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書籍詳細
 
コンクリート工学
−微視構造と材料特性−
P.K.Mehta・P.J.M.Monteiro著/田澤榮一・佐伯昇監訳
A5・406頁 / 5060円
発行年月日 : 1998年10月
ISBN : 978-4-7655-1595-5
 

内容紹介
コンクリートはきわめて複雑な材料であり,解析的に扱うことがなかなか難しい.本書は,まず,硬化コンクリートの微視構造と材料特性との関連について,実験や観測結果などに基づいて詳しく解説して,材料としてのコンクリートへの理解を充分に深めた後に,材料や配合,製造といった解説にすすみ,さらにコンクリートの将来も展望する,特色あるテキストである.すでに3か国語に翻訳され,好評を博している.
 
目次
1.序説
構造材料とコンクリート/現代コンクリートの成分/コンクリートの種類/硬化コンクリートの性質とその重要性/測度の単位
2.コンクリートの構造
定義/重要性/複雑さ/骨材相の構造/水和セメントペーストの構造/コンクリートの遷移帯

3.強度
定義/重要性/強度と空隙率の関係/コンクリートの破壊モード/圧縮強度とその影響要因/各種応力状態におけるコンクリートの挙動

4.寸法安定性
変形の種類とそれらの重要性/弾性挙動/乾燥収縮とクリープ/温度収縮/コンクリートの熱的性質/伸び能力とひび割れ

5.耐久性
定義/重要性/一般的事項/劣化媒体としての水/浸透性/コンクリート劣化原因の分類/表面摩耗による劣化/空隙中で起こる塩類の結晶化によるひび割れ/凍結作用による劣化/火炎による劣化/化学反応による劣化/膨張性生成物の形成を伴う反応/硫酸塩侵食/アルカリ骨材反応/結晶質MgO,CaOの水和/コンクリート中の鉄筋の腐食/海水中のコンクリート

6.水硬性セメント
水硬性および非水硬性セメント/ポルトランドセメント/ポルトランドセメントの水和/水和熱/凝結・硬化過程の物理的側面/強度と水和熱に及ぼすセメント特性の影響/ポルトランドセメントの種類/特殊な水硬性セメント

7.骨材
重要性/分類と名称/天然の鉱物質骨材/軽量骨材/重量骨材/高炉スラグ骨材/フライアッシュからの骨材/再生コンクリートおよび都市廃棄物からの骨材/骨材の生産/骨材の性質とその重要性/骨材特性の試験方法

8.混和材料
重要性/用語・規格・および分類/表面活性化合物/凝結制御用化合物/鉱物質混和材/結言

9.コンクリートの配合
重要性と目的/一般的な考慮事項/手法/計算例/付録:設計基準強度から平均配合圧縮強度を決定する方法

10.初期材齢のコンクリート
定義と重要性/計量・練混ぜ・運搬/打込み・締固め・仕上げ/コンクリートの養生と型枠の取り外し/ワーカビリティー/スランプの低下/材料分離とブリーディング/初期の体積変化/凝結時間/コンクリートの温度/コンクリート品質試験と品質管理/コンクリートの初期ひび割れ/結言

11.コンクリートの将来
構造材料としての将来/将来のコンクリート供給/鋼構造物に比較してコンクリート構造物の有利性/高性能コンクリート製造法/むすび
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