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藤原忠司・張英華著 |
A5・216頁 / 3080円 発行年月日 : 2003年10月 ISBN : 4-7655-1657-1 |
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正誤表 1 |
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鉄筋コンクリート工学の独習向き入門書.応用力を身につけるには,まず基本をしっかりと理解することが必要である.本書は,鉄筋コンクリート工学における基本,基礎的な事項について,独習でも理解できるよう,くどいぐらいに文章を連ねて,ていねいに解説する書である.もちろん,数式の展開についても,極力省略を避けている.
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1 橋桁の設計 1.1 橋の形式・材料の決定 橋の形式/桁橋/橋の材料/橋の寸法 1.2 断面の仮定と断面計算 断面の重要性/仮定する断面の形状と寸法/断面計算 1.3 設計の手順 手順/構造細目
2 鉄筋コンクリート小史 2.1 鉄筋コンクリート漫歩 歴史概観/我が国初の鉄筋コンクリート橋/仁王像 2.2 鉄筋コンクリートの歴史 鉄筋コンクリートの原型/原理/確立 2.3 プレストレストコンクリートの歴史 プレストレストコンクリート漫歩/原理/確立/我が国のプレストレストコンクリート 2.4 本書のねらい
3 コンクリートおよび鉄筋の性質 3.1 コンクリートの強度 圧縮試験/応力/強度/設計基準強度/配合強度/特性値 3.2 コンクリートの応力−ひずみ関係 応力とひずみ/応力−ひずみ関係/弾性係数 3.3 鉄筋 種類/断面積/応力−ひずみ関係/強度
4 コンクリートと鉄筋の組合せ 4.1 鉄筋の働き コンクリートと鉄筋との比較/好ましい壊れ方 4.2 鉄筋コンクリートの成立理由 付着/防錆/温度応力/コンクリートと鉄筋の相性
5 荷重の設定 5.1 考慮する荷重 設計荷重/桁で考慮する荷重 5.2 自動車荷重 自動車荷重の取扱い/床版と横桁/床版への自動車荷重/主桁への自動車荷重/衝撃荷重 5.3 群衆荷重 5.4 自重 5.5 荷重分配 5.6 本設計例で考慮する荷重
6 設計方法 6.1 構造解析 構造設計/軸力/ねじりモーメント/曲げモーメント/せん断力 6.2 曲げを受ける桁 設計法の種類/曲げを受ける弾性体の桁/曲げを受ける鉄筋コンクリートの桁 6.3 許容応力度設計法 手順/許容応力度の設定/許容応力度設計法の特質 6.4 限界状態設計法 限界状態/部分安全係数
7 終局限界状態における曲げの検討 7.1 設計断面力 断面破壊の検討手順/荷重の特性値/設計荷重/設計断面力 7.2 設計断面耐力 材料の設計強度/設計断面耐力 7.3 安全性の照査 照査/許容応力度設計法との相違 7.4 曲げ耐力 検討する応力状態/応力状態確定のための仮定/設計に用いる応力−ひずみ関係/確定した応力状態/応力状態の単純化/等価応力ブロック/曲げ耐力/釣合鉄筋比 7.5 本設計例における曲げ耐力の検討 設計条件/設計曲げモーメント/鉄筋配置/設計曲げ耐力および安全性の照査/断面の変更/鉄筋量の仮定/T形断面の特質
8 終局限界状態におけるせん断の検討 8.1 せん断に着目する理由 せん断応力/斜め引張応力/鉄筋コンクリートのせん断破壊 8.2 部材自体のせん断耐力 せん断に対する検討の仕方/斜めひび割れ発生時のせん断抵抗/せん断抵抗の機構 8.3 せん断補強鉄筋によるせん断耐力 せん断補強鉄筋/トラスモデル/せん断補強鉄筋によるせん断耐力 8.4 せん断に関連して留意すべき事項 ウェブ圧壊に対するせん断耐力/モーメントシフト 8.5 本設計例におけるせん断耐力の検討 設計条件/設計せん断力/設計せん断耐力/ウェブ圧壊に対する安全性の検討/折曲鉄筋の折曲げ位置での安全性の検討
9 使用限界状態におけるひび割れの検討 9.1 鉄筋コンクリートのひび割れ ひび割れの種類/設計で考慮するひび割れ 9.2 応力の算定 ひび割れの検討方法/応力算定上の仮定/換算断面/応力の算出 9.3 許容ひび割れ幅 対象とするひび割れ幅/許容ひび割れ幅 9.4 ひび割れ幅の算定 両引き試験/ひび割れの定常状態/ひび割れ幅の算定/設計用のひび割れ幅 9.5 本設計例におけるひび割れの検討 設計条件/鉄筋の応力/予測されるひび割れ幅と許容ひび割れ幅/ひび割れ幅の照査
10 疲労限界状態の検討 10.1 疲労強度 疲労破壊/コンクリートの疲労強度/鉄筋の疲労強度 10.2 曲げ疲労の検討 引張鉄筋の疲労破断に対する検討/コンクリートの圧縮疲労破壊に対する検討 10.3 せん断疲労の検討 せん断補強鉄筋のない部材のせん断疲労耐力/せん断補強鉄筋のせん断疲労に対する検討 10.4 本設計例における疲労の検討 設計条件/曲げ疲労に対する検討/せん断疲労に対する検討/仮定した断面の妥当性
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