gihodo shuppan
HOME 新刊案内 ジャンル別書籍 購入案内 会社案内 お問い合せ
書籍詳細
 
新版 鉄筋コンクリート工学[第2版]
−性能照査型設計法へのアプローチ−
大塚浩司・小出英夫・武田三弘・阿波稔・子田康弘共著
A5・226頁 / 2970円
発行年月日 : 2016年4月
ISBN : 978-4-7655-1834-5
 

内容紹介
定評ある大学・高専向教科書の改訂版。2013年発行の新版を2012年制定の土木学会コンクリート標準示方書に対応するよう各種修正を行った。環境作用による構造物の性能低下が生じない鉄筋コンクリート部材の設計が学べること,すなわち「性能照査型設計法へのアプローチ」であることを特徴としている。設計の基礎となる鉄筋とコンクリートの力学的特性と相互作用や,鉄筋コンクリートの挙動について学べることなどの特徴は旧版から引き継いでおり,その内容も学生が学ぶべき必要最少限の事項にとどめ,それらをできるだけ平易に述べるという姿勢は変わっていない。
 
目次
第1章 鉄筋コンクリートの概説
要 点
1.1 鉄筋コンクリートの概念
  1.1.1 鉄筋コンクリートの定義と特徴
  1.1.2 鉄筋コンクリートの成立理由
  1.1.3 鉄筋コンクリートの長所および短所
1.2 鉄筋コンクリートの歴史
  1.2.1 諸外国
  1.2.2 日 本

第2章 鉄筋コンクリートの力学的性質
要 点
2.1 鉄筋の力学的性質
  2.1.1 種類と特性
  2.1.2 応力. ひずみ曲線と強度
2.2 コンクリー卜の力学的性質
  2.2.1 コンクリートの圧縮強度
  2.2.2 コンクリー卜強度の特性値と設計強度
  2.2.3 コンクリートの応力. ひずみ曲線

第3章 鉄筋コンクリートの挙動
要 点
3.1 作用荷重下の鉄筋コンクリー卜の挙動
  3.1.1 曲げを受ける部材の挙動
  3.1.2 曲げと軸力を受ける部材の挙動
  3.1.3 せん断力を受ける部材の挙動
3.2 鉄筋とコンクリートの相互作用
  3.2.1 相互作用の種類
  3.2.2 イニシャルストレスと応力の再分配
  3.2.3 コンクリートのひび割れ
  3.2.4 付 着
  3.2.5 鉄筋の定着および重ね継手

第4章 鉄筋コンクリートの設計法
要 点
4.1 許容応力度設計法から限界状態設計法へ
  4.1.1 設計法の変遷
  4.1.2 許容応力度設計法
4.2 限界状態設計法
  4.2.1 一 般
  4.2.2 設計の流れ
  4.2.3 要求性能と限界状態
  4.2.4 安全係数と荷重
  4.2.5 性能照査

第5章 曲げモーメントを受ける部材の設計
要 点
5.1 鉄筋コンクリート断面の応力の算定
  5.1.1 一 般
  5.1.2 単鉄筋長方形断面の場合
  5.1.3 単鉄筋T 形断面の場合
  5.1.4 複鉄筋長方形断面の場合
5.2 鉄筋コンクリート断面の曲げ耐力の算定
  5.2.1 一 般
  5.2.2 曲げ破壊モードの判定
  5.2.3 等価応力ブロック
  5.2.4 単鉄筋長方形断面の場合
  5.2.5 単鉄筋T 形断面の場合
  5.2.6 複鉄筋長方形断面の場合

第6章 軸方向力を受ける部材の設計
要 点
6.1 軸方向力を受ける鉄筋コンクリート柱
  6.1.1 一 般
  6.1.2 らせん効果
  6.1.3 鉄筋コンクリート短柱の設計断面耐力の算定
6.2 曲げモーメントと軸方向力を受ける
     鉄筋コンクリート断面の耐力の算定
  6.2.1 一 般
  6.2.2 長方形断面の場合
  6.2.3 相互作用図の算定

第7章 せん断力を受ける部材の設計
要 点
7.1 棒部材のせん断耐力
  7.1.1 せん断補強筋のない棒部材のせん断耐力
  7.1.2 せん断補強筋を有する棒部材のせん断耐力
7.2 面部材の押抜きせん断耐力
7.3 せん断に対して特殊な考慮が必要な箇所や部材
  7.3.1 せん断伝達
  7.3.2 ディープビームおよびコーベル
  7.3.3 ストラット. タイモデル

第8章 ねじりを受ける部材の設計
要 点
8.1 一 般
8.2 ねじり補強鉄筋のない部材のねじり耐力
8.3 ねじり補強鉄筋を有する部材のねじり耐力

第9章 疲労に対する部材の設計
要 点
9.1 疲労限界状態に対する安全性の検討
  9.1.1 一 般
  9.1.2 変動荷重の取扱い
  9.1.3 安全性の検討方法
9.2 コンクリートおよび鉄筋の疲労強度
  9.2.1 コンクリートの疲労強度
  9.2.2 鉄筋の疲労強度
9.3 鉄筋コンクリートはりの曲げ疲労
9.4 鉄筋コンクリートはりのせん断疲労

第10章 環境作用に対する部材の設計
要 点
10.1 環境作用に関する概説
10.2 鋼材腐食に対する検討
  10.2.1 鋼材腐食に対するひび割れ幅の照査
  10.2.2 塩害に対する照査
  10.2.3 中性化に伴う鋼材腐食に対する照査
10.3 コンクリートの劣化に対する検討
  10.3.1 凍害に対する照査
  10.3.2 化学的侵食に対する照査

第11章 構造細目
要 点
11.1 鉄筋に関する構造細目
  11.1.1 かぶり
  11.1.2 鉄筋のあき
  11.1.3 鉄筋の配置
  11.1.4 鉄筋の曲げ形状
  11.1.5 鉄筋の定着
  11.1.6 鉄筋の継手
11.2 曲げモーメントおよび軸方向力を受ける部材の配筋
  11.2.1 は り
  11.2.2 帯鉄筋柱
  11.2.3 らせん鉄筋柱

付 録
Copyright