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金井格監修 |
A5・426頁 / 9900円 発行年月日 : 1997年11月 ISBN : 4-7655-2116-8 |
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「自然再生」と「人へのやさしさ」をメインテーマに,都市づくり・地域づくりにおける自然環境整備のあり方を考察するとともに,その実際について,実務経験豊富な執筆陣が,「人,緑,水,土」の4つに着目して,多くの事例を写真や図版でビジュアルに紹介しながら,わかりやすく解説する技術書.
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第1章 造園的視点からの国づくり・まちづくり 1.1 国づくり・まちづくりの現状と造園技術の課題 1.2 造園技術の特色 起源と現在/美的感覚と科学性/伝統的技術基盤の継承/自然環境の維持・保全・創出技術/使用材料と扱いに関する特色/施工方法の特色 1.3 「自然再生」を支える技術のキーワード 持続可能な開発/ミティゲーション/ビオトープ/自然再生の展開 1.4 「人にやさしい環境」を支える技術のキーワード ユニバーサルデザイン/緑/水/土
第2章 人にやさしい環境整備技術 2.1 人間の器としての都市・地域アメニティの創造 景観・風景・風土/地域アメニティの創造 2.2 人間性を回復するための療養空間の環境整備 医療施設の環境整備/治療の道具としての植物/医療環境から地域環境へ 2.3 人間尺度の技術としての日本庭園 特質/公共造園における導入/実例 2.4 ヒューマンスケールの空間技術 人の潜在行動に基づく園路線形/園路線形事例/ヒューマンスケールの導入 2.5 地域らしさを生かす石材の利用 利用の原則/京都の石材利用/事例 2.6 人にやさしい舗装材 人にやさしい歩道/歩道材の機能/舗装材の快適性要因 2.7 人にやさしい造園技術 バリアフリーからユニバーサルへ/屋外における特色/人にやさしい技術/事例
第3章 暮らしやまちを包み込む緑の技術 3.1 「緑豊かな環境」から「豊かな緑」の環境づくり 多様な緑の形/伝統と最新技術/環境圧を克服/緑を生かす新カテゴリー 3.2 自然再生技術としての日本庭園と農村整備技術 人間と自然/自然再生の景/日本庭園技術と農村デザイン技術の応用 3.3 老樹・名木の保全と治療 老樹・名木の健康度/健康被害の原因と症状/診断/現地保存 3.4 大径木の移植工法 樹林の再生/専用重機とTPM工法 3.5 傾斜地高木植栽による緑化技術 傾斜地緑化/斜面林の造成法/高木植栽の問題点/斜面緑化の将来 3.6 苗木による自然の森づくり技術 生態学的工法/幼苗植栽の設計・施工/生長と管理/応用 3.7 インテリアランドスケープ演出の手法 室内緑化エリア/植物成育と環境コントロール/アメニティづくりの担い手/メンテナンス 3.8 緑で埋め尽くす壁面・立体緑化工法 効果/壁面の環境特性/手法/材料/維持管理/応用 3.9 コンテナ植栽による緑化手法 植物種類と特性/演出/維持管理 3.10 費用をかけない草地等の管理 維持管理の簡単な草地/ヤギによる植生法面の維持管理
第4章 いのちを育み楽しさをよぶ水の技術 4.1 多様な形態 水の必要性/造園への応用/水質 4.2 自然海岸線の復元 白砂青松/現地状況/計画の概要/前面海域の保全計画/海浜形状/人工海浜/生物の復元/維持管理/今後の動向 4.3 親水空間の創造 水導入の基礎/創造/整備の課題/事例 4.4 親水空間の設計 土木空間/造園技術との共通性/土木空間の造園技術 4.5 水の演出 多様性を生かす/噴水/霧/水琴窟 4.6 生態的水辺(ビオトープ)形成の近自然工法 ビオトープ創造のための近自然工法/多自然型河川 4.7 雨水調整と排水 雨水調整池/調整池計画のフロー/調整池の検討/容量の事例/設置のタイプ/雨水排水
第5章 緑を生かす土の技術 5.1 造園での土壌 土壌/都市の土壌環境/植栽基盤/土壌改良 5.2 土はつくるもの・生かすもの 植物性廃棄物/下水汚泥 5.3 表土保全・表土散蒔きの計画と設計・施工 表土リサイクル/表土保全の計画・設計・施工/事例・展開・課題 5.4 人工地盤に緑をもち込む 人工地盤/緑化環境と植栽基盤/緑化工法組合せによる機能の充実 5.5 アーステクチャー:快適アンジュレーションの演出 スケールと視点/土の造形デザイン/事例/土質力学的造成から景観造成へ/工法 5.6 ごみの山を緑地に変える 廃棄物の分類/最終処分場の構造/埋立/埋立後の経年変化/問題と対策/事例
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