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日本建築学会編 |
A5・232頁 / 3520円 発行年月日 : 2005年4月 ISBN : 4-7655-2485-X |
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本書は複雑系理論を建築への適用を試み,学生,一般的な技術者,デザイナーに複雑系という科学思想を理解してもらうことを目的のひとつとしている。また,本格的に複雑系に取り組もうという読者には,初歩的な段階の基礎理論や応用的な研究も提供する。
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第1章 複雑系とは
第2章 体感としての複雑系−複雑系散策
はじめに (1) 建築 1.ベイステージ下田 2.京都コンサートホール 3.地下鉄大江戸線飯田橋駅 4.横浜港大さん橋国際客船ターミナル 5.桐生市市民文化会館 6.トラス・ウォール・ハウス 7.ジオメトリック・スクウェア 8.Storey Hall 9.つくばエキスプレス・柏の葉キャンパス駅 10.メメ・ファシスト 11.如庵 12.モンダドーリ出版社本社 13.ノルディッチェ・デレンドルフのマスタープラン 14.ハウス・イメンドルフ 15.Ether/I 16.「海市」計画 17.CUBE(白石市文化体育活動センター) 18.Guggenheim Museum Bilbao(グッゲンハイム美術館) 19.ZONA(白石市特別養護老人ホーム・ケアハウス) 20.Dutch Pavilion for EXPO 2000 HANNOVER(ハノーヴァー万博 オランダ館) 21.Museum of Human Evolution(人間進化の博物館) 22.The Portuguese Pavilion(ハノーヴァー国際展覧会2000 ポルトガル館) 23.Silicon Hill 24.Bit-Isle 25.The Museum of Art and Technology,Eyebeam Atelier 26.Bridge,Arts & Science College 27.グッゲンハイム東京コンペティション・プロジェクト2001 28.EXPO.02 Yverdon-les-Banis Arteplage:The Cloud 29.Federation Square 30.Serpentine Gallery Pavilion 2002 31.Sagrada Familia 32.EMP 33.V&A美術館 34.Sendai Mediatheque 35.北方町生涯学習センター 36.グラスオフィス・ヒロシマ 新川電機中国支社 37.出雲ビックハート
(2) 都市 38.誘導都市(The Induction Cities) 39.古代ローマ 40.サッカー 41.人の歩行と視線 42.横断歩行 43.人の座る位置 44.イスラム都市の町並み 45.都市の人口規模順位とジップの法則 46.セルラーオートマタによる都市スプロールのシミュレーション 47.Web上のグループウェアによる施工スケジューリングの自己組織化 48.まちの個性の自己組織化(神戸市中央区下山手通) 49.長崎アーバンルネサンス2001「長崎マスターイメージ」 50.白石メディアポリス
(3) 社会 51.構造計画研究所/創造工学部 52.名古屋大学人間情報学研究科/有田研究室 53.国際電気通信基礎技術研究所(ATR研究所) 54.マクロとミクロのリンク 55.音の出るオブジェ 56.種の棲み分けのシミュレーション 57.渋滞
第3章 複雑系の基礎理論
3.1 キャスティ定義〜社会現象と複雑系 3.2 マルチエージェントシステム 3.3 セル・オートマトン 3.3.1 はじめに 3.3.2 ライフゲーム・ブーム 3.3.3 セル・オートマトンの方法 3.3.4 1次元セル・オートマトン 3.3.5 λパラメータ 3.3.6 動くセル・オートマトン 3.4 遺伝的アルゴリズム 3.4.1 生物進化と問題解決 3.4.2 遺伝的アルゴリズム 3.4.3 GAの発展形 3.5 ニュートラルネットワーク 3.5.1 基本原理 3.5.2 各種ニューラルネットワークのタイプ 3.5.3 バックブロパゲーションアルゴリズム 3.6 カオス 3.6.1 ロジスティック写像 3.6.2 位相平面とポアンカレ写像 3.6.3 振動系のカオスとジャパニーズアトラクタ 3.6.4 様々な現象におけるカオス 3.7 フラクタル 3.7.1 フラクタルとは 3.7.2 フラクタルの定義 3.7.3 自然界を含む実世界のフラクタル
第4章 複雑系の研究
4.1 建築 4.1.1 フラクタルを用いた建築骨組 4.1.2 免震構造物の非線形挙動 4.1.3 フラクタル次元による茶室空間の分析 4.1.4 次世代複雑系データセンター(Integrating Data Center)のシステム 4.2 都市 4.2.1 セル・オートマトンを適用した宅地再配置によるコンパクト・シティ 4.2.2 都市づくり・まちづくりと複雑系モデリング 4.2.3 都市の土地利用パタン形成の進化的なマルチエージェントシミュレーション 4.2.4 都市における商業用地の成長シミュレーション 4.3 社会 4.3.1 マルチエージェントシミュレーションによる人間−環境−社会システムの解析 4.3.2 顧客満足度を考慮した建築構造目標性能指標の設定法 4.4 複雑系マネジメント 4.4.1 コンピュータで結ばれた建築生産集団における自律的な管理組織の形成
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