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Jochen Stark・Bernd Wicht著/杉山隆文監訳 |
A5・550頁 / 6600円 発行年月日 : 2018年8月 ISBN : 978-4-7655-1856-7 |
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コンクリート構造物が長期間使用されるという重要な前提の下で,各種負荷や影響下における建設材料・コンクリートの挙動に関する知識を整理し,発展を手助けすることを目標とした書。コンクリートの耐久性について,熱力学などの手法を使ってコンクリートに生じる変化を説き明かし,コンクリートの内部で生じている各種現象にまで言及してやさしく説いた。
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1 コンクリートの耐久性に関する指標値と影響要因 1.1 耐久性の歴史的役割 1.2 耐久性に関する前提 1.3 セメントペーストの影響
2 セメント 2.1 沿 革 2.2 ポルトランドセメントクリンカー 2.3 硫酸塩キャリア(石膏) 2.4 混和材(粉体) 2.5 セメント粉砕 2.6 水 和 2.7 DIN EN 1971によるセメント 2.8 高硫酸塩スラグセメント(Sulfathttenzement,SHZ) 2.9 ファインセメント(コロイドセメント)
3 コンクリートの炭酸化 3.1 沿 革 3.2 炭酸化の本質 3.3 炭酸化の段階 3.4 炭酸化の影響 3.5 炭酸化深さを測定する方法 3.6 炭酸化進行の計算 3.7 炭酸化収縮 3.8 炭酸化に対する影響要因 3.9 鉄筋コンクリートに有害な炭酸化に対する保護および補修対策 3.10 ひび割れの自癒
4 硫酸塩侵食 4.1 沿 革 4.2 劣化メカニズム 4.3 硫酸塩侵食におけるセメントペースト中の微細構造的変化 4.4 硫酸塩を含む水の浸透に対するコンクリートの物理的抵抗性 4.5 硫酸塩による化学的侵食 4.6 硫酸塩劣化 4.7 規格による規制 4.8 試験方法
5 硬化コンクリートにおける有害エトリンガイトの生成 5.1 沿 革 5.2 基 礎 5.3 硬化コンクリート中のエトリンガイト 5.4 不適切な熱処理による有害エトリンガイトの生成 5.5 熱処理しないコンクリート中の遅れエトリンガイト 5.6 コンクリート劣化の証明
6 コンクリートへの酸侵食 6.1 沿 革 6.2 酸侵食のメカニズム 6.3 酸侵食に対する保護対策 6.4 高耐酸抵抗性を有するコンクリートの試験
7 コンクリートに対する塩化物の作用 7.1 沿 革 7.2 コンクリート中の塩化物 7.3 塩化物侵入のメカニズム 7.4 コンクリート中塩化物の分布 7.5 コンクリート中塩化物の移動プロセスに対する影響 7.6 コンクリート中に塩化物はどんな形で存在するか? 7.7 結合材による塩化物固定 7.8 腐食発生限界値 7.9 塩化物の定量 7.10 塩化物の鉄筋コンクリートへの侵食 7.11 塩化物による腐食に対する保護および補修対策
8 アルカリシリカ反応 8.1 沿 革 8.2 AKRの前提条件 8.3 アルカリ反応性鉱物と骨材 8.4 アルカリシリカ反応のメカニズム 8.5 劣化特性 8.6 AKR影響要因 8.7 コンクリートを劣化させるアルカリシリカ反応の予防および減少対策 8.8 国家規格と基準 8.9 試験法
9 コンクリートの凍結融解抵抗性と凍結融解塩抵抗性 9.1 沿 革 9.2 セメントペースト中における空隙溶液の凍結 9.3 劣化機構 9.4 影響要因 9.5 凍結融解/凍結融解剤試験法 9.6 建設実務上の留意点
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