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書籍詳細
 
公園づくりを考える
鈴木哲・樋口忠彦・進士五十八・小林治人・高野文彰著
B6・200頁 / 2200円
発行年月日 : 1993年11月
ISBN : 4-7655-2115-X
 

内容紹介
【在庫ございません】
公園の本質は何か,どんな原則の下につくるかなど,公園づくりにおける基本的な事柄をまとめた入門書.景観的に価値の高い山の辺・水の辺は公園にふさわしい,時代が求める公園をつくるには歴史を学ぶ必要がある,設計では造園・建築・土木をトータルに考えるランドスケープアーキテクチャーの視点が重要,地域の特性を生かした公園づくりはワークショップ方式による住民参加で,といった提案がなされる.
【主要目次】辺の景観と公園づくり/公園の歴史/公園の設計/地域の公園づくり
 
目次
公園づくりを考える

はじめに

第1章 ruby{辺}{ほとり}の景観と公園づくり
1.山の辺
居心地のよい場所
「蔵風得水」型景観
「神奈備山」型景観
「国見山」型景観
2.「神奈備山」型景観
嵐山
金閣寺
栗林園
山と庭園の関係
3.「国見山」型景観
江戸の山の辺の名所
飛鳥山
上野
4.水の辺
江戸の水辺の名所
川を生かした現代の公園
生物の名所でもある水辺
5.森の辺と木の辺
居心地のよい森の辺
人が憩う木の辺

第2章 公園の歴史−−公園の思想と展開
1.造園の意義・空間づくりの基本
造園の考え方
歴史から学ぶ
公園空間づくりの基本
2.公園前史−−ほんとうの公園の原点・江戸の緑空間文化
大名庭園に見る多用機能空間性
回遊式庭園の空間と景観づくりに学ぶ
江戸の緑空間文化
3.明治の公園史−−太政官布達第拾六号と日比谷公園
初の「公園制度」−−太政官布達第拾六号
日比谷公園の開園
公園で洋風を味わう市民たち
4.大正の公園史−−震災復興公園の意匠と配置
震災復興公園のデザイン
小学校と公園のセット配置
5.昭和の公園史−−緑のまちづくりからアメニティへの潮流
戦前・戦後の公園認識の移り変わり
緑のまちづくりからアメニティへ
ほんものの公園づくりに向かって

第3章 公園の設計
1.近代ランドスケープの芽生え
ランドスケープとは
造園の移り変わり
近代ランドスケープの芽生え
2.公園の設計に向けて
自分の感性を大切に
日本人の自然観を尊ぶ
身近にある素材をじょうずに使う
デザイン上の節度を守る
風雪に耐える公園づくり
3.公園設計のポイント
樹木の選び方
雪の対策と生かし方
市街の緑の使い方
4.公園設計に生かされたアイディア
公園の決め手は水
広場のあり方
植物の使い方
よりよい環境をつくる

第4章 地域の公園づくり
1.初めてのワークショップ
児童公園の建設
収穫と反省
2.地域の特性を生かす
国営みちのく杜の湖畔
現場でデザインを塾生させる
3.ワークショップとデザインの両立
気仙沼安波山公園
市民の声が生きた
ワークショップの可能性を求めて
4.自力建設へ向けて
北の大地へ
世界へ向けて
北海道が与えてくれたもの
自力建設
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