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チェルノブイリ原子力発電所事故 |
−コンクリート構造物に及ぼした影響− |
青柳征夫訳 |
A5・96頁 / 2200円 発行年月日 : 2013年5月 ISBN : 978-4-7655-1804-8 |
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1986年のチェルノブイリ原子力発電所の事故において,高熱がコンクリートや鉄筋にどのような影響を及ぼしたのであろうか? 高熱の影響を受けた後のコンクリートや鉄筋の性質はどのように変化したのであろうか? 本書では事故時に発生した溶岩が,鉄筋コンクリート床版に及ぼす影響を検討する。きびしい温度と放射線の相互作用がコンクリートと鉄筋の性質の変化ならびにそのもたらす結果についての資料を提示し,高熱によるコンクリートの溶融侵食に関する実験データの分析を行った。
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第1章 チェルノブイリ原子力発電所事故領域におけるコンクリートおよび鉄筋と溶岩状燃料含有物質(LFCM)の相互作用 1.1 チェルノブイリ原子力発電所炉心区画の鉄筋コンクリート構造の床版 1.2 第4ブロック事故の分析 1.3 モルタルおよびコンクリートの放射線耐性 1.4 炭素鋼の放射線耐性 1.5 コリウムの溶解物とコンクリートの反応 1.6 コンクリートの高温侵食
第2章 高温が普通コンクリートおよび鉄筋に及ぼす物理・力学的影響 2.1 結合材 2.2 骨 材 2.3 コンクリート 2.4 鉄 筋
第3章 チェルノブイリ原子力発電所における事故後の炉心区画内鉄筋コンクリート床版の状態 3.1 高温の溶岩状核燃料含有溶解物(LFCM)が鉄筋コンクリート床版に及ぼす影響 3.2 軸線46-47およびI-Lの間の標高9.70の機器下区画305/2の床版における高さ方向の温度分布の計算 3.3 軸線47-48およびI-Kの間の標高9.70mの機器下区画305/2の床版における高さ方向の温度分布の計算 3.4 標高6.00の機器下区画210/5,210/6および210/7の床版における高さ方向の温度分布の計算 3.5 軸線46-47およびI-Lの間の標高9.70の蒸気逃がし弁による床版の水平方向の温度分布の計算 3.6 軸線47-48およびI-K間の標高9.70の蒸気逃がし弁による床版の水平方向の温度分布の計算 3.7 蒸気管による標高6.00の床版の水平方向における温度分布の計算 3.8 標高9.70mにおける機器下区画305/2の鉄筋コンクリート床版 3.9 標高6.00における機器下区画210/5,210/6および210/7の鉄筋コンクリート床版
翻訳解説 参考文献
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