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日本建築学会編 |
A5・132頁 / 2200円 発行年月日 : 2010年8月 ISBN : 978-4-7655-2544-2 |
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【美本ございません】 日本各地で降る雪の性質や量は,気温や地理的要因により異なり,建築物で起こる雪の問題を複雑にしている。また,地方の過疎・高齢化や都市の過密化,建築物の高層化に伴い,そこで起こる雪問題も変化してきている。本書は,雪国における建築計画において,検討すべき課題を整理するとともに,雪に配慮した建築物を設計する上で,必要とされる基本的知識をまとめた書。建築関係者,実務者などが雪にかかわる建築を企画・設計する際の座右の書である。
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1章 はじめに 1.1 本書執筆の背景 1.1.1 雪と建築 1.1.2 昭和・平成期に発生した豪雪被害 1.1.3 気候変動と豪雪災害 1.1.4 近年の豪雪による建築物の倒壊被害 1.1.5 現代の建築的雪問題 コラム 地球温暖化と雪の問題
2章 雪の基礎知識 2.1 建築設計と雪 2.1.1 雪の基礎用語 2.1.2 地域により異なる雪対策 2.1.3 雪荷重の種類 2.2 雪の性質 2.2.1 雪が降る仕組み 2.2.2 雪質の変化 2.2.3 積雪の構造 2.2.4 積もった雪の動き 2.2.5 吹雪の基礎知識 コラム 氷コンクリート( 小氷塊コンクリート)
3章 雪に配慮した計画 3.1 配置計画 3.1.1 建築物の形状と積雪 3.1.2 建築物の配置と積雪 3.1.3 落雪・堆雪スペース 3.2 屋根形状と建築計画 3.2.1 屋根形状の選択 3.2.2 落雪による屋根雪処理 3.2.3 落雪現象 3.2.4 落雪の飛距離 3.3 歩行空間の要点 3.3.1 出入口・アプローチの雪対策 3.3.2 避難経路の雪対策 3.4 外装と建築設備 3.4.1 外装への着雪 3.4.2 高層建築物の雪対策 3.4.3 給排気口・室外機 3.4.4 太陽光発電設備 3.4.5 融雪設備 コラム 雪の吸音効果
4章 屋根雪対策 4.1 落雪屋根 4.1.1 屋根葺材の選定 4.1.2 屋根葺材と滑雪 4.2 無落雪屋根 4.2.1 住宅における無落雪屋根 4.2.2 陸屋根と金属折板屋根 4.2.3 雪庇対策 4.3 屋根雪荷重 4.3.1 屋根雪荷重の基本 4.3.2 屋根形状と雪の積もり方 4.3.3 雪の重さの算定 4.3.4 屋根雪荷重の制御 4.3.5 屋根雪と地震 4.4 さまざまな屋根雪対策 4.4.1 大規模空間建築物の屋根雪対策 4.4.2 屋根融雪 4.4.3 融雪と氷結対策 4.4.4 雪下ろし コラム雪煙(ゆきけむり・せつえん)
5章 雪対策を検討する 5.1 雪対策の考え方 5.1.1 考え方・検討方法 5.1.2 気象資料の種類 5.1.3 気象資料の活用 5.1.4 気象資料の整理 5.2 雪対策の検討方法 5.2.1 野外実験 5.2.2 室内実験 5.2.3 吹雪風洞実験 5.2.4 数値シミュレーション コラム雪質と雪祭り・雪遊び
「雪と建築」に関わる主な機関
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