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日本造園学会編 |
A5・256頁 / 5280円 発行年月日 : 1996年11月 ISBN : 4-7655-2121-4 |
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現代造園学の成果,技術的蓄積を集大成するとともに,21世紀の環境創造に,造園学はいかに寄与してゆくべきかを問うシリーズの第1巻.造園原論,造園史などを内容とする入門編,総論編であり,基礎的知識,課題,将来への指針,日本・欧米・太平洋・アジア・中近東における発展史,今後のランドスケープ研究のための視点とその方法などについて,最新の知見を盛り込んで解説している.日本造園学会創立70周年記念出版.
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1.ランドスケープへの展開 1.1 造園学からランドスケープ研究へ 造園学の発祥と日本造園学会の成立/戦後の日本造園学会の発展/造園とLandscape Architectureの乖離/「ランドスケープ研究」の誕生/ランドスケープ研究の課題 1.2 ランドスケープの創造と課題 モダニズムと環境/ランドスケープと設景/設景の思想/設景の展開/設景の課題 1.3 環境教育とランドスケープ はじめに/造園界における取組みの系譜/環境教育の概念とランドスケープとのかかわり/環境教育と造園技術の課題 1.4 職能としてのランドスケープアーキテクト 1.5 アメニティとランドスケープ研究 アメニティについて/アメニティデザインとランドスケープ研究/水辺・里山などの緑地と土地利用/緑陰の快適性とサウンドスケープ/アメニティ環境とその実践 1.6 持続可能な開発概念と自然保護 保全と開発の統合概念としての持続可能性の考え方/持続可能性概念の成立と発展/生態系のエコロジカルな供給力に合わせて持続可能な開発・利用を進め地域において持続的景観を保全・整備する 1.7 ランドスケープ遺産の保存と活用 ランドスケープ遺産保全への潮流/ランドスケープ遺産の内容と意義/ヒストリックランドスケープの保存と活用
2.ランドスケープへの発展 2.1 日本:ランドスケープの発展 日本庭園の特質と展開/江戸の行楽と公園前史/明治・大正の公園/昭和の都市緑地と緑化政策:政策思想としての「緑の中の都市へ」までの軌跡/我が国の国立公園と野外レクリエーションの発展/我が国の自然保護思想と運動史 2.2 欧米:ランドスケープの発展 西洋庭園の特質と展開/イギリスの公園緑地とその展開/アメリカのパークシステムと都市ランドスケープ/アメリカの国立公園:理念と制度/ドイツの国土美化と国土保全/フランスの近現代の公園 2.3 太平洋・アジア・中近東:ランドスケープの発展 韓国の庭園と造景施策/中国の庭園と風景地観光/東南アジアの公園緑地と都市緑化/オーストラリア・ニュージーランドの公園都市/中近東・イスラム圏のランドスケープと緑化
3.ランドスケープ研究の視点と方法 3.1 視知覚分析からのランドスケープ研究 研究方法整理の枠組と景観研究の特徴/研究方法・分析方法の特徴 3.2 行動科学的調査からのランドスケープ研究 方法論の枠組/具体的展開 3.3 システム分析からのランドスケープ研究 3.4 地質学的調査からのランドスケープ研究 研究史と視点/庭石の石質/庭石の採集地 3.5 緑地機能解析からのランドスケープ研究 緑地の機能/緑地機能解析に係わる実証的研究の進展/緑地計画における緑地機能解析/緑地計画などの新たな視点と緑地機能解析 3.6 微気象調査からのランドスケープ研究 3.7 生活史的視点からのランドスケープ研究 方法の枠組/研究の展開 3.8 遺跡・考古学からのランドスケープ研究 発掘庭園からの庭園史研究 3.9 社会資本整備論としてのランドスケープ研究 社会資本の整備/方法論の枠組と具体的展開/社会資本整備論研究の事例
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