(消毒剤)
水の消毒方法と薬剤の種類/病原微生物リスク/消毒効果の定量化/塩素系薬剤による消毒/二酸化塩素による消毒/オゾンによる消毒/塩化臭素による消毒
2.6 酸化剤
酸化処理の目的/鉄・マンガン・シアンの除去/色度と異臭味の除去/その他の酸化処理/二酸化塩素による酸化/オゾンによる酸化/その他の酸化剤/促進酸化
2.7 還元剤と脱塩素剤
還元剤の働き/クロムの除去/脱塩素剤
2.8 吸着剤
吸着剤の働き/吸着理論/活性炭/合成無機吸着剤
2.9 清缶剤と冷却塔冷却水処理剤
清缶剤の働き/清缶剤の種類/冷却塔の水処理剤
2.10 栄養塩除去剤と栄養剤
富栄養化/窒素の除去/燐の除去/栄養剤
2.11 殺藻剤・生物除去剤
生物障害/生物障害の除去/硫酸銅等による藻類の除去
2.12 その他の薬剤
膜処理用薬剤と膜洗浄剤/イオン交換樹脂の再生剤/硫化剤とキレート剤/臭味除去剤/汚泥処理用薬剤/塩素ガス吸収剤/プレコート濾過助剤/塩析剤/弗素添加

第3章 薬品注入設備の基本仕様
3.1 使用薬品の選定
薬品の選択基準/注入方式の選択
3.2薬品注入容量の決定
薬品の注入率/薬品注入率の表示法/薬品の注入濃度/薬品注入量の計算/薬品貯留槽および貯蔵庫の大きさ
3.3 制御方法と安全対策
注入機の制御方法/注入機の注入範囲と精度/各種の安全対策・環境保全対策

第4章 薬品注入設備の設計
4.1液体薬品の注入設備
液体薬品の注入系統/液体薬品の検収設備/液体薬品の希釈設備/液体薬品の貯留槽/液体薬品の手動制御注入機/工業計器を使った注入機/計量ポンプによる自動制御/配管設計/液体薬品注入設備の設計例
4.2 固形薬品の注入設備
固形薬品の注入系統/固形薬品の検収・運搬・貯蔵設備/固形薬品溶解設備/固形薬品の乾式計量機/ライムスレーカー/固形薬品注入設備の設計例
4.3 粉粒体薬品の注入設備
粉粒体薬品の注入系統/粉粒体薬品の受入・検収・運搬・貯蔵設備/粉粒体薬品の注入機/粉粒体薬品の溶解・送液/除塵装置/粉体薬品注入設備実施例
4.4 液化ガスの注入設備
高圧ガス/液化ガスの注入系統/受入・貯蔵設備/気化器(エバポレーター)と塩素ガス溜/塩素注入機/塩素排ガス除害設備/塩素以外の液化ガス注入設備/塩素注入設備設計例
4.5 現場調製薬品の注入設備
クロラミン注入設備/二酸化塩素注入設備/活性珪酸注入設備
4.6 現場発生薬品の注入設備
オゾン注入設備/電解塩素注入設備/二酸化炭素発生装置

第5章 薬品注入設備用素子
5.1 薬品貯留槽と攪拌機
無圧貯留槽/圧力貯槽/薬品貯留槽の材質/攪拌機
5.2 ポンプ
渦巻きポンプ/回転式容積ポンプ/容量制御ポンプ(計量ポンプ)
5.3 弁・管類
調節弁/ストップ弁/逆止弁/その他の弁類/配管設計
5.4 エジェクター
液−液エジェクター/塩素注入機用エジェクター
5.5 計器類
流量計/液位計/圧力計・密度計/水質計器/調節信号/計装用空気圧縮機
5.6 耐薬品材料

第6章 主要薬剤の諸性状
6.1 凝集剤
6.2 凝集補助剤・高分子凝集剤
6.3 アルカリ剤と酸
6.4 塩素剤と酸化剤
6.5 その他
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