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菅原正孝ほか著 |
A5・184頁 / 2750円 発行年月日 : 1997年5月 ISBN : 4-7655-3153-8 |
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水環境をめぐる現在の問題点を掘り下げ,開発や整備事業などが与える影響について考察するとともに,今後の水環境創造の方向性を広い視野で探り,さらに具体的な計画事例も示している.水環境への今後の取組みの指針となるべき書.
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第1章 水環境創造の今日的課題 1.1 地球環境時代の水環境創造 見えなくなった水の循環とその再生/環境共生都市と水循環/地球環境時代の水環境政策 1.2 水環境の価値と創造の視点 水環境整備手法の転換/水環境の多面的な価値/水環境創造の視点 1.3 水環境計画へのシステム的アプローチ 水環境の評価の手法/エコシステムとしての河川のあり方 1.4 水環境創造の主体 市民が主役の環境創造/環境学習と主体形成/地域環境創造の主体形成-環境縁・地域縁に基づく地域環境づくりへ
第2章 水循環システムの構造 2.1 水利用と水循環収支 水循環機構と水収支/地下水利用と水収支 2.2 河川汚濁と富栄養化 河川汚濁の発生源/河川の汚濁/湖沼や内海の富栄養化/汚濁物質の発生量の推定 2.3 水環境変化のメカニズム 自然の変化と水環境の構図/開発事業による水環境への環境因子/影響因子と水環境への影響連鎖
第3章 地域整備事業の水環境影響 3.1 土地改良事業と水環境 土地改良事業の役割/水利慣行と変革の過程/水管理の課題 3.2 河川整備事業と水環境 河川整備事業の枠組/事業による影響要因と影響連鎖/水環境計画策定への課題 3.3 下水道整備事業と水環境 下水道事業の動向/水環境からみた課題 3.4 都市開発事業と水環境 都市の水利用/都市からの排水/都市開発事業/都市開発に伴う水環境への影響
第4章 水環境ビジョンと計画技法 4.1 水環境の新しい流れ 風水と水環境/水環境保全の新しい方向性/持続可能な水環境の展開/多様な取り組みの方向性 4.2 水環境計画の策定システム 水環境計画とその変遷/水環境計画策定のフレーム/人-水環境系の基礎調査/人-水環境系の解析・評価/水環境ビジョンと目標・目的体系の設定/水環境設計代替案の作成と評価 4.3 水環境計画と法的整備 水環境とルール/水環境関連事業制度の類型と総合性/生命と健康維持からの法整備/水環境改善に必要な法整備
第5章 水環境計画の実際 5.1 エコロジカルな地域づくり計画 エコロジカルな地域づくりの概念と計画視点/エコロジカルな地域づくり計画の事例:滋賀県エコポリス計画 5.2 水源地域保全計画 伊東市奥野ダム流域における水源保護/清水市北部山間地域における水源地域保全と地域環境管理 5.3 身近な環境づくり計画 身近な環境づくりの意義と進め方/米川環境づくり協議会活動/身近な環境づくり活動の発展と課題 5.4 アメニティ計画 アメニティ計画の策定の背景と経過/アメニティ計画策定方針と体制/計画策定の流れ/啓発活動/アメニティながはまプランと実践/アメニティづくりの成果と課題
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