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コンクリート構造物の力学(第2版) |
−解析から維持管理まで− |
川上洵・小野定・岩城一郎・尾上幸造著 |
A5・190頁 / 3080円 発行年月日 : 2018年10月 ISBN : 978-4-7655-1857-4 |
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コンクリート構造物が長期間使用されるという重要な前提のもと,各種負荷や影響下における建設材料・コンクリートの挙動に関する知識を整理,発展することを手助けすることを目標とした書。コンクリートの耐久性について熱力学などの手法を使って,コンクリートに生じる変化を説き明かし,コンクリートの内部で生じている各種現象にまで言及してやさしく説いた。新しいコンクリート標準示方書に合わせて見直しを行った改訂版。
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第1編 コンクリート構造物の力学基礎
第1章 鉄筋コンクリートの力学を学ぶために 1.1 本書の構成 1.2 鉄筋コンクリートの概念 1.2.1 鉄筋コンクリートとは 1.2.2 鉄筋コンクリートの歴史 1.2.3 鉄筋コンクリートの基本条件 1.3 力と変形 1.3.1 力と変形の基本 1.3.2 弾性体はりの応力状態 1.4 コンクリートおよび強度の性質 1.4.1 コンクリートの強度 1.4.2 コンクリートの応力−ひずみ関係 1.4.3 コンクリートのクリープと収縮 1.4.4 鋼材の種類 1.4.5 鉄筋の応力−ひずみ関係 1.4.6 鋼材の物理定数 1.5 鉄筋コンクリートはりの破壊形態 1.5.1 鉄筋コンクリートはりの挙動 1.5.2 鉄筋コンクリートはりの曲げ載荷試験 第2章 設計法 2.1 各種設計法 2.2 限界状態設計法 2.2.1 一 般 2.2.2 安全係数 2.2.3 安全性(断面破壊) 2.2.4 安全性(疲労破壊) 2.2.5 使用性 2.3 設計の手順 2.4 構造細目 2.4.1 かぶり 2.4.2 鉄筋のあき 2.4.3 鉄筋端部のフック 第3章 曲げを受ける鉄筋コンクリート部材 3.1 概 説 3.2 曲げを受ける鉄筋コンクリート部材の弾性挙動(状態I) 3.3 曲げモーメントを受ける鉄筋コンクリート部材の弾性理論(状態II) 3.4 曲げ耐力 3.4.1 一般的な方法による曲げ耐力算定 3.4.2 等価応力ブロックによる曲げ耐力の算定 第4章 曲げと軸力を受ける鉄筋コンクリート部材 4.1 概 説 4.2 柱部材 4.2.1 柱部材における力と変形 4.2.2 柱部材の耐力 4.2.3 柱部材についての構造細目 4.3 曲げと軸力を受ける鉄筋コンクリート部材の弾性挙動 4.4 曲げと軸力を受ける鉄筋コンクリート部材の弾性理論 4.5 曲げと軸力を受ける鉄筋コンクリート部材の終局耐力と相互作用図 4.5.1 曲げと軸力を受ける鉄筋コンクリート部材の断面耐力 第5章 せん断力を受ける鉄筋コンクリート部材 5.1 概 説 5.2 鉄筋コンクリートはりにおけるせん断応力 5.3 せん断補強鉄筋を有しないはりのせん断耐荷機構 5.4 せん断補強鉄筋を有するはりのせん断耐荷機構 5.4.1 せん断補強鉄筋の種類 5.4.2 せん断破壊の形態 5.4.3 せん断補強鉄筋を有するはりのせん断の分担 5.4.4 トラス理論 5.4.5 ウェブコンクリートの斜め圧縮破壊 5.4.6 モーメントシフト
第2編 コンクリート構造物の変形とひび割れ
1 概 説 2 要求性能と維持管理 3 構造物で発生する変状 3.1 変状の分類 3.2 変状の種類と原因 4 劣化のメカニズム 4.1 鋼材の腐食 4.2 中性化(鋼材の膨張) 4.3 塩害(鋼材の膨張) 4.4 凍害(水の凍結膨張) 4.5 アルカリシリカ反応(骨材の膨張) 4.6 化学的腐食 5 発生しやすい変状 6 ひび割れの発生原因 7 ひび割れと応力 8 ひび割れと変形 8.1 軸変形 8.2 曲げ変形 8.3 せん断変形 8.4 ねじり変形 9 施工とひび割れ 9.1 温度ひび割れ 9.2 コンクリートの自重による変形 9.3 鉄筋の拘束による変形 10 劣化とひび割れ 11 疲労とひび割れ
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