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岡太郎・菅原正孝編著 |
A5・246頁 / 3850円 発行年月日 : 1994年11月 ISBN : 4-7655-3135-X |
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水に関する防災,浄化,空間整備などの課題を,水環境の創造によるアメニティ形成という視点からとり上げた書.『都市の水環境の創造』の姉妹編として,その後の技術の発展成果をとり入れ,水環境管理に関わる考え方,適用事例,アイデアなどをまとめている. 【主要目次】都市の水環境とアメニティ/都市の水害対策とアメニティ創造のための基礎/水害に強い都市の形成/きれいな水の再生技術と都市アメニティの創造/都市と水環境の共生/新展開のさらなる前進のために
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第1章 都市の水環境とアメニティ 1.1 都市アメニティの構造 豊かさの概念とアメニティの必要性/アメニティの構成要素/都市アメニティにおける水環境の役割 1.2 都市アメニティ創造技術 水に関するアメニティ創造技術の枠組み/まちづくりからみたアメニティ創造技術の問題点と課題 1.3 アメニティ施策の新展開に向けて アメニティ施策の現状と課題/水環境創造の技術的方向
第2章 都市の水害対策とアメニティ創造のための基礎 2.1 水循環と雨水流出の概要 水循環/自然丘陵地の雨水流出/農地の雨水流出/都市域の雨水流出 2.2 雨水浸透 浸透能とその測定/不飽和流 2.3 地下水流 不圧地下水流/被圧地下水流 2.4 表面流と中間流 キネマティツク流出モデルにおける流域のモデル化/基礎式/直接流出成分の分離(有効雨量の算出)/計算例 2.5 都市化に伴う雨水流出の変化 自然丘陵地流域の雨水流出解析/都市域の雨水流出 2.6 洪水氾濫 不定流(一次元)−貯留モデル/二次元不定流モデル
第3章 水害に強い都市の形成 3.1 都市水害の原因と対策 都市化と都市河川をとりまく諸問題/都市水害の発生メカニズム/都市の水害対策 3.2 雨水貯留法 雨水貯留法の分類/雨水貯留法の今後の課題 3.3 雨水浸透法 雨水浸透施設の分類と設置可能条件/浸透埋管法とその浸透特性/関西地区での現地浸透試験結果/関西地区の雨水浸透施設/浸透能力が小さい土壌での対策/雨水浸透法の今後の課題 3.4 都市河川寝屋川の水害対策 寝屋川流域の宿命/寝屋川流域における水害との闘い/寝屋川流域における総合治水/寝屋川流域の今後の課題 3.5 水害に強いまちづくりのための今後の展開 超過洪水とその対策/局所的都市水害の防止/アメニティに配慮した水害対策
第4章 きれいな水の再生技術と都市アメニティの創造 4.1 アメニティからみた水質浄化の課題 水質浄化レベルとアメニティ/浄化機構の基本的過程/水質浄化対策の現状/都市の良好な水辺環境 4.2 水域内の浄化作用と予測モデル 河川・湖沼の自浄・浄化作用とメカニズム/浄化モデル/モデルの適用例と評価/浄化予測モデルの研究課題 4.3 アメニティ創造のための水質浄化技術 水質浄化技術の現状/水質浄化技術の課題と展望 4.4 新しい水質保全システムと下水道 汚濁防止と都市アメニティにおける下水道の役割/新しい下水処理・高度処理システム/エコシティ下水道システムの創造/都市水アメニティ創造への提言
第5章 都市と水環境の共生 5.1 水環境機能論の新しい視点 水環境とは何か/歴史にみる水風景の形成/豊かな都市空間の創造/多自然型水環境の創出 5.2 水環境形成の新展開 水環境形成の動向/水環境形成の技術的な展開/河川浄化の新しい試み/アーバンオアシスの発展方向 5.3 多自然型親水空間の創出 多自然の構成要素/多自然型水辺づくりの進め方/多自然型河川計画/多自然型ため池計画 5.4 環境用水と水環境の創造 環境用水とは何か/環境用水の創出技法/環境用水の活用と水辺デザイン
第6章 新展開のさらなる前進のために 6.1 総合的水管理の必要性 6.2 地域計画・都市計画における水環境の位置づけ 6.3 水環境創造技術の新たな課題
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