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書籍詳細
 
橋の景観デザインを考える
篠原修・鋼橋技術研究会編
B6・212頁 / 2420円
発行年月日 : 1994年6月
ISBN : 4-7655-1551-6
 

内容紹介
橋の景観デザインに求められるものは,「建設される地域に見合った使いやすく美しい橋を,エンジニアの発想と現代の最高の技術を活用して建設することであり,さらにはその積み重ねにより上質の環境のストックを後世に伝えること」という考え方に基づき,デザイン的な見地から橋の魅力を探ろうとした書.景観デザインの考え方と評価,構造デザインとディテール,デザインをめぐる環境,修景の考え方,橋のデザイナー,といった観点から30のテーマを選び,Q&A形式でやさしく解説している.
 
目次
第1章 橋の景観デザインにも求められるもの

第2章 景観デザインの考え方と評価
なぜ美しい橋が少ないのでしょう/これからの橋には何が求められるのでしょう/景観デザインを行うとき常に考えておくことは何ですか/景観デザインはどんな橋に実施すればよいのですか/橋のデザイン寿命はどのくらいですか/橋に地域の特徴を表現したい場合の手法や留意点を教えて下さい/地域の人々とデザインとのかかわり方はどうあるべきでしょう/景観デザインの評価はだれがどのように行うのですか/景観デザインの成果についてだれがどのように責任をもつのですか

第3章 構造デザインとディテール
橋の設計時に考慮すべき要素は何ですか/高架橋のデザインではどこに着目すればよいのでしょう/鋼橋の魅力って何でしょう/デザインから見て鋼橋のテクスチャーはどうですか/日本で見られない海外のディテールを教えて下さい/鋼橋とコンクリート橋のディテールの差はどこにあるのでしょう/最近の鋼橋のディテールの特徴は何ですか/橋面デザインのポイントはどこにありますか/色彩計画のポイントはどこにありますか

第4章 デザインをめぐる環境
デザインと維持管理の接点はどこにありますか/経済性・施工性とデザインのバランスをどう考えればよいのでしょう/製作・架設・維持補修とデザインをめぐる最近の動きを見てみましょう/現在の発注・設計・施工システムのどこを改善すべきですか/施工者にとって望ましい景観デザインのシステムとはどんなものですか

第5章 修景の考え方
どんな場合に橋の修景が実施されるのですか/修景設計の望ましい姿はどうあるべきでしょう

第6章 橋のデザイナー
土木屋に橋のデザインができるのでしょうか/橋のデザイナーになるための条件は何ですか/どうしたらデザインセンスを磨けますか/デザインの議論で話題になる建築と土木の相違点は何ですか/橋のデザインは芸術になりうるのでしょうか

第7章 座談会:橋の魅力とデザインをめぐって
好きな橋,橋との出会い/simplicity/機能主義/装飾の是非/構造の冒険/日本らしさ/設計体制と発注体制
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