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書籍詳細
 
土木景観計画
篠原修著
A5・326頁 / 5280円
発行年月日 : 1982年8月
ISBN : 978-4-7655-1159-9
 

内容紹介
国土と都市の基盤形成を担う土木事業がわが国の景観の骨格を決さだめる作業であることから,その計画,設計作業に携わる現場技術者を対象に,景観に関する基本的な考え方と景観計画に必要な基礎知識を解説した景観工学初めての教科書.図,写真の多用,事例紹介,構成の工夫によって,全体像をバランスよく理解できるよう記述.
【主要目次】概説/景観の工学的把握/景観分析の基礎知識/景観計画の方法/水辺の景観/道の景観/構造物の景観
 
目次
新体系土木工学59 土木景観計画

第1章 概 説

1.1 土木・景観・計画
1.1.1 景観
1.1.2 土木景観
1.1.3 景観計画
1.1.4 土木景観計画
1.2 景観計画の意義
1.2.1 景観の価値
1.2.2 景観計画の目的
1.2.3 景観計画の役割
1.2.4 景観計画の要件

景観計画の基礎

第2章 景観の工学的把握

2.1 景観の成立とさまざまな捉え方
2.1.1 景観の捉え方〔I〕──景観の現象的分類
2.1.2 景観の捉え方〔II〕──諸分野における景観概念
2.2 景観把握モデル
2.2.1 モデル化の意義
2.2.2 景観把握モデル
2.2.3 景観把握モデルと景観デザイン(計画・設計)
2.3 土木景観の把握
2.3.1 把握モデルによる土木景観の把握
2.3.2 土木施設の景観的特徴
2.4 景観現象と把握法の整理
2.4.1 把握モデルによる場,シークエンス景観の把握
2.4.2 既存景観概念の整理

第3章 景観分析の基礎知識

3.1 人間の視知覚特性
3.1.1 視野
3.1.2 視力
3.1.3 MTF(視覚系の空間周波数特性)
3.2 対象の視覚属性
3.2.1 大きさ(規模,サイズ)
3.2.2 形(形状,形態)
3.2.3 色彩と肌理
3.3 視点と対象の関係
3.3.1 視距離と見えの大きさ(対象の見込角)
3.3.2 仰角と俯角(視点と対象の上下関係)
3.3.3 視線入射角
3.4 対象相互の関係
3.4.1 図と地
3.4.2 図の相互作用〔I〕──群化
3.4.3 図の相互作用〔II〕──錯視
3.4.4 図の相互作用〔III〕──奥行
3.5 景観のタイプ
3.5.1 タイプ分析の役割
3.5.2 視点を含んだ景観タイプ
3.5.3 視点を含まない景観タイプ
3.6 変動要因
3.6.1 視程
3.6.2 天候,時刻,季節
3.6.3 添景

第4章 景観計画の方法

4.1 景観計画の考え方
4.1.1 景観の計画と設計
4.1.2 計画主体と目標設定
4.1.3 計画の要素と方法
4.1.4 景観計画の用語
4.2 景観計画の作業内容
4.2.1 決定事項
4.2.2 ゾーニング
4.2.3 配置
4.2.4 型式選択と形態決定
4.2.5 プロセスの組立
4.3 計画対象地と計画のハイアラーキ
4.3.1 計画地(区)域
4.3.2 計画のハイアラーキ
4.4 景観計画のプロセス
4.4.1 作業の基本単位
4.4.2 調査
4.4.3 分析
4.4.4 総合
4.5 機能計画との関係
4.5.4 立脚点の相違
4.5.2 景観計画の役割と自律性

景観計画の実際

第5章 水辺の景観

5.1 水の景観的役割
5.2 水辺デザインの伝統
5.2.1 日本庭園における水辺デザイン
5.2.2 実用性が生み出した水辺のデザイン
5.3 河川景観
5.3.1 多摩川における観察調査
5.3.2 太田川のイメージ調査とゾーニング
5.3.3 太田川の護岸設計
5.4 港湾景観
5.4.1 秋田湾開発の構想計画
5.4.2 高知新港の景観計画

第6章 道の景観

6.1 道の意味と役割
6.2 道空間の類型と伝統デザイン
6.2.1 参道
6.2.2 飛石
6.2.3 仲見世
6.3 道路景観
6.3.1 計画・設計プロセス
6.3.2 ペデ空間の景観的検討
6.4 街路景観
6.4.1 街路景観のタイプ分類と対高架構造物寛容度
6.4.2 街路景観の変遷把握

第7章 構造物の景観

7.1 橋梁景観
7.1.1 橋梁の景観的役割
7.1.2 橋梁景観デザインへの2つのアプローチ
7.1.3 橋梁の色彩計画
7.2 エネルギー施設の景観
7.2江 エネルギー施設の景観的特徴
7.2.2 送電鉄塔の景観対策

付表 景観関連研究分野一覧
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