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見落としてはならない RC造の打継ぎチェックリスト |
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日本建築構造技術者協会編 |
B5・146頁 / 4400円 発行年月日 : 2006年7月 ISBN : 978-4-7655-2497-1 |
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コンクリートの打継ぎ部は,部材強度と同等の耐力があるとはいえず,事前の計画的な施工法の検討と,施工時の細心の注意がなければ品質の確保は不可能である.本書では,打継ぎ部の要求品質と性能を確保するため,チェックリストに従って施工の各段階における目標値との確認を怠りなく行うための具体的方法を示し,併せて,健全な打継ぎを行うための一般的な対策のほか,品質を向上させる目的で創意工夫された打継ぎ部の新しい工法も紹介
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打継ぎの概要
第1章 水平打継ぎ 1.1 基礎下の杭頭部 1.1.1 既製杭の杭頭処理 1.1.2 場所打ち杭の杭頭処理 1.2 マットスラブ 1.2.1 水平打継ぎ回避の検討 1.2.2 シアコネクターの設置 1.2.3 バーサポート設置 1.2.4 レイタンス除去 1.2.5 配筋検査 1.2.6 打継ぎ面の清掃,水湿し,溜まり水の除去 1.2.7 コンクリート打設 1.2.8 養生 1.3 耐圧版上端 1.3.1 打継ぎ面の押さえ均し状況 1.3.2 打継ぎ面のレイタンスの除去 1.3.3 打継ぎ部の配筋検査 1.3.4 打継ぎ部の鉄筋清掃 1.3.5 打継ぎ面の清掃 1.3.6 打継ぎ部の漏水対策 1.3.7 泥土流入,冠水対策 1.3.8 打継ぎ面の水湿し 1.3.9 打継ぎ面の溜まり水の除去 1.3.10 コンクリートの打設 1.4 基礎梁天端(床スラブ下端) 1.4.1 打継ぎ面の位置(床スラブ下端) 1.4.2 打継ぎ面のレベル設定 1.4.3 増打ちあばら筋の加工要領 1.4.4 増打ち部内の軸方向補強筋の定着 1.4.5 床スラブ上端筋定着端の位置<(かぶり)<確保 1.4.6 増打ち部内床スラブ下端筋定着端の倒れ 1.4.7 段差床スラブ差し筋・仕口内柱フープ筋ピッチ 1.4.8 人通孔上端寸法 1.4.9 打継ぎ面天端均しと鉄筋の清掃 1.4.10 打継ぎ面のレイタンス除去 1.4.11 打継ぎ面の沈み亀裂補修 1.4.12 打継ぎ面コンクリート天端清掃・散水 1.5 地下外壁(梁天端) 1.5.1 床スラブと排水溝の高低差 1.5.2 小梁の方向と地中梁成 1.5.3 地下壁縦差し筋の支持方法 1.5.4 地中梁上端筋のあきと排水ホース径 1.5.5 増打ちあばら筋形状 1.5.6 地中梁天端のレイタンス除去と窪み補修 1.5.7 地下壁立上がり型枠下部の排水口 1.5.8 止水板の適否 1.6 層の中間打継ぎ(柱・壁) 1.6.1 型枠・柱篭筋の建入れ精度 1.6.2 打継ぎ面均し状況 1.6.3 鉄筋に付着したノロの除去 1.6.4 打継ぎ面レイタンスの除去 1.6.5 打継ぎ面の清掃状況 1.7 柱・壁(スラブ打継ぎ面) 1.7.1 柱フープ筋内の余盛り 1.7.2 床スラブ段差部仕切り型枠の位置および通り 1.7.3 鉄筋に付着したノロの除去状況 1.7.4 打継ぎ面のレイタンス除去状況 