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室田明編著 |
A5・324頁 / 3520円 発行年月日 : 1986年9月 ISBN : 4-7655-1471-4 |
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気象学・水文学から始まって河川形態学,河川水理学,統計学,治水・利水工学,河川構造物の設計・施工,河川の維持管理と非常に広範囲の分野からなる河川工学を,斬新な内容によって,総合的に新しく体系化したテキスト. 【主要目次】河川と流域/河川調査/降水と流出/河川流と輸送/河道/治水/利水/河川構造物
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河川工学
第1章 河川と流域
1.1 河川 1.1.1 河川とは 1.1.2 河川と地下水の相互涵養 1.1.3 河川工学の内容 1.2 流域 1.1.1 証基準点と流域 1.2.2 流出過程における変換系としての流域 斜面流出系と河道網流出系/洪水到達時間/河道網則 1.2.3 流域における土砂の生産と輸送 豪雨による斜面崩壊と土砂生産量/地面浸食/土石流 1.2.4 流域の人為的改変と流出の変化 1.3 流況 1.3.1 河状(流況)係数と流況曲線 1.3.2 流量時系列
第2章 河川調査
2.1 流域調査 2.1.1 目的と意義 2.1.2 流域調査のフロー 2.1.3 流域情報の整理 自然的要素/社会的要素/データベース 2.2 水文量調査 2.2.1 目的と意義 2.2.2 降水量調査 観測所の配置/観測方法 2.2.3 水位調査 観測所の配置/観測方法/資料整理 2.2.4流量調査 観測方法/資料整理 2.2.5 テレメーター観測 2.3 河道調査 2.3.1 目的と意義 2.3.2 河床変動 経年的な河床変動調査/洪水時河床変動調査 2.3.3 生産土砂・流送土砂調査 生産土砂調査/流送土砂調査 2.4 地下水調査 2.4.1 目的と意義 2.4.2 地形,地質と帯水層,地下水文区の調査 2.4.3 地下水の計測の観測 2.4.4 調査結果の評価 2.5 水質調査 2.5.1 目的と意義 2.5.2 降水の水質 2.5.3 河川の水質 2.5.4 湖沼の水質 2.5.5 地下水の氷質
第3章 降水と流出
3.1 水循環 3.1.1 地球規模の水循環 3.1.2 日本の降水量,蒸発量と水収支 3.2 水文気象 3.2.1 大気現象の規模と寿命 3.2.2 降水の種類と原因 3.2.3 豪雨の特徴と構造 豪雨の特徴/豪雨の構造 3.3 降雨の地域的の時間的分布 3.3.1 世界と日本の各時間帯雨量の極値 3.3.2 雨量,面積,継続時間の関係 雨量と継続時間の関係/雨量と面積の関係/雨量,面積,継続時間の関係/降雨強度と継続時間の関係 3.3.3 流域平均雨量の算定法 算術平均法/Thiessen法/等雨量線法 3.4 流出現象 3.4.1 流出過程 3.4.2 降雨遮断 3.4.3 蒸発散 3.4.4 浸透 3.4.5 流出成分 3.5 流出解析 3.5.1 流出過程のモデル化 3.5.2 ハイドログラフと流出成分の分離 3.5.3 有効雨量と損失雨量 3.5.4 流出モデル 単位図法/貯留関数法/タンクモデル/kinematic wave法/合理式
第4章 河川流と輸送
4.1 開水路流れ 4.1.1 一次元解析 4.1.2 流れの分頻 4.1.3 等流 4.1.4 不等流 基礎方程式/不等流計算/複断面水路の流れ 4.2 物質輸送 4.2.1 移流と拡散 時間平均操作と乱流拡散係数/断面平均操作と分散係数 4.2.2 分散係数 二次元開水路における分散/河川における分散/断面形状,流れ平均量との関連性 4.3 洪水流 4.3.1 開水路の波 4.3.2 洪水流の基礎方程式 4.3.3 洪水の伝播特性 kmemat1c waveモデル/dffusion ana1ogモデル/dynamic waveモデル 4.3.4 