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日本建築学会編 |
A5・160頁 / 2860円 発行年月日 : 2010年9月 ISBN : 978-4-7655-2543-5 |
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雨水とのつきあい方,暮らし方の知恵と工夫を探りつつ「健全な雨水循環」に役立つ建築をつくることを提案し,これを「雨の建築学」と呼んだ。本書は,技術的側面を中心にした事例集ではあるが,「雨の建築学」の理念を踏まえてこれを発展させ,有効に活かすという役目を担っており,ただ数多くの事例を羅列的に取り上げるのではなく,一つひとつの事例を吟味,整理して,丁寧に解説することに努めている。
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「雨の建築術」の読み方 雨のかり方、かえし方
1章 「雨の建築」のはじまり 1-1 雨水との生活のはじまり 1-2 中部タイでの雨と暮らし 1-3 雨水を貯める井戸文化 1-4 円錐屋根からの雨水を地下に貯めるまち 1-5 中庭の下に雨水を貯める 1-6 水源に住む 1-7 湧き水を選んで住まう平安京の貴族 1-8 ユドネとウラボリ 1-9 雨水循環が見えるまち
2章 雨の建物づくり術 2-1 雨水を貯める工夫のいろいろ 2-2 屋上緑地・芝の窪地・雨池 2-3 雨池を囲む家 2-4 太陽と雨を楽しむ家 2-5 樹で雨をかえす家 2-6 雨水による採冷住宅 2-7 雪で冷やす 2-8 雨水で洗濯する 2-9 雨水を飲める水にする住宅 2-10 雨水の水質
3章 雨の庭づくり術 3-1 遊べる雨水タンク 3-2 生き物のための水たまり 3-3 雨水利用のビオトープ 3-4 湧水を学ぶ 3-5 ガー(湧水)を集合住宅の広場に流す 3-6 空気を冷やす樹木と池 3-7 空中雨樋が緑の広場を取り囲む 3-8 大型団地での景観水の雨水利用 3-9 まちに面した民地に雨の水辺を 3-10 オフィスに囲まれた雨池の中庭
4章 雨のまちづくり術 4-1 まち角の水辺 4-2 花一杯のまちを支える屋上ミニダム 4-3 芝生広場の雨水貯留槽 4-4 雨が浸みこむコモンスペース 4-5 雨の循環が見える住宅地 4-6 人工河川とモデル地区 4-7 通学路に雨がせせらぐまち 4-8 雨を活かして「環境首都賞」
5章 「雨の建築」のこれから 5-1 雨の環境学習 5-2 建築・都市・河川を一体にした雨水の施策を 5-3 市町村による雨水施策づくり 5-4 ドイツにおける雨水規格化の取り組み 5-5 水に関する情報普及システム 5-6 一人ひとりから始める地球の雨水循環
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