gihodo shuppan
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書籍詳細
 
非破壊試験を用いた土木コンクリート構造物の健全度診断マニュアル
土木研究所・日本構造物診断技術協会編著
A5・234頁 / 4840円
発行年月日 : 2003年10月
ISBN : 4-7655-1658-X
 

内容紹介
非破壊試験による点検・調査方法を標準化するとともに,広範な普及をはかるべくまとめられた書.10年以上にわたり共同研究を重ねてきた土木研究所と日本構造物診断技術協会では,1994年に共同研究報告書「コンクリート構造物の非破壊検査マニュアル」,1998年に同じく「コンクリート構造物の健全度診断マニュアル(案)」を作成したが,本書は,それらおよびその後の研究成果に基づき,最新知見を盛り込むとともに,維持管理の現場における利便性に配慮して解説されている.
 
目次
I.総則
1.適用範囲
2.対象とする劣化
3.健全度診断のフロー
3.1 一般
3.2 定期点検
3.3 詳細調査
3.4 定期点検・詳細調査の実施フロー
4.用語の説明
5.点検・調査結果の記録と活用
5.1 点検・調査結果の記録
5.2 記録の保存
5.3 記録の活用
5.4 補修・補強に関する記録と保存

II.定期点検
1.一般
2.定期点検項目
2.1 点検項目および点検間隔
2.2 点検位置と点検数量
3.健全度の総合評価
3.1 定期点検の評価項目
3.2 各評価項目の評価方法
3.3 総合評価
4.定期点検方法
4.1 コンクリート表面の変状
調査方法の選定/目視調査/打音調査/サーモグラフィー法による浮き・剥離箇所の調査/超音波法によるひび割れ深さの調査/その他の調査方法
4.2 鋼材の腐食状況
測定方法/判定方法
4.3 塩化物イオン
試験方法/判定方法/予測方法
4.4 中性化深さ
測定方法/判定方法/予測方法
4.5 鉄筋位置およびかぶり
測定方法/判定方法
4.6 コンクリートの品質
対象とするコンクリートの品質/反発度法によるコンクリート強度推定/小径コアを用いた圧縮強度試験/超音波伝搬速度

III.詳細調査
1.詳細調査の概要
1.1 一般
1.2 調査箇所
2.予備調査
2.1 一般
2.2 予備調査方法
資料調査/詳細目視調査
3.劣化原因の推定
3.1 推定方法
3.2 劣化原因の特徴と推定
塩害/中性化/アルカリ骨材反応/凍害/その他
4.劣化原因と詳細試験調査項目
4.1 詳細調査項目の選定
4.2 詳細試験調査方法
はつり調査/自然電位法による鋼材腐食状況の調査/塩化物イオンの試験/中性化深さの測定/鉄筋位置およびかぶりの測定/圧縮強度および静弾性係数の測定/アルカリ骨材反応関連試験/凍害関連試験
5.健全度の総合評価
5.1 詳細調査の評価項目
5.2 構造物の現状に関する評価
5.3 劣化原因ごとの劣化の程度に関する評価
5.4 総合評価

付属資料
付属資料−1 本マニュアルのポイント
付属資料−2 電磁誘導法・電磁波反射法によるコンクリート構造物の鉄筋位置およびかぶり測定手順(案)
総則/構造物の概要調査/測定個所の選定・測定数量の設定/測定方法の選定/鉄筋位置およびかぶりの測定/結果の記録と保存/付録:電磁誘導法および電磁波反射法の原理と特徴
付属資料−3 コンクリート中の鋼材の自然電位測定方法に関する検討
実験の目的/試験条件/結果と考察/まとめ
付属資料−4 鉄筋の腐食状態と自然電位の敷居値について
供試体寸法と電位測定結果/自然電位測定結果/鉄筋腐食状況およびコンクリート表面のひび割れ状態 検査結果/腐食性評価と検証結果
付属資料−5 反発度法を用いたコンクリート強度の推定について
測定装置の個体差について/低反発度型アンビルについて/コンクリートの材齢について/反発度と強度の関係
付属資料−6 構造物の点検・調査実施例
概要/調査項目の概要/調査結果の概要/健全度診断の例
付属資料−7 各種調査に必要な時間について
付属資料−8 試料の採取が限られた場合の調査方法について
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