洪水追跡 水理学的追跡法/水文学的追跡法 4.4 土砂輸送 4.4.1 輸送形態と移動形式 4.4.2 移動限界 流体力による限界の設定/河床せん断力による限界の設定/乱れ変動量による限界の設定 4.4.3 掃流砂量 4.4.4 浮遊砂量 4.5 貯水池の水理現象 4.5.1 貯水池の密度構造 4.5.2 貯水池内の流動形態 流入水の潜り込み/池内への流入水の貫入/躍層面での分岐現象/取水流動/鉛直混合現象/その他の現象 4.6 河口域の水理現象 4.6.1 鉛直混合の形態分類 4.6.2 弱混合型河口密度流 基礎方程式/密度界面における抵抗則と連行則 4.6.3 強混合型河口密度流 基礎方程式/発生・消滅項 4.6.4 河口流出 河口の水理条件/河川水の拡がり
第5章 河 道
5.1 河川の輪廻と縦断形状 5.2 河川の平面形状 5.3 河床形態 5.3.1 河床波 砂漣/砂堆/平坦河床/反砂堆 5.3.2 河床波の水理特性 5.4 河床変動 5.4.1 巨視的河床変動 5.4.2 貯水池の堆砂 5.5 移動床水路の抵抗則
第6章 治 永
6.1 治水を歴史的に考える 6.1.1 治水工法の歴史的変遷 6.1.2 治水計画対象氷文量の歴史的変遷 6.1.3 治水計画策定手法の歴史的変遷 6.2 計画降雨 6.2.1 計画降雨の決定法 降雨量と計画の規模/降雨量の時間分布,地域分布 6.2.2 確率評価の手法 リターンピリオド/確率氷文量の算定法 6.3 基本高氷と計画高水 6.3.1 通常の河道区間と感湖区間での計画高水位 6.3.2 疎通施設と貯留施設の機能分担 6.4 治水対策 6.4.1 疎通施設 水深hの増加策/河幅Bの増加策/組度係数の減小/河床勾配の増加 6.4.2 貯留施設 河道貯水池/河道外貯水池およびその他の流域貯留 6.5 氾濫災害と水防 6.5.1 氾濫災害の原因 6.5.2 水防組織と水防活動 水防の意義と水防法制の沿革/「水防法」にもとづく水防活動 6.5.3 河川の維持・管理 河川の維持/河川の管理 6.6 都市河川と河口の治水 6.6.1 都市河川の河道・流域の特性 6.6.2 都市河川の災害の特性と治水対策
第7章 利 水
7.1 概 説 7.1.1 利水計画の枠組 7.1.2 水資源開発の段階 7.2 利水の展開 7.3 利水に関する諸指標とその現況 7.3.1 水資源開発 水資源開発の水準/水資源開発の効率 7.3.2 水利用の現況 7.3.3 利水安全度と渇水被害 7.4 利水計画 7.4.1 利水計画の基本 7.4.2 水需要量の予測 水需要予測の手順/原単位法/システムダイナミックスによる方法 7.4.3 開発水量の算定 7.4.4 水資源開発基本計画 7.4.5 ダムの容量配分と費用振り分け 7.5 渇水時の水管理 7.5.1 渇水時の水利調整と貯水池運用 7.5.2 渇水被害の評価 7.6 水資源の総合管理と高度利用 7.6.1 総合管理計画 7.6.2 水の高度利用 7.7 地下水資源とその利用 7.7.1 地下水資源の利用経緯と地下水文 利用の経緯/わが国の地下水盆と涵養 7.7.2 地下水障害 7.7.3 地下水の適正利用
第8章 河川構造物
8.1 概 説 8.2 堤 防 8.2.1 堤防の種類と機能 8.2.2 堤防の法線 法線の方向/法線の間隔 8.2.3 堤防の材料 8.2.4 堤防の横断形状 天端/余裕高/のり面/小股 8.2.5 堤防断面の設計 堤体の透水性の検討/のり面の安定性の検討/堤防基礎の浸透 8.2.6 堤防の施工 8.3 護岸,根固め,水制 8.3.1 護 岸 8.3.2 水 制 水制の種類とその効用/水制の配置 8.4 落差工と床止め工 8.4.1 落差工 8.4.2 床止め工 8.5 利水施設 8.5.1 樋門,樋管 8.5.2 水門 8.5.3 堰,頭首工 8.5.4 ダム コンクリートダム/フィルダム 8.6 バイパストンネル 8.7 水理模型実験における相似則
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