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変貌するアジアの交通・物流 |
−シームレスアジアをめざして− |
黒田勝彦・家田仁・山根隆行編著 |
A5・264頁 / 3300円 発行年月日 : 2010年2月 ISBN : 978-4-7655-1761-4 |
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【在庫僅少です】 経済のグローバル化,高齢化・少子化が進むなか日本が持続的に発展していくためには,アジア諸国と連携・交流を持ち,そこから発展の果実を取り込むことが不可欠である。本書では,いかにスムースに効率よくアジア諸国とシームレスに繋がるべきかを説き,陸海空の国際交通・物流の現状を紹介した上で,アジア諸国や日本の各地域で進められているその実現に向けた取組みや展望,最新の研究動向を,産官学の第一線のメンバーがわかりやすく解説する。ビジネスマン,行政マン,学生必読の書。
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第1章 シームレスアジアをめざして
1 国境を越える 2 ボーダーレスな協力体制の構築 3 経済と貿易の緊密化 4 サプライチェーンでつながるアジア コラム@ デファクト型市場統合のアジア
第2章 アジア物流を支える国際海上輸送
1 増大するコンテナ国際輸送 2 熾烈な国際海上コンテナ輸送市場 3 激化する港湾間競争 コラムA 海上輸送と海賊対策
第3章 アジアを結ぶ航空輸送
1 日常化した航空輸送 2 躍進するローコストキャリア 3 発展する国際航空貨物輸送 コラムB 国と国との観光誘致合戦
第4章 国境を越える陸上輸送
1 21世紀のシルクロード 2 国際貨物の陸上輸送 3 アジアの国際インターモーダル輸送 コラムC シームレスアジアーをみすえた物流施策
第5章 アジア諸国の輸送インフラの現状と展望
1 ASEAN地域 2 韓国 3 中国 4 インド コラムD 欧州の共通交通・地域政策に学ぶ 第6章 わが国の国際交通・物流戦略――各地域の展望
1 国土形成計画がめざすシームレスアジア 2 津軽国際海峡を活かす戦略――北海道 3 グローバル・ツインハブをめざす――東北地域 4 日本を代表するゲートウェイをめざす――関東地域 5 日本海時代の物流拠点をめざす――北陸地域 6 製造拠点のシー・アンド・エア物流拠点をめざす――中部地域 7 ベイエリアの国際物流拠点づくりをめざす――関西地域 8 スーパーバルクターミナル形成をめざす――中国地域 9 独自の交流と連携をめざす――四国地域 10 東アジア一日圏の拠点づくり――北部九州地域 11 琉球王国の再興「万国之津梁」をめざす――沖縄地域 コラムE 北東アジア輸送回廊ビジョン
第7章 アジアのゆくえを描く――政治経済と交通・物流
1 アジア政治経済のゆくえ 2 アジア国際輸送のゆくえ 3 両シナリオの整合性とリスク コラムF アジアにおける国際競争力指標
第8章 政策シミュレーションと評価の科学的方法
1 政策シミュレーションと評価の考え方 2 国際交通政策の経済評価手法 3 国際海上輸送のモデル化と政策シミュレーション 4 東アジア全域の総合国際物流モデルとASEAN物流施策の評価 5 ネットワーク均衡分析モデルと羽田空港国際線乗入れ事例への適用 6 分析を支えるデータベースと人的ネットワーク
そしてこれから シームレスアジアの実現に向けて――求められる二つの転換
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