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書籍詳細
 
ネビルのコンクリートバイブル
A.M.Neville著/三浦尚訳
A5・990頁 / 11000円
発行年月日 : 2004年6月
ISBN : 978-4-7655-1663-1
 

内容紹介
世界的なコンクリートの教科書として有名な「Properties of Concrete Fourth Edition」の訳本。コンクリート工学全般を網羅し,本書独自の最新の知見までも含んだ最新版。著者の長年の現場調査や実務に関連させた研究の経験に基づいて,建設材料としてのコンクリートの広くそして詳細な見解を示す。コンクリートの特性の統合した見方と,基礎を成している科学的な根拠を重要視し,実務への適用性を考慮して解説している。
 
目次
第1章 ポルトランドセメント
1.1 歴史的背景
1.2 ポルトランドセメントの製造
1.3 ポルトランドセメントの化学組成
1.4 セメントの水和反応
1.5 凝結
1.6 セメントの粉末度
1.7 水和したセメントの構造
1.8 水和生成物の体積
1.9 セメントゲルの強度
1.10 水和したセメントペースト中の水
1.11 セメントの水和熱
1.12 化合物の構成がセメントの性質に及ぼす影響
1.13 セメントの各種試験

第2章 各種のセメント状材
2.1 セメント状材料の分類
2.2 各種のセメント6
2.3 普通ポルトランドセメント
2.4 早強ポルトランドセメント
2.5 特殊な極早強ポルトランドセメント
2.6 低熱ポルトランドセメント
2.7 耐硫酸塩セメント
2.8 白色セメントと顔料
2.9 高炉セメント
2.10 超硫酸塩セメント
2.11 ポゾラン
2.12 シリカフューム
2.13 フィラー
2.14 その他のセメント
2.15 セメントの選択法
2.16 アルミナセメント
2.17 アルミナセメントの転移
2.18 アルミナセメントの耐火性

第3章 骨材の性質
3.1 骨材の一般的分類
3.2 天然骨材の分類
3.3 骨材試料の採取
3.4 骨材の形状と表面組織
3.5 骨材の付着性
3.6 骨材の強度
3.7 骨材のその他の力学的性質
3.8 密度(比重)
3.9 単位容積質量
3.10 骨材の空げき率と吸水率
3.11 骨材の含水量
3.12 細骨材の湿潤時のバルキング
3.13 骨材中の有害物質
3.14 骨材の安定性
3.15 アルカリ-シリカ反応
3.16 アルカリ-炭酸塩反応
3.17 骨材の熱的性質
3.18 ふるい分け試験
3.19 粒度の要件
3.20 実用的粒度
3.21 細骨材および粗骨材の粒度
3.22 不連続粒度骨材
3.23 骨材の最大寸法
3.24 巨石の使用
3.25 骨材の取扱い
3.26 特殊な骨材

第4章 フレッシュコンクリート
4.1 練混ぜ水の品質
4.2 ワーカビリティーの定義
4.3 十分なワーカビリティーの必要性
4.4 ワーカビリティーに影響を及ぼす因子
4.5 ワーカビリティーの測定
4.6 試験結果の比較
4.7 コンクリートのこわばり進行時間
4.8 時間と温度がワーカビリティーに及ぼす影響
4.9 材料分離
4.10 ブリーディング
4.11 コンクリートの練混ぜ
4.12 レディーミクストコンクリート
4.13 練返し
4.14 ポンプ圧送されたコンクリート
4.15 吹付けコンクリート
4.16 水中コンクリート
4.17 プレパックドコンクリート
4.18 コンクリートの振動締固め
4.19 再振動
4.20 真空コンクリート
4.21 フレッシュコンクリートの分析

第5章 混和剤
5.1 混和剤がもたらす利点
5.2 混和剤の分類
5.3 硬化促進剤
5.4 遅延剤
5.5 減水剤
5.6 高性能減水剤
5.7 特殊な混和剤
5.8 混和剤の使用に対する所見

第6章 コンクリートの強度
6.1 水セメント比
6.2 コンクリート中の有効な水量
6.3 ゲル/空間 比
6.4 間げき率
6.5 粗骨材の性質が強度に及ぼす影響
6.6 骨材/セメント比が強度に及ぼす影響
6.7 コンクリートの強度特性
6.8 マイクロクラック
6.9 骨材とセメントペーストとの界面
6.10 材齢がコンクリート強度に及ぼす影響
6.11 コンクリートの積算温度
6.12 圧縮強度と引張強度との関係
6.13 コンクリートと鉄筋との付着

第7章 硬化コンクリートのその他の問題
7.1 コンクリートの養生
7.2 ゆ(癒)着
7.3 セメントの強さのばらつき
7.4 セメントの性質の変化
7.5 コンクリートの疲労強度
7.6 衝撃強度
7.7 コンクリートの電気的性質
7.8 音響特性

