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書籍詳細
 
それは足からはじまった
−モビリティの科学−
家田仁編集代表/東京大学交通ラボ著
A5・432頁 / 3520円
発行年月日 : 2000年6月
ISBN : 4-7655-1610-5
 

内容紹介
【美本ございません】
人間は「交流する動物」であり,人間の歴史はまさに交流の歴史といってよい.その交流のしやすさの善し悪しが「モビリティ」であり,それは「交通システム」に規定される.本書は,「なぜ?」に力点をおいて,物理科学的視点,人間科学・社会科学的視点の双方から,モビリティを考察する読み物である.東大教養学部「人間社会と交通システム」の講義テキストでもある.
 
目次
[第1部 ものから捉えた交通]
第1章 推進力を得るしくみ
1.1 エネルギー消費と速度の関係
1.2 レシプロエンジンのしくみ
1.3 翼とプロペラ
1.4 レシプロエンジンからジェットエンジンへ
1.5 電気モータのしくみ
第2章 抵抗を減らす・抵抗を生かす
2.1 空気抵抗との戦い
2.2 大きさと抵抗の関係
2.3 転がり摩擦の力学
2.4 潤滑のメカニズム
第3章 ビークルの運動
3.1 乗り心地を決めるサスペンション
3.2 走行路の機能と破壊モード
3.3 磁気浮上のサスペンション
3.4 乗り物はなぜ曲がるか
3.5 航空機の姿勢安定
3.6 鉄道車両の旋回
3.7 運動の最適制御
3.8 遅い運動と速い運動
第4章 交通システムを計画しうまく動かす方法
4.1 交通システムの容量はどう決まるのか
4.2 自動車交通流の信号制御
4.3 交通ネットワークの計画と制御
4.4 列車群運行計画の最適化
4.5 ITSと情報通信技術
第5章 モビリティと環境保全技術
5.1 交通における環境問題
5.2 エコカーの効果と限界
5.3 電気自動車の将来性
5.4 夢のクルマになるか、燃料電池自動車
5.5 音響技術と騒音対策
[第2部 人と社会から捉えた交通]
第6章 人間行動のメカニズムと交通
6.1 自然渋滞の発生メカニズム
6.2 視覚心理と交通施設の設計
6.3 人間行動の調査と交通計画
6.4 合理的な人間行動をモデル化する
第7章 安全・安心なシステム設計
7.1 交通安全と自動車のマンマシン系
7.2 運転シミュレータの技術
7.3 安全と安心を設計する
7.4 交通のバリアフリー技術
7.5 道路の設計と交通安全
7.6 保険システムによる総合的安全性の向上
第8章 交通と社会のインタラクション
8.1 交通と立地の相互作用とそのメカニズム
8.2 都市の姿と交通の姿
8.3 交通政策のスペクトラムと交通需要マネジメント
8.4 競争と共同のメカニズム
8.5 交通と市民のかかわり合い
第9章 交通プロジェクトを評価する
9.1 交通施設整備の経済効果を推計する
9.2 外部効果を測る
9.3 交通プロジェクトの評価における公平性の視点
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