1.7.5 柱主筋の養生 1.8 逆梁(一体打ち) 1.8.1 浮き型枠下端スラブ厚 1.8.2 柱浮き型枠取付け変形の有無 1.8.3 コンクリート天端面水勾配の有無 1.8.4 スラブ側浮き型枠通り 1.8.5 仕口部フープ筋径・本数・ピッチ 1.8.6 柱筋組立て後ねじれの有無,鉄筋のかぶり厚さ 1.8.7 柱主筋ガス圧接位置 1.8.8 鉄筋に付着したノロ除去状況 1.8.9 打継ぎ面レイタンスの除去 1.8.10 打継ぎ面天端均し・清掃・不陸是正・散水状況 1.9 逆梁(分離打ち) 1.9.1 打継ぎ面天端均し方法 1.9.2 逆梁下端2段主筋上の打設コンクリート厚 1.9.3 鉄筋に付着したノロ除去状況 1.9.4 打継ぎ面の天端均し,不陸斫り,レイタンス除去状況 1.9.5 打継ぎ面の清掃 1.10 パラペット・手摺 1.10.1 打継ぎ面の押さえ均し状況 1.10.2 打継ぎ面のレイタンス除去 1.10.3 打継ぎ部の配筋検査1 1.10.4 打継ぎ部の鉄筋清掃 1.10.5 打継ぎ面の清掃 1.10.6 打継ぎ部の漏水対策1 1.10.7 打継ぎ面の水湿し 1.10.8 コンクリート打設
第2章 鉛直打継ぎ 2.1 マットスラブ 2.1.1 打継ぎ位置の検討 2.1.2 仕切り型枠の施工 2.1.3 配筋検査 2.1.4 コンクリート打設 2.1.5 脆弱なコンクリートの除去および打継ぎ面の清掃 2.1.6 鉄筋の清掃 2.1.7 打継ぎ面の水湿し 2.2 基礎梁 2.2.1 打継ぎ部の位置検討 2.2.2 打継ぎ部仕切り型枠の留め方 2.2.3 打継ぎ部補強筋の位置 2.2.4 コンクリート打設作業の留意事項 2.3 壁 2.3.1 打継ぎ部の配置計画 2.3.2 打継ぎ部の形状 2.3.3 打継ぎ部の漏水対策 2.3.4 打継ぎ部の配筋検査 2.3.5 打継ぎ面の清掃 2.3.6 打継部の鉄筋清掃 2.3.7 打継ぎ部のコンクリート仕切り型枠 2.3.8 打継ぎ部の水湿し 2.3.9 コンクリート打設 2.4 梁 2.4.1 打継ぎ部の位置の検討 2.4.2 打継ぎ部仕切り型枠の留め方 2.4.3 打継ぎ部補強筋 2.4.4 コンクリート打設作業の留意事項 2.5 床スラブ 2.5.1 打継ぎ部の位置検討 2.5.2 打継ぎ部仕切り型枠の留め方 2.5.3 打継ぎ部補強筋 2.5.4 コンクリート打設中・後作業の留意事項 2.6 床仮設開口部 2.6.1 開口部の位置 2.6.2 開口部長手方向の向き 2.6.3 開口部内鉄筋処理 2.6.4 開口部コンクリートの品質
第3章 あと施工アンカー工事の要点 3.1 あと施工アンカーとは 3.2 あと施工アンカーの施工 3.3 カプセル方式・回転打撃型接着アンカー 3.3.1 穿孔作業 3.3.2 孔内清掃作業 3.3.3 ボルトのマーキング 3.3.4 アンカー挿入 3.3.5 埋込み作業 3.3.6 養生 3.4 補強工事の要点・注意点 3.4.1 材料の発注 3.4.2 鉄筋探査 3.4.3 鉄骨ブレースの場合のラップ長 3.4.4 施工確認試験
第4章 逆打工法 4.1 柱 4.1.1 構真柱の清掃 4.1.2 上部機械式ジョイントの打込み状態 4.1.3 下部レイタンスの除去 4.1.4 グラウト注入口の取付け 4.1.5 柱主筋の配筋検査 4.1.6 柱帯筋の配筋検査 4.1.7 型枠の建込み 4.1.8 コンクリート圧入孔の取付け 4.1.9 水湿し 4.1.10 コンクリート打設 4.2 壁 4.2.1 上部機械式ジョイントの打込み状態 4.2.2 下部レイタンスの除去 4.2.3 グラウト注入口の取付け 4.2.4 壁筋の配筋検査 4.2.5 型枠の建込み 4.2.6 コンクリート圧入孔の取付け 4.2.7 水湿し 4.2.8 コンクリート打設
