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コンクリートを巡る旅 |
−コンクリートから人への贈り物− |
藤原忠司著 |
B6・334頁 / 2640円 発行年月日 : 2010年2月 ISBN : 978-4-7655-1766-9 |
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『コンクリートから人へ』というフレーズは,工学に携わる技術者から,研究者・実務者・学生にまで,大きな衝撃を与えました。コンクリートは,果たして無駄の象徴でしょうか。ローマは,社会基盤の維持をないがしろにして滅亡したといわれています。これまで,社会的に重要な役割を果たしてきたコンクリートって,一体何だったのだろう。それを具体的に探ろうとしたのが『コンクリートを巡る旅』です。本書をご一読いただき,意図を読み取って戴ければ幸いです。
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1 プロローグ 2 旅の出発 法隆寺:奈良県斑鳩町 旧奈良駅:奈良市 3 セメント産業の創出 小野田徳利窯:小野田市 4 コンクリート構造物の誕生 最初の鉄筋コンクリート橋:京都市 長生橋:七尾市 三井物産ビル:横浜市 五本松ダム:神戸市 5 コンクリートにかけた情熱 小樽北防波堤:小樽市 鉄筋コンクリート船:広島県呉市安浦町、呉市音戸町 吉田徳次郎の墓地:東京都 6 コンクリートの果たす社会的役割 コンクリート電柱:函館市 東本願寺函館別院:函館市 都営白鬚東住宅:東京都 青函トンネル:青森県今別町・北海道知内町 7 コンクリートの技術革新 岩滑沢橋:岩手県西和賀町 小田原ブルーウェイブリッジ:小田原市 新開橋:新潟市 木ノ川高架橋:和歌山県新宮市 8 コンクリートの造形 新不老橋:和歌山市 聖橋:東京都 東京女子大チャペル:東京都 国立西洋美術館:東京都 東京文化会館:東京都 稚内ドーム:稚内市 9 コンクリートの文化性 群馬音楽センター:高崎市 名古屋市演劇練習館:名古屋市 10 エピローグ 島地川ダム:山口県周南市
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