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日本造園学会編 |
A5・286頁 / 5720円 発行年月日 : 1999年2月 ISBN : 4-7655-2125-7 |
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現代造園学の研究成果,技術的蓄積を集大成するとともに,21世紀に向けて,造園学は環境創造にいかに寄与してゆくべきかを探るシリーズ(全7巻)の第5巻.ランドスケープエコロジーの基礎概念からビオトープの造成・管理までを解説している.日本造園学会創立70周年記念出版.
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1.ランドスケープエコロジー 1.1 ランドスケープエコロジーの基礎概念 ランドスケープの意味するもの/ランドスケープエコロジーにおける空間概念/ランドスケープエコロジーの視点/ランドスケープエコロジー研究のための理論 1.2 緑地生態の管理方法 管理と生態/自然変化と生態/人による管理と生態/公園緑地の管理と生態/資源管理と生態 1.3 住民主体による植生管理 住民主体による管理の意義/管理活動の組織づくり/管理の目標/リーダーシップと運営/活動資金と財政支援/参加者募集と作業プログラム/住民による管理の展開 1.4 資源再利用と公園緑地管理 発生枝葉の利用方法/発生枝葉のチップ化/チップや落葉の堆肥化 1.5 自然観・動物観とランドスケープ 自然観と造園/生き物と動物観/日本人の動物観/自然の価値と動物観 2.ランドスケープの生態系 2.1 アーバンエコロジーと野生の回復 対立する自然と野生/ブラウンフィールドにおける野生回復の課題/太陽エネルギー活用国家・日本/富栄養・肥満都市/廃棄物ゼロ・ゼロエミッションという手法/解毒・浄化し再生産する緑のシステム/第三の自然:人間の存在を前提にして創造される人工の自然生態系/ハワードの理想の挫折/巨大都市化と野生回復の21世紀への課題 2.2 農村生態系の保全と管理 農業・農村の変化と半自然的環境の消失/農村のランドスケープと生息環境/生息地の配置計画 2.3 農村空間の構成と農村緑地の特性 農村空間の構成/農村緑地の特性/農村空間と緑地の変容 2.4 里山の保全管理とアメニティ 里山のアメニティとは/里山の生態系/里山のアメニティ/里山の利用と管理 2.5 自然風景地の景観保全と植生管理 ランドスケープ構造の評価と保全地域の設定/植生動態の把握と植生管理
3.樹林の植生管理 3.1 森林レクリエーションと植生管理 森林とレクリエーション/森林レクリエーションの動向・種類と立地/森林レクリエーションエリアの植生管理 3.2 公園林の造成と植生管理 植生計画/公園林の造成/植生管理 3.3 環境林の造成と植生管理 環境林の定義と区分/樹木創出手法の分類/造成工法の分類/造成事業における計画手法/造成工法の手順/環境林の維持管理 3.4 林床景観の育成と植生管理 対象範囲の概況/対象地の資源調査/野生草花・花木育成の前処理/野生草花・花木の育成/ササ類による草地景観の形成
4.草地・水辺の植生管理 4.1 アメニティ草地の植生管理 草地の種類と成立要因/管理目標の明確化/植物技術としての植生管理手法/草地管理の原理と手法/刈取りによる草地管理/刈取りによる管理に関する研究事例 4.2 ワイルドフラワー草地の造成と植生管理 ワイルドフラワーとは/ワイルドフラワーへの関心/地域に見られるワイルドフラワー/草地づくりの手順/種子の採集/発芽特性/播種による群落の成立/群落成立後の植生管理/課題 4.3 芝生草地の植生管理 芝生草地の定義/生態学的位置づけ/機能に応じた管理目標水準の設定/芝草の均一な群落を維持するために必要な管理強度/我が国の管理実態/原っぱ的芝生草地の造成・管理 4.4 河川草地の生物保全と管理 保全の観点から注目される河川草地/裸地の植生/原野の植生/堤防のり面の植生の保全/生物相の保全のために 4.5 緑化草地の植生遷移と管理 のり面緑化による草地形成の目的と植生の目標/緑化草地の植生遷移/のり面緑化草地の管理
5.ビオトープの造成と管理 5.1 二次自然域における生物相の保護と創造 求められる二次自然の姿/鳥類からみた生息地の類型化手法/ビオトープ計画におけるビオトープ結合システム 5.2 オランダの生態系ネットワーク 生態系ネットワーク計画とは/国土レベルのネットワーク計画/州レベルのネットワーク計画/市レベルのネットワーク計画/オランダの生態系ネットワーク計画の特徴と我が国への応用 5.3 水生生物の生息環境の育成 タイプ/育成への配慮事項/育成事例 5.4 生物生息地の形成と管理:総括と展望 生息地を保全する意義/生息地の主要な属性/課題(ハビタットからビオトープ・ランドスケープへ)
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