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國松孝男・菅原正孝編著 |
A5・274頁 / 3300円 発行年月日 : 1988年3月 ISBN : 4-7655-1479-X |
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【美本ございません】 今後の水環境はその水質の保全,改良が大きな要求テーマとし位置づけられている.本書では,工学,農学,経済の要因を踏まえ,その在り方に言及した. 【主要目次】1.水環境の変遷とその要因(都市化と水環境/水環境の現状と課題/都市の水循環の現状と課題) 2.水環境の再生の方法と課題(水環境再生の構図と条件/水環境再生の施策と方法) 3.水土の技術:その基礎と応用(土壌の科学/雨水の地下浸透による流出抑制/土壌による浄化/地下水のかん養と保全) 4.水土の技術:その新展開
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都市の水環境の創造
第1章 水環境の変遷とその要因
1.都市化と水環境 1.1 都市化の功罪 1.1.1 都市文化とは 1.1.2 都市文化の類型 1.2 都市環境としての水文化 1.2.1 社会資本の整備 1.2.2 都市の水環境の特徴 1.2.3 水文化の役割 1.3 都市化と水環境の変化 1.3.1 都市環境要素と水機能 1.3.2 都市規模と水環境の変化 2.水環境の現状と課題 2.1 都市の水循環 2.1.1 概要 2.1.2 都市の水 2.1.3 都市の水供給 2.1.4 都市の水の排水 2.1.5 課題 2.2 河川の荒廃と変貌 2.2.1 治水の変遷 2.2.2 都市河川荒廃の原因 2.2.3 新しい動きと展望 2.3 地下水の枯渇と汚染 2.3.1 地下水とのかかわり方 2.3.2 地下水利用の現状 2.3.3 地盤沈下とその対策 2.3.4 地下水の有害化学物質による汚染の進行 2.3.5 地下水の活用管理 2.4 海域汚染 2.4.1 汚染の現況 2.4.2 保全対策 3.都市の水循環の現状と課題 3.4 水循環と下水道 3.4.1 下水道整備の現状 3.1.2 下水道による雨水排除 3.2下水道による浸水対策 3.2.1 ハードとソフト対応 3.2.2 基本的な浸水対策 3.2.3 局地的な対策 3.2.4 雨水流出抑制 3.2.5 レーダー雨量情報システム 3.2.6 大規模雨水専用幹線のネットワーク化 3.3 水質保全──合流式下水道の改善 3.3.1 合流式下水道の問題点 3.3.2 雨天時越流負荷量の削減レベル 3.3.3 流出雨水量と負荷量のシミュレーション 3.3.4 合流式下水道の改善対策 3.4 今後の課題 3.4.1 総合治水計画の策定 3.4.2 老朽化対策 3.5 まとめ
第2章 水環境の再生の方法と課題
1.水環境再生の構図と条件 1.1 開発と環境の調和 1.1.1 「地球白書」からの警告 1.1.2 ロー・テクノロジーへの転換 1.2 水環境再生の構図 1.2.1 水システムの限界 1.2.2 水環境再生のアプローチ 1.3 水環境再生の条件 1.3.1 資源利用と環境保全の調和 1.3.2 水環境再生への挑戦 2.水環境再生の施策と方法 2.1 アメニティタウン 2.1.1 アメニティとは 2.1.2 アメニティタウン計画の実際──大津市の事例 2.1.3 アメニティと水辺環境 2.2 親水河川 2.2.1 親水ということ 2.2.2 親水河川計画の留意点 2.2.3 親水文化の確立へ 2.3 下水道とアメニティ 2.3.1 下水道とアメニティのかかわり 2.3.2 水環境の再生とアメニティ形成への取組み 2.3.3 今後の課題 2.4 人工海浜──大阪の事例 2.4.4 背景ならびに概要 2.4.2 浄水計画と水質管理
第3章 水土の技術−その基礎と応用−
1.土壌の科学 1.1 土壌の物理と浸透 1.1.1 土壌滋3 1.1.2 土の空間的構成 1.1.3 土の水分保水性 1.1.4 土中の水分の移動 1.1.5 土中の空気の移動 1.2 土壌の化学と浄化 1.2.1 粘土と腐植 1.2.2 吸着による浄化 1.2.3 不溶化・固定による浄化 1.3 土壌微生物による浄化 1.3.1 有機物の合成・分解 1.3.2 有機物の浄化 1.3.3 窒素の浄化 1.3.4 合成高分子の浄化 1.4 動植物による浄化 1.4.1 動物 1.4.2 植物 1.5 土壌生態系の浄化容量 1.5.1 土壌の浄化容量 1.5.2 高等植物による浄化容量 2.雨水の地下浸透による流出抑制 2.1 透水性舗装 2.1.1 透水性舗装導入のきっかけ 2.1.2 透水性舗装の考え方 2.1.3 透水性舗装の透水係数の変化 2.1.4 透水性舗装の改良 2.1.5 浸透基盤の実験例 2.1.6 集水管付き浸透基盤の水収支モデル 2.2 雨水浸透トレンチ 2.2.1 雨水浸透トレンチ工法の経緯 2.2.2 トレンチ工法の基本構造と原理 2.2.3 浸透能の測定 2.2.4 浸透トレンチの流出抑制効果 2.2.5 施設建設費 2.2.6 これからの雨水浸透工法 3.土壌による浄化 3.1 土壌トレンチによる浄 3.1.1 従来のトレンチ 3.1.2 土壌式トレンチによる汚水処理 3.1.3 土壌式トレンチの基礎技術 3.1.4 事例研究 3.2 緑地灌漑による汚水の浄化 3.2.1 緑地灌漑法の基礎 3.2.2 事例 3.3 農地還元による汚水の浄化 3.3.1 水田への処理水の還元・再利用の基礎 3.3.2 事例 3.4 土壌による脱臭法 3.4.1 土壌脱臭の背景 3.4.2 土壌脱臭の原理 3.4.3 施設の概要 3.4.4 事例 3.5 土壌を活用した汚水処理法 3.5.1 小規模汚水処理の背景 3.5.2 土壌式汚水処理の原理 3.5.3 土壌式汚水処理の施設 3.5.4 設計諸元 3.5.5 事業・制度 4.地下水の涵養と保全 4.1 地下水の涵養と利用 4.1.1地下水と水循環 4.1.2 地下ダムと地下貯水池 4.1.3 河川水と地下水の連結利用 4.1.4 雨水浸透による地下水保全の提案 4.2 地下水汚染の防止技術 4.2.1 汚染の発生源 4.2.2 汚染の防止法 4.2.3 汚染防止技術
第4章 水土の技術−その新展開−
1.都市の水環境と水土の技術 2.技術的課題と方向 2.1 雨水処理 2.2 水質改善 3.都市の水環境再生の課題
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