第5章 プレキャスト鉄筋コンクリート部材 5.1 柱・大梁 5.1.1 下階柱天端のレイタンスの除去,清掃 5.1.2 柱の建込み精度 5.1.3 柱主筋継手のグラウト 5.1.4 柱と仕口部隙間のグラウト 5.1.5 大梁支保工レベル 5.1.6 大梁セット 5.1.7 仕口部の帯筋の配筋検査 5.1.8 梁継手部の主筋・あばら筋の配筋検査 5.1.9 柱・梁仕口部,梁継手部の型枠の施工検査 5.1.10 清掃,水湿し 5.1.11 コンクリート打設 5.2 スラブ,バルコニー 5.2.1 ハーフプレキャスト鉄筋コンクリート 5.2.2 フルプレキャスト鉄筋コンクリート<(バルコニー等)
第6章 耐震補強 6.1 耐震補強のあと施工アンカー 6.1.1 施工者の資格 6.1.2 アンカーの種類 6.1.3 穿孔機械の選定 6.1.4 振動,騒音 6.1.5 穿孔箇所の鉄筋の調査 6.1.6 使用電力の検討 6.1.7 孔内清掃 6.1.8 ボルトのマーキング 6.1.9 高温,低温時の検討 6.1.10 養生,落下防止 6.2 基礎 6.2.1 既設地盤等,耐力の検討 6.2.2 不同沈下の検討 6.2.3 増設アンカーの試験 6.2.4 既存コンクリートと新コンクリート面への接着 6.2.5 既存コンクリートのチッピング状況 6.2.6 清掃,レイタンスの処理 6.2.7 排水状況の検討 6.2.8 配筋,かぶり状況 6.2.9 埋戻し転圧の検討 6.2.10 既存基礎との一体化状況 6.3 柱 6.3.1 圧縮強度,中性化進行 6.3.2 鉄筋調査(配筋状況,かぶり) 6.3.3 アンカーの選定 6.3.4 ひび割れ,豆板,空隙,剥落,鉄筋の錆 6.3.5 既存コンクリートのチッピング状況 6.3.5 靱性向上補強の場合の上,下の隙間 6.3.6 補強材料の最低厚み 6.3.7 補強材と既存柱との隙間 6.3.8 補強材の重ね継ぎ状況 6.3.9 接着剤の品質管理 6.4 耐震壁 6.4.1 圧縮強度,中性化進行 6.4.2 鉄筋調査(配筋状況,かぶり) 6.4.3 ひび割れ,豆板,空隙,剥落,鉄筋の錆等の処理 6.4.4 アンカー工法の選定 6.4.5 無収縮モルタルの品質監理 6.4.6 アンカー品質試験 6.4.7 鋼材の品質 6.4.8 既存壁面の下地処理 6.4.9 スタッドのピッチ,ラップ長 6.4.10 スパイラル筋の径,ピッチ 6.5 梁 6.5.1 圧縮強度,中性化進行 6.5.2 鉄筋調査(配筋状況,かぶり) 6.5.3 アンカーの選定 6.5.4 ひび割れ,豆板,空隙,剥落,鉄筋の錆の処理 6.5.5 既存コンクリートのチッピング状況 6.5.6 補強工法の選定 6.5.7 補強材料の最低厚み 6.5.8 補強材と既存梁との隙間 6.5.9 補強材の重ね継ぎ状況 6.5.10 接着剤の品質管理 6.6 耐震スリット 6.6.1〜6.6.3 耐火・遮音・水密性能 6.6.4 スリットと仕上材の納まりの検討 6.6.5 カッター・斫りの養生 6.6.6 鉄筋等の埋設物位置 6.6.7 スリットの位置,形状 6.6.8 カット面のプライマー処理 6.6.9 止水処理
参考文献
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