第8章 コンクリートにおける温度の影響
8.1 初期温度がコンクリートの強度に及ぼす影響
8.2 常圧下の蒸気養生
8.3 高圧蒸気養生(オートクレーブ)
8.4 その他の加熱養生法
8.5 コンクリートの熱特性
8.6 熱膨張係数
8.7 コンクリートの高温時の強度および火災に対する抵抗性
8.8 極低温化におけるコンクリートの強度
8.9 マスコンクリート
8.10 暑中コンクリート
8.11 寒中コンクリート

第9章  弾性,収縮,およびクリープ
9.1 応力-ひずみ関係およびヤング係数
9.2 ヤング係数の表現方法
9.3 動弾性係数
9.4 ポアソン比
9.5 初期の体積変化
9.6 自己収縮
9.7 膨 潤
9.8 乾燥収縮
9.9 収縮に影響する因子
9.10 収縮量の予測
9.11 不均一な収縮
9.12 収縮によるひび割れ
9.13 水分移動
9.14 炭酸化収縮
9.15 膨張セメントの使用による収縮補償
9.16 コンクリートのクリープ
9.17 クリープに影響を及ぼす因子
9.18 クリープと時間との関係
9.19 クリープの特性
9.20 クリープの影響

第10章 コンクリートの耐久性
10.1 耐久性不足の原因
10.2 コンクリート中の流体の移動
10.3 拡 散
10.4 吸水率
10.5 コンクリートの透水性
10.6 空気と蒸気の透過性
10.7 炭酸化
10.8 コンクリートに対する酸の作用
10.9 コンクリートに対する硫酸塩の作用
10.10 エフロレッセンス
10.11 海水がコンクリートに及ぼす影響
10.12 アルカリ-シリカ反応による崩壊
10.13 コンクリートの磨耗
10.14 侵食に対する抵抗性
10.15 キャビテーションに対する抵抗性
10.16 ひび割れの種類

第11章 凍結融解の影響と塩化物の影響
11.1 凍結作用
11.2 空気の連行
11.3 エントレインドエアの要件
11.4 凍結融解に対するコンクリートの抵抗性の試験
11.5 空気の連行のその他の影響
11.6 融雪剤の影響
11.7 塩化物の作用
11.8 コンクリート中の塩化物
11.9 塩化物の滲入
11.10 塩化物イオンの腐食発生限界濃度
11.11 混合セメントが腐食に及ぼす影響
11.12 腐食に影響するその他の因子
11.13 コンクリートの塩化物浸透性試験
11.14 腐食の停止707

第12章 硬化コンクリートの試験
12.1 圧縮強度試験
12.2 供試体載荷面の状態の影響とキャッピング
12.3 圧縮供試体の試験
12.4 圧縮供試体の破壊
12.5 円柱供試体の高さと直径との比が強度に及ぼす影響
12.6 立方体と円柱との強度の比較
12.7 引張強度試験
12.8 試験中の湿度状態が強度に及ぼす影響
12.9 供試体寸法が強度に及ぼす影響
12.10 コア試験
12.11 現場打ち円柱供試体試験
12.12 載荷速度が強度に及ぼす影響
12.13 促進養生試験
12.14 非破壊試験
12.15 テストハンマー試験(反発度法)
12.16 貫入抵抗試験
12.17 引抜き試験(プルアウト法)
12.18 ポストセット方式試験
12.19 超音波パルス速度試
12.20 非破壊試験の可能性
12.22 硬化コンクリートの配合推定試験
12.23 試験結果のばらつき

第13章 特殊な性質のコンクリート
13.1 種々のセメント状材料を用いたコンクリート
13.2 フライアッシュを含むコンクリート
13.3 高炉スラグ微粉末を含むコンクリート
13.4 シリカフュームを含むコンクリート
13.5 高性能コンクリート
13.6 高性能コンクリートにおける骨材の性質
13.7 高性能コンクリートのまだ固まらない状態での問題
13.8 高性能コンクリートの硬化後の問題
13.9 高性能コンクリートの耐久性
13.10 高性能コンクリートの将来
13.11 軽量コンクリート
13.12 軽量骨材
13.13 軽量骨材コンクリート
13.14 軽量骨材コンクリートの強度
13.15 軽量骨材コンクリートの弾性特性
13.16 軽量骨材コンクリートの耐久性
13.17 軽量骨材コンクリートの熱的性質
13.18 気泡コンクリート
13.19 砂なしコンクリート
13.20 釘打ち用コンクリート
13.21 特殊コンクリートに関する所見

第14章 コンクリートの配合割合の選択(配合設計)
14.1 経費への考慮
14.2 仕様書
14.3 配合選択の手順
14.4 平均強度と最低強度
14.5 品質管理
14.6 配合割合の選択で支配的となる因子
14.7 配合割合と1バッチの量
14.8 標準粒度を得るための骨材の混合
14.9 アメリカ方式による配合割合の選択
14.10 高性能コンクリートの配合の選択
14.11 軽量骨材コンクリートの配合の選択
14.12 イギリス方式による配合の選択(配合設計)
14.13 その他の方式による配合の選択
14.14 むすび
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