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宗宮功編著 |
A5・274頁 / 5280円 発行年月日 : 2000年3月 ISBN : 4-7655-3170-8 |
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21世紀の琵琶湖の環境をより良いものにするための研究,施策の基本情報として役立てるべく,20世紀末時点における琵琶湖の状況を正しく記録しておこうとする書.さまざまな視点からの調査,研究に基づいて,琵琶湖の現況を浮き彫りにしている.
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第1章 琵琶湖の概況 1−1 琵琶湖の基本諸元と歴史的変遷 琵琶湖の基本諸元/琵琶湖の姿/生活場としての琵琶湖水環境 1−2 社会動向と政策 琵琶湖流域の社会状況の変遷/琵琶湖総合開発事業/琵琶湖水質保全施策/琵琶湖流域の下水道 第2章 琵琶湖のまわり 2−1 琵琶湖流域の概況 地形/地質/土地利用 2−2 森林 森林の水質化学/森林の汚濁負荷/酸性雨による陽イオンの溶出特性 2−3 農業 琵琶湖集水域の農業・農村/農業水利システムの整備と水利用/農業地域と琵琶湖の環境保全 2−4市街地 市街地の立地環境/下水道の普及と汚濁負荷の流出特性/生活雑排水の質的量的変化/降雨時流出負荷量の観測例/調査結果による市街地河川汚濁負荷特性 2−5 流入河川 流入河川の概説/これまでの流入河川負荷量調査/晴天時流入負荷量調査結果/降雨時流入負荷量調査と解析モデル/総流入負荷量の大きさと晴天時流出の水質構成 2−6 地下水 琵琶湖集水域の地形と地下水/水田地帯の地下水/琵琶湖への地下水流入
第3章 琵琶湖の物理 3−1 水収支 降水量/琵琶湖からの直接取水と琵琶湖への直接排水/琵琶湖の水収支 3−2 湖水の成層 成層化過程/日成層と季節成層/成層破壊過程/成層と生物・化学過程 3−3 湖沼の波動 表面静振の水位・流速変動/内部静振の周期と旋回性/表面波と内部波/湖水の混合 3−4 琵琶湖の湖流 吹送流の鉛直・水平循環流/密度流と貫入/環流と自転効果/湖の微細対流
第4章 琵琶湖の化学 4−1 水質 概説/琵琶湖の水質調査/水質の変遷と現状/湖内水質の分布特性/湖内反応と水質項目間の関連 4−2 底質 概説/底質の形成/琵琶湖での底泥内の含有物質の分布状況 4−3 物質収支 概説/汚濁発生源と負荷量比較/湖内への流入負荷量/系外流出負荷量/現存量/収支計算/各種水質指標の挙動 4−5 微量有害物 水環境中の微量有害物/微量有害物の毒性/発生源/琵琶湖の濃度
第5章 琵琶湖の生物 5−1 概要 5−2 琵琶湖の生態系 沖部生態系/沿岸部生態系/深底部生態系/生物生産と生物相互関係 5−3 植物プランクトン 琵琶湖の植物プランクトン相/植物プランクトン相の季節遷移と経年変動/特定種の異常増殖/植物プランクトンの変遷を支配する環境要因 5−4 動物プランクトン 琵琶湖の動物プランクトン相/動物プランクトンの群集動態と植物生産 5−5 細菌 概説/細菌数の鉛直分布および季節変動/コロニー形成菌数/細菌の活性/細菌群集構造 5−6 魚類 概説/多くの固有種を育んだ背景/魚類の湖内での生態/魚類の変遷 5−7 大型植物 沿岸域の植生/琵琶湖岸の変遷/ヨシ帯の機能と保全
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