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微生物・花粉による室内空気汚染とその対策 |
−健康影響・測定法から建築と設備の設計・維持管理まで− |
日本建築学会編 |
B5・120頁 / 3080円 発行年月日 : 2009年8月 ISBN : 978-4-7655-2532-9 |
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昨今建築業は,設計・建設から維持・管理,居住・住まい方にまで広がっており,それぞれの場面での課題が出てきている。微生物についても,医学的側面のみならず生活そのもの,あるいは建築的な面で関連が出てきており,その内容も急速に変化・改善がなされつつある。本書は,微生物粒子として室内で浮遊・落下・付着を辿る真菌と細菌を中心に、関連する規準濃度、測定法などをまとめ,そこから室内空気汚染防止設計や維持管理技術を,現場で推し進めるための基本を指し示す。
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1 はじめに 1.1 「室内微生物汚染とその対策」刊行にあたり 1.2 本書の位置づけ 1.3 微生物 1.4 花 粉
2 健康影響 2.1 人への影響 2.2 物への影響 2.3 被曝の機構
3 本書と「微生物による室内空気汚染に関する設計・維持管理規準・同解説(日本建築学会環境基準AIJES-A002-2005)」の関係 3.1 日本建築学会環境基準(AIJES-A002-2005) 3.2 本マニュアルの基本理念
4 環境条件と微生物 4.1 生物界における微生物の位置 4.2 成長に関する物理的条件 4.3 成長に関する化学的条件 4.4 室内環境の管理 4.5 微生物制御
5 室内微生物濃度制御の方法 5.1 基本的方法 5.2 微生物汚染への対策基準について 5.3 建築設計の観点から 5.4 建築計画的・環境工学・建築設備的条件から 5.5 維持管理・運転の観点から 5.6 居住者・職員の利用法の観点から 5.7 建築および設備設計・施工上の対策 5.8 居住(建物使用)時での維持管理上の対策
6 室内花粉濃度制御の方法 6.1 空中花粉の概要 6.2 基本的方法 6.3 建築および設備設計・施工上の対策 6.4 居住(建物使用)時の対策手法 6.5 対策用設備機器使用上の問題点と注意
7 健康上とくに考慮を必要とする場合の対策
7.1 シックハウス症候群と化学物質過敏症 7.2 建築および設備設計・施工上の注意点 7.3 居住(建物使用)時の注意点
8 微生物とその測定法
8.1 基本事項 8.2 発生源と影響要因 8.3 発生量の求め方 8.4 測定上の問題点 8.5 落下と浮遊の関連 8.6 微生物測定法
9 花粉測定法
9.1 空中花粉の捕集方法 9.2 捕集花粉の定量方法 9.3 空中花粉自動測定器 9.4 室内測定の注意点
10 結 語
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