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書籍詳細
 
RC造の施工欠陥と対策
−人の失敗に学ぶ−
酒見荘次郎著
B5・148頁 / 4400円
発行年月日 : 2001年5月
ISBN : 4-7655-2452-3
 

内容紹介
【在庫僅少・美本ございません】
RC造躯体の品質を確保するために重要な,施工における注意点をまとめた実務書.欠陥を生じさせることになる悪い施工例を162例とり上げ,多数の現場写真や図を示しながら,正しい施工のしかたや施工欠陥を生じさせないための工夫,対策を具体的かつ簡潔に解説している.
 
目次
第1章 杭工事
1.1 既製コンクリート杭
1.2 場所打ちコンクリート杭
篭筋の補強バンドが弱く円形が保持できない/杭頭側面のコンクリート肌が露出していない 等
第2章 根切り工事
歩行により床付面の粘性土がこね返された/床付面に不陸があった 等

第3章 地業工事
レベルコンクリートに不陸があった/レベルコンクリート未施工のまま土間スラブを打設しようとした 等

第4章 鉄筋工事
4.1 フーチング
ベース筋下端のかぶり厚さが不足/基礎のベース筋が下がっていた 等
4.2 耐圧版(底版)下端筋
重ね継手部の鉄筋に隙間/上向きの定着テールが重なり合っていた 等
4.3 地中梁下端筋
杭の偏心補強筋を忘れていた/鼻曲がりや片ふくらみが目立った 等
4.4 柱主筋の建込み
主筋の配筋間違いがあった/寄せ筋のあきが過大
4.5 耐圧版上端筋
歩行中に上端筋が下がった/ハンチの配力筋が連通管で切れていた 等
4.6 地中梁上端筋
主筋支柱の傾斜,かんざし材のかぶり厚さ不足/天端が波打っていた 等
4.7 スラブ筋
段差のあるスラブ上端筋の定着部が下がっていた/出隅・入隅部のひび割れ防止補強筋を忘れた 等
4.8 柱脚
柱最下部フープの片側がコンクリートに埋まっていた/フープの遊びがかぶり厚さの少ないほうに片寄っていた 等
4.9 柱頭
柱主筋のトップ筋と主筋が間違ってガス圧接された/柱頭のスペーサーが梁下より離れて支ってあった 等
4.10 間柱
間柱成より大梁幅が小さい場合の処置が不十分/寄せ筋のあきが大きかった
4.11 壁筋
縦差し筋が壁の墨より外れてコンクリートに打ち込まれていた/かぶり厚さが不足している部分があった 等
4.12 大梁
重ね配筋の下端主筋あきが大きかった/セパレーターが曲がっていた 等
4.13 小梁
主筋の天端かぶり厚さが不足/主筋定着テールが大梁幅の中心より手前にあった
4.14 階段壁
踏段ごとの縦補強筋がなかった/ダブル配筋のあきが不足
4.15 階段
片持ち階段踊場の折返し部主筋が切れていた/スラブ階段の踊場入隅配筋が内側で曲げ加工されていた 等
4.16 パラペット
縦差し筋のかぶり厚さとダブル配筋相互のあきが悪かった/アゴの下端筋が水切り目地や型枠に接していた 等
4.17 打継ぎ部の配筋
せん断力が作用するスラブや梁に補強配筋がなかった/打設中に柱主筋位置が確認できなかった 等

第5章 型枠工事
5.1 フーチング
フーチング天端が不明
5.2 耐圧版
鉛直打継ぎ部が傾いたまま硬化/親杭単管天端が耐圧版内まで上がっていた 等
5.3 地中梁
水が耐圧版との打継ぎ面に溜まっていた/水膨張性ゴムの止水材がコンクリート打設前に膨張 等
5.4 柱
水が柱脚水平打継ぎ部に溜まっていた/地下外柱のセパレーターから漏水 等
5.5 壁
水平打継ぎ部に排水口がなかった/地下壁の水平打継ぎ部から漏水 等
5.6 梁
一部の小梁が天井面より露出する高さになっていた/鉛直打継ぎ部仕切り型枠の受筋が側面の型枠まで延びていた 等
5.7 スラブ
フラットデッキの端部が梁側へ呑み込んでいた/型枠のレベル測定で悪い部分があった 等
5.8 パラペット
長さ方向に誘発目地がない/型枠にノロが付着

第6章 コンクリート打設
6.1 準備
落葉が激しかった/圧送管の支持方法が悪かった 等
6.2 基礎
コンクリートを水溜まりへ直接投入/柱下や杭頭を意識せずに打設
6.3 耐圧版
配筋検査時に釜場の排水が止まっていた/鉛直打継ぎ部後施工側の天端に丸みがあった 等
6.4 地中梁
鉛直打継ぎ部仕切り型枠の内側に空洞/タンピング不足により沈みクラックが発生 等
6.5 スラブ
1回の打設幅端部を梁上端で区切っていた/鉛直打継ぎ部仕切り型枠の奥に空洞 等
6.6 壁
コンクリートが遠くまで流下し,締固めが不十分/水平打継ぎ面の天端均しを省いた 等
6.7 柱
柱頭コンクリート天端に窪みがあった/主筋の保護カバーがコンクリート天端以下に下がっていた 等
6.8 梁
コンクリート天端の打継ぎ目地棒まわりで高低差があった/鉛直打継ぎ部仕切り型枠の内側に空洞
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