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新時代の公共投資へのシフト |
−「政府の失敗」を乗り越えて− |
川口和英著 |
A5・220頁 / 3080円 発行年月日 : 2005年2月 ISBN : 4-7655-1674-1 |
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これまでわが国は継続的に公共投資を重点的に整備してきた。しかし,行政組織と政治家や官僚による利権問題や,必要以上の過大投資など,多くの問題が生じることとなり,現在では公共投資をめぐる是非が市民活動をはじめ多くの場所で取り上げられている。こうした背景を踏まえて,本書では現在の公共投資が抱える問題をわかりやすく解説し,処方箋を考えていくことを目的としている。
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1.公共投資を取り巻く環境 1.1公共投資の役割 1.2公共投資とは何か 1.3公共投資のもたらす効果 1.4公共投資の乗数効果をめぐる議論 1.5財政に関する理論の推移 1.6政府支出の財政効果
2.公共投資はなぜいま問題となっているのか 2.1日本の財政赤字状況 2.2公共事業の比率 2.3地方財政の厳しい状況を受けた公共投資縮減の動き 2.4公共投資のアカウンタビリティ
3.分野別の公共投資の動向と課題 3.1公共投資の概略と歴史 3.2道路分野における整備の考え方 3.3空港分野における整備の考え方 3.4港湾分野における整備の考え方 3.5下水分野における整備の考え方 3.6今後の公共投資の効率化方策
4.地域の活性化戦略 4.1地域プロジェクト整備と地域の活性化の関係 4.2公共投資の政策評価手法 4.3公共投資を取り巻く地域環境の変化 4.4公共投資整備効果の推移 4.5地方における公共投資の自律性 4.6地方分権の考え方
5.建設産業の構造計画 5.1建設業就業者のシフト 5.2公共事業の抱える課題 5.3公共投資と都市の再生 5.4有効な都市再生の選択へ向けて 5.5ベンチャーマインドによる閉塞間の打開
6.公共投資の経済波及効果 6.1公共投資分野における波及の考え方 6.2プロジェクト評価にかかわる効果の計測 6.3費用便益分析 6.4波及効果の分析 6.5統計的な概念 6.6分析に必要となる係数
7.公共投資と技術革新 7.1公共投資を取り巻く環境の変化 7.2公共投資とイノベーション 7.3公共事業の経営的なイノベーション
8.新しい公共投資の方法 8.1新しいシステムPFI 8.2PFIとプロジェクトファイナンス 8.3PFI事業の分類 8.4PFIにおけるパートナーシップ 8.5日本におけるPFIの動き
コラム18本
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