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高分子表面加工学 |
−表面改質・加工・コーティング− |
岩森暁著 |
A5・150頁 / 2640円 発行年月日 : 2005年6月 ISBN : 4-7655-0395-X |
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【在庫ございません】 現代社会では,高分子材料は不可欠の材料であり,高分子材料の高機能化を目指した技術開発が活発に行われている。本書では,プラズマを利用した表面改質と加工技術,レーザを利用した表面改質技術,基板材料表面に異種材料の薄膜を形成する技術等について解説。 【主要目次】1.高分子材料/2.高分子の表面改質と密着性/3.高分子の表面改質技術/4.高分子の加工技術/5.高分子薄膜形成技術/6.高分子薄膜の力学特性/7.高分子フィルム上に形成した無機・金属薄膜/8.表面・界面分析技術,等
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第1章 高分子材料 1.1 汎用高分子材料 1.1.1 ポリエチレン(PE) 1.1.2 ポリプロピレン(PP) 1.1.3 ポリビニルアルコール(PVA) 1.1.4 エチレンビニルアルコール(EVOH) 1.1.5 ポリスチレン(PS) 1.1.6 ポリメチルメタクリレート(PMMA) 1.1.7 フッ素系樹脂 1.2 機能性高分子材料 1.2.1 ポリアミド 1.2.2 ポリエステル 1.2.3 ポリカーボネート(PC) 1.2.4 ポリサルホン(PSF)・ポリエーテルサルホン(PES) 1.2.5 ポリフェニレンサルファイド(PPS) 1.2.6 ポリアミドイミド(PAI) 1.2.7 ポリイミド(PI) 1.2.8 ポリエーテルエーテルケトン(PEEK) 1.2.9 液晶ポリマー(LCP) 1.3 熱硬化性樹脂 1.3.1 フェノール樹脂 1.3.2 エポキシ樹脂 1.3.3 ウレタン樹脂 1.3.4 不飽和ポリエステル 1.3.5 尿素樹脂・メラミン樹脂
第2章 高分子の表面改質と密着性 2.1 接着とは 2.2 アンカー効果 2.3 分散効果 2.4 ぬれ性および表面自由エネルギー 2.5 接着強度測定法 2.5.1 180度はく離法と90度はく離法 2.5.2 碁盤目テープ試験 2.5.3 引張試験 2.5.4 マイクロスクラッチ試験法とマイクロインデンテーション試験法
第3章 高分子の表面改質技術 3.1 プライマー処理 3.1.1 シランカップリング剤 3.1.2 チタネート系カップリング剤 3.2 グラフト重合 3.3 コロナ放電処理 3.4 プラズマ処理 3.4.1 真空プロセス 3.4.2 大気圧プロセス 3.5 レーザ処理 3.6 その他の技術 3.6.1 オゾン処理 3.6.2 火炎処理法
第4章 高分子の加工技術 4.1 湿式法によるエッチング 4.2 レーザエッチング 4.3 プラズマエッチング 4.3.1 高分子材料のプラズマエッチング (1)高分子材料 (2)エッチング装置 (3)エッチングガス 4.3.2 三フッ化窒素/酸素混合ガスプラズマによるポリイミドのエッチング (1)エッチングしたポリイミド表面の解析 (2)ポリイミドエッチングにおける排ガス分析 (3)エッチング機構の計算科学的解析
第5章 高分子薄膜形成技術 5.1 湿式法による薄膜形成 5.1.1 ロールコート 5.1.2 スプレーコート 5.1.3 ディップコート 5.1.4 スピンコート 5.2 真空蒸着法による薄膜形成 5.2.1 真空蒸着法 5.2.2 真空蒸着法により作製したポリフッ化炭素薄膜 (1)成膜装置と成膜特性 (2)ポリフッ化炭素薄膜の成膜 (3)ポリフッ化炭素薄膜の形態と組成 (4)ポリフッ化炭素薄膜の接触角と表面自由エネルギー 5.2.3 その他の真空蒸着膜 (1)ポリフッ化ビニリデン(PVDF)薄膜 (2)PVDFとPTFEの共蒸着膜 (3)ポリスチレン蒸着膜 (4)ポリエチレン蒸着膜 5.3 蒸着重合法による薄膜形成 5.3.1 ポリイミド蒸着重合膜 5.3.2 ポリアミド蒸着重合膜 5.3.3 ポリイミド−−ポリアミド共蒸着重合膜 5.3.4 ポリ尿素蒸着重合膜 5.4 イオン化蒸着重合による薄膜形成 5.4.1 ポリ尿素薄膜 5.4.2 アクリレート薄膜 5.4.3 疎水性高分子薄膜 5.5 高周波スパッタリングによる薄膜形成 5.5.1 モノマーをターゲットとして作製したポリイミド薄膜 5.5.2 ポリマーをターゲットとして作製したポリイミド薄膜 5.5.3 スパッタPTFE薄膜 5.6 プラズマ重合法
第6章 高分子薄膜の力学特性 6.1 薄膜の内部応力 6.1.1 内部応力の測定法 6.1.2 薄膜の内部応力 6.2 高分子薄膜の力学特性 6.2.1 薄膜の成膜温度と化学組成の関係 6.2.2 薄膜の力学特性 6.3 その他(薄膜の機械特性に及ぼす基板の硬度)
第7章 高分子フィルム上に形成した無機・金属薄膜 7.1 プラスチックフィルム上に形成した無機薄膜 7.1.1 PPフィルム上に透明無機薄膜層をコートしたフィルムの酸素透過率 7.1.2 PETフィルム上に透明無機薄膜層をコートしたフィルムの酸素透過率 (1)アルミニウム酸化膜 (2)シリコン酸化膜 (3)アルミニウム酸窒化膜 (4)シリコン窒化膜 (5)反応性スパッタリングにより形成したシリコン酸化膜 (6)反応性スパッタリングにより形成したシリコン酸窒化膜 7.2 ポリイミドフィルム上に形成したスパッタ金属薄膜 7.2.1 ポリイミドフィルム上に形成した銅薄膜 7.2.2 ポリイミドフィルムと銅薄膜の密着性 7.2.3 加熱による密着性低減に対する防止策
第8章 表面・界面分析技術 8.1 形態解析技術 8.1.1 走査型電子顕微鏡(Scanning Electron Microscope:SEM) 8.1.2 透過型電子顕微鏡(Transmission Electron Microscope:TEM) 8.1.3 原子間力顕微鏡(AFM) 8.1.4 光学干渉顕微鏡 8.2 組成分析技術 8.2.1 電子分光法 (1)XPS分析 (2)AES分析 8.2.2 二次イオン質量分析(SIMS) 8.2.3 ICP質量分析 8.2.4 電子線プローブマイクロアナライザー 8.2.5 蛍光X線分析 8.2.6 赤外分光法 8.3 その他の分析技術 8.3.1 X線構造解析 8.3.2 熱分析 (1)示差走査熱量分析(Differential Scanning Calorimetry:DSC) (2)昇温脱離法(Thermal Desorption Spectrometry:TDS)
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