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日本造園学会編 |
A5・294頁 / 5720円 発行年月日 : 1998年12月 ISBN : 4-7655-2124-9 |
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現代造園学の研究成果,技術的蓄積を集大成するとともに,21世紀に向けて,造園学は環境創造にいかに寄与してゆくべきかを探るシリーズ(全7巻)の第4巻として,造園のもっとも重要な要素の一つである緑化について論じた書.植物利用の歴史から,基礎知識としての植物材料の生理や生態,緑化の考え方,新しい緑化技術,緑化技法までを解説している.日本造園学会創立70周年記念出版.
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1.緑地植物の利用史 1.1 平安・鎌倉期の庭園植物 庭園施設の配植/建物周辺の配植/数に関する配植/庭園植物の維持管理/庭園植物の入手 1.2 室町期・近世の庭園植物 室町時代の庭園植物/安土桃山時代の庭園植物/江戸時代の庭園植物/明治時代の植栽 1.3 プラントハンター:園芸・造園界に新しい刺激をもたらした植物採集探検家たち ジョン・トラデスカント父子/フランシス・マッソン/デヴィッド・ダグラス/ロバート・フォーチュン 1.4 緑化技術史 緑化とは/緑化対象の変遷と技術 2.植物材料の生理と生態 2.1 造園植物の呼称 造園植物の呼称の問題点/造園植物の呼称に関する分野別の課題/呼称整理の方法/「ランドスケープ研究」における植物の呼称 2.2 芝草・地被植物と環境緑化 芝草の種類と利用方法/地被植物の種類と利用方法 2.3 タケ・ササ類の生理・生態 タケ・ササ類の分類と特性/タケ・ササ類の造園的利用/タケ・ササ類の苗の生産/タケ・ササ類の生理・生態/景観構成要素としてのタケ・ササ類/古くて新しいタケ・ササ類の造園的利用 2.4 造園樹木と活力度 活力度の考え方の変遷/活力度/活力度を反映する指標と評価法
3.緑化と環境造園 3.1 造園緑化の環境植物学 造園緑化における環境植物学の意義/植物と環境との関係/造園緑化植物の生育に関与する環境/気温環境/水分環境/光環境 3.2 土壌条件と緑化基盤 自然緑地の土壌と造成緑地の土壌/土壌物理性と樹木の生育/土壌条件と緑化樹の光合成/土壌改良法 3.3 寒冷地の緑化条件 温度要因による植栽地域の制限/寒風害危険地域区分/冠雪害危険地域区分 3.4 亜熱帯の緑化条件 琉球諸島の特徴/亜熱帯地域(琉球諸島)の緑化手法/緑化の環境区分/植栽材料の選定
4.緑化技術の開発 4.1 緑化の資材・工法と維持管理法 のり面緑化技術/人工空間の緑化技術/植栽基盤整備技術/植栽技術/植栽植物の保護・養生技術/維持・管理の技術 4.2 緑地植物の生産と流通 緑化樹木の生産/緑化樹木の流通/緑化樹木の需要と供給/海外の緑化樹木生産 4.3 緑化技術開発の展望 緑化技術開発の背景/緑化技術開発への期待/緑化技術開発の推進計画/緑化技術開発の課題
5.人工空間の緑化技法 5.1 屋上緑化 屋上緑化の環境保全機能/屋上に求められる緑の形態/屋上緑化の技術開発への課題/緑化を推進し支援する制度 5.2 立面緑化 立面とその緑化/つる植物による立面の緑化/立面緑化についての注意点 5.3 コンテナ緑化 コンテナ緑化への経緯と用語の定義/コンテナ緑化の特徴と利用場面/コンテナ緑化の資材と利用/コンテナ緑化の課題 5.4 アトリウムの緑化 アトリウムの緑化とは/アトリウムの緑化動向/アトリウム空間の光環境特性と緑化対策/アトリウムの温度条件と緑化対策/アトリウムの水条件と潅水対策/アトリウムの緑化基盤方式/アトリウムの植栽材料/アトリウムの緑化空間と養生管理手法 5.5 リクラメーションと緑化 我が国におけるリクラメーションの現状/リクラメーションの課題/リクラメーションと緑化 5.6 臨海埋立地の緑化 臨海埋立地の種類と特徴/臨海部特有の環境圧への対応/緑化樹種の選定/植栽基盤造成と植栽法 5.7 ダムサイトの緑化 ダムサイトの緑化の諸条件/ダムサイトの緑化技術 5.8 河川の緑化 緑化上の制約条件/堤防の緑化/高水敷の緑化/護岸部の緑化/柳枝工:植生による護岸/ヨシの植栽技術/沈水植物(水草)の植栽技術
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